アメリカ合衆国横断旅行記

シカゴ



バスはシカゴに入りました。ほんとに久しぶりに”街”ではなく、”都市”にきた感じです。
シカゴは、夏だというのに高原のような涼しい風が吹いていて、気持ちいいところです。
高層ビル群の真ん前にミシガン湖が広がり、クルーザーが行き交っています。
なぜか、todaiji(東大寺)展が開催されていて、至る所にtodaijiと書いた垂れ幕がさがって
いました。大仏さん、あなたもシカゴに来ていたんだね。奇遇だなあ。
実に久しぶりに接する日本語です。途中全く会わなかった日本人も見かけるように
なりました。
今日は、ここまでやって来れたご褒美として、ミシガン湖を見渡せるちょっとリッチな
ホテルに泊まることにしました。
ほとんど、ごろつきのようなファッションを脱ぎ捨て、アメリカに来て初めて
びしっとしたジャケットに身を包み、フロントに行って
「うまいステーキのレストランを教えてくれ」と言うと、なにやら電話で予約してくれて、
玄関で待ちかまえていたタクシーに乗せられました。たぶんステーキ屋に行くのでしょう。
びびったけれど、腹をくくって楽しむことにしました。
出費は結構いきましたが、Tボーンステーキは美味しく、”本日のスープ”も
最高でした。ビールもたくさん飲んで、最後にチョコレートとコーヒーで
締めくくりです。お店の人に「幸せなディナータイムをありがとう!」
なんて言っちゃって、帰路に着きました。