アメリカ合衆国横断旅行記
ミシシッピ川を越える
翌朝目を覚ますと、窓の外の風景が変わっています。
どうやら砂漠地帯は脱出したようで大草原になっています。
そういえば「大草原の小さな家」というドラマがあったなあ。
どこまでも続く牧場で牛がのんびりしています。
家も時折見かけるようになってきました。ほっとすると共に、
あの西部劇そのままのような地帯にもう少し居たかったなあ、と未練が残りました。
正直言って今でも、もう一度行きた〜い!
やがて、旅はアメリカ中南部にさしかかりました。
当初、全然眠れなかった夜行バスで、寝るのも慣れてはきたんですが、
途中で2日連ちゃんで夜行バスにしたところ、体の疲労が頂点に達してしまいました。
オクラホマシティーで、どうしてもシャワーが浴びたくなり、
YMCAに行くと親切にもスポーツジムのシャワーを無料で使わせてくれました。
更に横にマッサージ用(?)のベットがあって、ついつい横たわると、、、
気が付くと翌朝になっていました。既に気の早い人がジムでトレーニングをするために
やってきています。大いに慌てて、昨日シャワーを許してくれた人を捜して、
もじもじしていると、「ノープロブレム!」といって解放してくれました。
南部の人はやさしいなあ、と感動しつつ、また旅を続ける元気が沸いてきました。
やや時が経って、バスはセントルイスに到着し、大いなる川、ミシシッピ川を渡りました。
ここには、Gate of West とかいうモニュメントがあり、
ミシシッピ川から西は西部、東は東部という文化も含めた大きな境界があるそうです。
景色は、大草原に変わって小さな街々が続くようになり、ほのぼのとして雰囲気になってきました。
家々も映画でよく見るように前に芝生が広がってポストが立っているといったおしゃれな感じです。
もうすぐシカゴです。