現在の水槽 我が家を訪れている魚たち チョコレート苔 自作ろ過装置 ↑ TOPへ

海水魚を飼い始めて6年目、初めてこのような苔に遭遇を致しました。

茶色の苔や緑色の苔と違って縦方向ではなく、横方向へ伸びてゆき、まるでチョコパイやチョコクッキーのように上からチョコレートをかけたように見えます。正式な名称が判らなかったので、チョコレート苔と呼ぶことにしました。

普段は、茶色の苔や緑色の苔は、飼育や魚の鑑賞に差し支えなければ、そのままにしているのですがこのチョコレート苔だけは除去の対象なのです。

チョコレート苔は、茶色の苔や緑色の苔を含む全ての物の上に覆い被さってしまい、光を遮断し、その下の苔や岩などから出ている気泡を全て閉じ込めて、まるで苔や岩の呼吸を阻害しているように思えるのです。

チョコレート苔は、付着力が弱くシート状に剥がれますが、繁殖や再生の能力は非常に早いのです。苔を食べてくれるシッタカもハギ類も、この苔には拒絶反応を示しています。

目視では表面には糸状の突起物はみられない。岩から出た気泡が白く見えますが脱出は出来ません。 左端を棒でめくってみました。水流があればこのまま剥がれていくでしょうが・・・ 約1時間後、再び岩に張り付いてしまいました。

75倍の模写図です。

顕微鏡で覗いて見ると、まるで「髪の毛」!長い髪の毛をい〜っぱい!寄せ集めたように見えます。


さて、対策はどうしたのか?ですが 窒素や燐などの測定手段が無いこと、パワーヘッド等を用いて、水槽内に淀みない水流を作って無いこと、 餌の種類、給仕量は適正であることを考慮(?)した対策とは・・・ 1回目は、15 〜 30 リットルを毎日交換、1週間程でこの苔は消えました。(しかし、1ヶ月程過ぎた頃に再発です) 2回目も、同様に海水交換を1週間程続けたのですが、効果は無し。 3回目は、分裂 → 浮遊 → 付着 の元を断ってしまおう!と思い立ち、剥ぎ取り作戦を実行。 水槽内のガラス面は苔取りスクレーパーで落し、岩は全て取り出して水洗い、3/4 を換水、1/4 で暫く運転、 その後ウールマット交換です。 さあ〜うまく根絶できますか・・・