コンベンションの歩き方
(旧題:コンベンションサバイバルガイド)

−登場人物−
マイン
日本生まれの日本育ちで生っ粋のイギリス人。母国語は日本語で、英語の成績は最悪に近いらしい(親との会話はどうしているのだろう?)。現在某大学に通う大学生。男。
波野
やはり大学生。マインに比べ、内輪でセッションをする事の方が多い。男。
伝子
某サークルの「もと」イメージキャラクター。現在はやはり大学に通う、かわいい(?)女の子。

さらに、話はアルティメイテッド(究極のヒーロー)へと進む


マイン なかなか強烈な話をしてやろう
波野 よ、よしこい(といって身構える)
マイン まずは、いわゆる『システムに詳しい奴』だ
波野 お前にしちゃ、まともだな
マイン 甘い。いいか、そいつは極めて優秀な頭脳を持っている上で、その能力をゲームシステムの解析に惜しげも無く費やしているんだ
波野 なんか凄い言い方だなぁ
マイン まぁ、そいつもゲームばっかりやってるわけじゃないんだがな
波野 実際、どんくらい凄いの?
マイン たとえば、GURPSやらせると、周りのPC達が一切歯が立たなくなる
波野 何でぇ?
マイン だからぁ、システムの理解度が桁で違うんだって
波野 例えてみそ?
マイン いいだろう、実話を話してやろう。100CPで作られたPC4人が、宿屋で寝てたと思いねぇ
波野 ふんふん
マイン うち一人は、それでも見張りでおきてたらしい。そこに25CPのNPC4人が襲撃をかけたらしいんだ
波野 まぁ、最終的にはやられるとしても、寝起きだと結構きつかっただろうね
マイン ああ、やられたよ、PC4人が
波野 あう?
マイン だから、NPCが圧倒的な勝利を収めたらしい
波野 どーやって?
マイン そこが、システムの理解度の違いだ。ちなみにそのケースで奴から『格闘戦のルールくらい、しっかり読み込むべきだ』とのお言葉を頂いた
波野 はぁ、そうですか…
マイン で、彼と全く違うのが、いわゆる『き○がいロールプレーヤー』だ。これもやっぱり実例を知ってる
波野 お前がきち○いというからには、さぞや激しい事だろう
マイン あれは、もはや言葉では語れん。ただ、彼らのスタンスが、俺ら−っツーかそこら辺のパンピー−とは一線を画しているのは事実だと思う
波野 なにそれ?
マイン 彼らにとってTRPGのセッションって『戦いの場』らしい。だから、気に入らないプレーヤーはつぶしにかかるし、ライバルとみなしたプレーヤーもつぶしにかかるらしい
波野 何か『仏にあっては仏を殺し、親にあっては親を殺す』みてぇだな…
マイン 似たようなもんだ
波野 しかし、それって普通聞いてるとすげーやな奴にしか聞こえねーぞ、わりーけど
マイン まぁ、彼らもいつもやってるわけじゃないし。ある程度、だが、TPOはわきまえてやってるからね
波野 TPOって?
マイン つまり、ほかの全員がそれを見て『つまんない』と思うようであれば、やめないにしてもある程度手加減する、とか
波野 ふーん…
マイン まぁ、ああいったプレイスタイルが嫌いな奴も結構いるけど、正直、俺は結構面白いんだよな
波野 その辺は人それぞれの好みなんだろうけどね
マイン ま、結局そこだな。好みが合う合わないって、かなり重要な要素だと思うぞ
波野 結局の所TRPGなんて趣味だしな


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