1 思い立ったが吉日

 こんちは。相変わらず旅に出ているかづよです。
 月末、忙しくなりそうな気配なので、その前に遊んでおこうと思って3/22〜23に、湯河原に行って来ました。

 …そもそも、湯河原に行こうとは思っていなかった。

 「関東近郊の温泉ガイド」みたいなものを読んでいて(立ち読み(笑)東京駅の本屋さんごめんなさい…)、目に付いたところに片っ端から電話をかけてみたのだけど、どこも満室だった。まぁ、だいたい行きたいなぁと思いついた時に予約を取って、出掛けようとすること自体が無理の始まりなんだけど…。

 そうか。大学生はもぉ春休みなのね。道理で安宿はいっぱいな訳だ(1人でふらっと行く旅行の時は、基本的に高い宿には泊まらない。泊まれない(笑))。

 仕方なく東京駅のJR旅行センターで、宿を探してもらうことにした。
 上記の通り、安宿はどこもいっぱいのようなので、宿のレベルを少し引き上げる。

 それなら、と、以前から目を付けていた湯河原の「翠明館」に泊まってみることにする。値が張るだけに、予約はスムーズ。往復のJRのチケットが付いて21,800円(税込)。


 只今16:10。これから湯河原に向かったら、結構いい時間になっていることだろう。
 意外にかわいい(失礼?)JRのお姉さんに別れを告げて、伊豆急のホームに向かう。

 16:20発の快速アクティー、自由席に乗る。本当はグリーン車のクーポンだったのだが何故か時間指定があり、16:00迄の電車でないとグリーン車に乗れない。通勤として利用している人も多いらしく、自由席の席取りはなかなかしんどかった。

 2階建て車両の1階、地表すれすれの席。先の地下鉄事故の事が頭をよぎって、ちょっと冷や冷やしたが、まぁ気にしても仕方ないので、ガムでも食べながらだらだらした。

 大船くらいまで、どんどん人が乗ってくる。自由席はとうとう満席になり、立っている人まで出る始末である。その殆どが疲れ果てて世の中に絶望したような暗い陰を引きずったサラリーマン(この人たち、山手線で見かけるサラリーマンよりよっぽどひどい顔をしている)。…お疲れ様である。


 湯河原駅で降りて、そこからタクシーで10分程。お目当ての「翠明館」が見えてきた。

 昭和後期に建てられた風の建物。体裁は悪くはない。ロビーが無駄に広い分、がらんとした印象。土足OKのカーペットが色あせてもの悲しい。


 部屋に通される。意外に広い。10畳くらい。床の間もあるし、そのほかにくつろげるスペース(お茶する窓際の席。なんていう名前のスペースなのかしら?)もあって、束の間のrich気分が嬉しい。

 まずお風呂。男女別の室内風呂と、混浴の露天風呂(写真の…)がある。…ただし、女性に考慮して、18:00〜21:00は女性専用となっている。こんないい時間帯に女の人だけしか入れなくていいのかなぁ?と思いつつも嬉しくて、早速入りに行く。

 風情のある木製の小屋(吹きさらし)の脱衣所。脇には水車もあり、情緒を添えている。
 露天風呂は岩造りで、広さは12畳くらい。広い。湯元は暖かくて40度位。湯元から離れたところに行くと38度位。それとは別に1畳半くらいの大きさのスペースがあり、そこに打たせ湯もある(こちらは39度位)。

 ちなみに私の適温は39度。これくらいのぬる湯でゆっっくり浸かっているのが幸せ。うふふ。
 短時間(15分とか)で温泉を楽しむなら、41度位がいいかな。適温の温泉が見つけられたときは、かなり幸せ。みなさんは?

 しかしまぁ、女性専用タイムとはいえ、ホテルのすぐ隣にある森林公園からも、男性用風呂からも、客室からも丸見え。丸見えっ!
 まぁ、見せて減るもんじゃなし、他にお客さんもいないし(普通の人は、今頃夕ご飯を食べている。只今18:30)入ってしまう。

 ゆっくり入っていてものぼせる事のないお風呂。うぅぅ、幸せ。
 周りから覗かれるという事は、こちらからも周りがよく見えるということ。眺めがいい。緑が綺麗。空気がいい。


 試し程度にちょろっと入って、すぐに夕食。
 …何が出てくるのかな?楽しみである。

 その2へ続く…。

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