マイン | なかなか強烈な話をしてやろう |
波野 | よ、よしこい(といって身構える) |
マイン | まずは、いわゆる『システムに詳しい奴』だ |
波野 | お前にしちゃ、まともだな |
マイン | 甘い。いいか、そいつは極めて優秀な頭脳を持っている上で、その能力をゲームシステムの解析に惜しげも無く費やしているんだ |
波野 | なんか凄い言い方だなぁ |
マイン | まぁ、そいつもゲームばっかりやってるわけじゃないんだがな |
波野 | 実際、どんくらい凄いの? |
マイン | たとえば、GURPSやらせると、周りのPC達が一切歯が立たなくなる |
波野 | 何でぇ? |
マイン | だからぁ、システムの理解度が桁で違うんだって |
波野 | 例えてみそ? |
マイン | いいだろう、実話を話してやろう。100CPで作られたPC4人が、宿屋で寝てたと思いねぇ |
波野 | ふんふん |
マイン | うち一人は、それでも見張りでおきてたらしい。そこに25CPのNPC4人が襲撃をかけたらしいんだ |
波野 | まぁ、最終的にはやられるとしても、寝起きだと結構きつかっただろうね |
マイン | ああ、やられたよ、PC4人が |
波野 | あう? |
マイン | だから、NPCが圧倒的な勝利を収めたらしい |
波野 | どーやって? |
マイン | そこが、システムの理解度の違いだ。ちなみにそのケースで奴から『格闘戦のルールくらい、しっかり読み込むべきだ』とのお言葉を頂いた |
波野 | はぁ、そうですか… |
マイン | で、彼と全く違うのが、いわゆる『き○がいロールプレーヤー』だ。これもやっぱり実例を知ってる |
波野 | お前がきち○いというからには、さぞや激しい事だろう |
マイン | あれは、もはや言葉では語れん。ただ、彼らのスタンスが、俺ら−っツーかそこら辺のパンピー−とは一線を画しているのは事実だと思う |
波野 | なにそれ? |
マイン | 彼らにとってTRPGのセッションって『戦いの場』らしい。だから、気に入らないプレーヤーはつぶしにかかるし、ライバルとみなしたプレーヤーもつぶしにかかるらしい |
波野 | 何か『仏にあっては仏を殺し、親にあっては親を殺す』みてぇだな… |
マイン | 似たようなもんだ |
波野 | しかし、それって普通聞いてるとすげーやな奴にしか聞こえねーぞ、わりーけど |
マイン | まぁ、彼らもいつもやってるわけじゃないし。ある程度、だが、TPOはわきまえてやってるからね |
波野 | TPOって? |
マイン | つまり、ほかの全員がそれを見て『つまんない』と思うようであれば、やめないにしてもある程度手加減する、とか |
波野 | ふーん… |
マイン | まぁ、ああいったプレイスタイルが嫌いな奴も結構いるけど、正直、俺は結構面白いんだよな |
波野 | その辺は人それぞれの好みなんだろうけどね |
マイン | ま、結局そこだな。好みが合う合わないって、かなり重要な要素だと思うぞ |
波野 | 結局の所TRPGなんて趣味だしな |