アジア旅行記 |
【ミャンマー編】 '96/04/27〜05/08 更新日:'96/05/26
◆首都の空港(?)
空港に降り立って最初に感じたことは、どこかの地方空港なのか?と言うものでし
た。とにかく小さい。入国審査はさすがに“通せんぼ”の雰囲気ですが、税関などは
何となく“勝手に行って頂戴”なんて雰囲気です。
空港のビルを出るとタクシーの客引きがたくさんいますが、それをかき分け突き進
むとあっという間に何もない世界です。(道路くらいはありますが。)
◆空港から中心街へ
たくさんいる客引きの中から値段交渉をして(3ドル)運ちゃんを選び、中心街へ
向かいます。車の所まで行ってみると、なんとフロントガラスにヒビが入っている。
さらにヒビの近くにわざと付けたとおぼしき切り欠き。運ちゃん曰く、ヒビが広がら
ないようにダイヤモンドカッターで切り欠きを付けたとのこと。“賢いだろう”と行っ
た感じで話していた。事故ったらどうなるのだろう?
空港から少しいくと、なんと片側3車線の道路になります。これはかなり立派な感
じ。でも、車は余り走っていません。ちょっと建物が増えてきたな。中心街に近づい
てきたな?と思ったら実はもう中心街だった。
◆闇両替
タクシーの運ちゃんが、盛んに闇両替を勧めてきた。レートの希望を聞かれたので、
事前情報の1ドル=123チャット前後を考えて、125と言うと、それは去年のレー
トだ、今年は100〜110に下がった、と言う。FECしか持っていないと言うと、
90だと言う。どう考えても悪い。渋っていると車を脇に止める。まったく困ったも
んだ。とにかくグランド・ホテルまで行ってもらい、換金しなかった。最後はあから
さまに不機嫌な顔をしていた。
夕食前にホテルで両替すると115だった。なんと翌日MTTに行くと、120だっ
た。悪くて115、ドルとFECの差もないと言うのが相場のようです。ヤンゴンで
125で換えた人もいました。
◆ヤンゴンを歩いてみて
ヤンゴンには1日しかいませんでしたし、特に何もありませんでした。初日は宿に
ついて一服して、まずは土地勘をつかもうと夕方まだ明るいうちに夕食がてら街に出
ました。車の数も比較的少なく、首都にしては静かな感じです。ヤンゴンの中心街で
あるスーレーパゴダ周辺は歩いて回れるほどの大きさです。(もちろんそれなりに時
間はかかりますよ。)
インド料理屋で夕食を済ませた後、スーレーパゴダに寄ってみました。夜にしては
結構な人がいました。お祈りに来ている人に混じって、若いカップルがデートしてい
ました。一種の公園のような感じです。
次の日は午後3時半にマンダレーに向かって出発するまでしかありませんでした。
スーレーパゴダから北の方に伸びる道がメイン通りなのでしょうか?それなりの雰囲
気です。昨日の夜は車が少ないと感じましたが、今日はそこそこ走っています。やっ
ぱり首都だなと少し感じました。マンダレー行きのバスのチケットを買いに行くとき
に駅を突っ切ってしまいました。南側から北側に行こうと、みんなの行くほうに歩い
ていったら構内にいつの間にか入ってしまい、出るときはなんと改札からでました。
切符を当然持ってないので何か言われるかなと思いましたが、何事もなく出れました。
町中には外国の中古車がたくさん走っています。日本の中古車でバスの横に「〜〜
交通」と書いたままのやシンガポールのタクシー(NTUCコンフォートとシンガポー
ル・コミュータ)がそのままのカラーリングで走っています。右側通行なのに右ハン
ドル車がいっぱい走っていて、特にバスなどは乗り降りが道の真ん中側になるので不
便な筈ですが、何故かあまり気になりませんでした。
バス待ちの間に国立博物館に行こうとしましたが、「地球の歩き方」の地図の場所
にはありませんでした。グランド・ホテルでもらった地図でも同じ場所にあることに
なっていましたが、移転したようです。もともと時間潰しで行こうとしただけなので
移転先は確認していません。
◆宿情報
・グランド・ホテル
私の泊まったところです。中心街に近いですが、静かな所にあります。2F、3F
がホテルになっています。2Fに上がる階段はみすぼらしいですが、中の雰囲気はま
あまあです。エアコンなしの部屋が$10、有りが$15でした。ヤンゴンでの安宿
の料金はどこもこの程度のようです。朝食にトースト2枚、目玉焼き、紅茶が尽きま
す。窓のある部屋は1部屋しかありません。他の安宿も同様との話です。
・ホリデーイン
スーレーパゴダに近いところにあります。隣にヨーグルト屋、斜め前にインド料理
屋があり、便利な場所です。斜め前にお寺(?)がありますが、そこから大きな声で
お経(?)が流れてきます。外は結構騒がしかったです。泊まった人の話だと中は静
かだったそうで、欧米系のバックパッカーが多いそうです。
・ヤンゴン・ゲストハウス
泊まった人の話では日本人だらけだそうです。
・ダゴン・ホテル
外から見ただけです。ヤンゴン駅の西側にある鉄道をまたいでいる橋の南側にあり
ます。ホテルの外は車も人も多くうるさいです。なかはどうか知りません。
・ベストイン
こちらも外から見ただけです。1Fにあるレセプションなどは結構立派でした。周
りも静かでした。
◆食べ物屋さん
・ヨーグルト屋さん
ホリデーインの横にあります。ヨーグルト屋さんというのが珍しくて入ってみまし
た。「世界で一番ヨーグルトのおいしい店」とメニューに書いてあります。まずいわ
けではありませんが、“そんなにおいしいか?”と言うのが正直な感想でした。とか
言いながらヨーグルトにフルーツがのって結構な量でしたが、ペロッと食べてしまい
ました。
・インド・カレー屋さん
こちらもホリデーインの前にあります。なかなかおいしかったです。御飯と野菜カ
レーはおかわりできます。暑さが吹き飛ぶ爽快な辛さです。タイのトムヤムクンのよ
うなトウガラシだけの辛さは苦手なのですがいろんなスパイスの入ったカレーは大好
きです。こういうカレーを一度口にすると、日本のカレーは食べられません。カレー
だと思わなければ、それはそれでおいしい料理ですが...。余談だらけでした。
・お茶屋さん
またまたホリデーインの前です。この辺ばかり歩いていたのがバレバレですね。お
茶屋さんと言っても喫茶店ではありません。お茶の葉を売っています。お茶が好きな
ので帰国前に買おうと思いつつ、パガンから飛行機でヤンゴンに戻り、街に出ないま
ま、バンコクへ戻っていってしまったので、買っていません。
そういう意味で、正確に言うと“たぶんお茶の葉を専門で売っていると思う”程度
の情報です。見た感じは紅茶でした。もちろんおいしいかどうかはわかりません。