今日は、いよいよパリからロンドンへ向かいます。
アパルトマンまで、タクシーに迎えに来てもらい、パリ北駅へ向かいます。
家族4人+スーツケース2つなので、大きめなタクシーを希望。
ルノーの天井の高い大きなタクシーが来たのは良かったのですが、
歩道に寄せて我々を乗せた後、建物に車体をすってしまった。
クルマの斜め前がへこみ、落ち込む運転手さん・・・
気まずい雰囲気の中、パリ北駅に到着。
チップを多めに渡します。
タクシーから降りると、お金をたかる人たちが寄ってきます。
パリでは初めての遭遇です。
こちらは、軽く無視して北駅の構内へ入ります。
柔らかな日差しが、賑わう駅構内に射しこんできます。
それでは、高速特急列車のご紹介です。
パリ国鉄ご自慢のTGV
そして、国際列車の赤いタリス
ロンドンへ向かうユーロスターはガラスの向こうです。
TGVとして使用されているユーロスターの車体。
横に「SNCF」と「TGV」と書いてあります。
ユーロスターへ乗るには、駅の2階で
フランスの出国審査とイギリスの入国審査があります。
サンドイッチやお菓子を買い込んだ後、2階に移動。
パリの出国はあっさり。イギリスの入国審査は、
「イギリスへ入る理由は?」「次はどこに行く?」等
何回かの質疑応答のあと、汽車マークのスタンプを
パスポートへ押してもらいます。
イギリスの入国審査は、あれやこれや聞かれると書いてありましたが
その通りですね。
ロンドン・セントパンクラス駅行きユーロスターは12時13分発。
免税店と旅する人たちで賑わう待合所は、旅情を掻き立てます。
長〜いユーロスター。18両で我々の車両は2号車。
屋根が無くなる先のホームの先端、かなり歩きます。
噂通り発車の合図もなく、静かに滑り出します。
複雑なポイントをこなすとスピードアップ。
ぐんぐん速くなり、パリから程なくして、郊外へ。
北海道とそっくりな田園風景。フランスは偉大な農業国でした。
途中、ブリュッセル方面と別れると、しばらくして
ユーロトンネルへ入ります。
最初は、感激したもののトンネルはただ暗いだけ。
眠気が襲い、子供たちはその後ロンドンに着くまで寝てしまいました。
ユーロトンネルを抜けるとそこはイギリス。
架線方式が上から線路わきへ変更されて、風景がすっきり。
イギリス側も高速化されて、快適に進みます。
パリを出てから2時間ほどで、ロンドン・セントパンクラス駅に到着。
ユーロスターは、2+2シーターで背もたれも高く、揺れも少なく快適でした。
さようなら、ユーロスター。
セントパンクラス駅は、ユーロスターがウォータールー駅から
移ることになり、洒落た駅に大変身したそうです。
駅からホテルへは、ロンドンタクシーで向かいます。
あの特徴的なボディーの中は、天井が高くてのびのび。快適です。
タクシーの横には早速ロンドン名物2階建てバスが。
車窓から初めて見るロンドンの街は良い感じ。
気に入りそうです。
ハイドパークが見えてきました。都心の真中にでかい公園。
気持ち良さそう。ロンドンの夏。
ハイドパークの南側のサウスケンジントンにある、
アパートメントホテル:シタディヌ・サウスケンジントンに到着。
部屋はメゾネットタイプで、下階がリビング、上階が寝室。居心地良いです。
周りは、閑静な住宅街であり、ホテルの周りにはそこそこ店があるという
まさに私の理想とするロケーション。気に入りました。
ホテルの1階にスターバックスがあったので、ほっと一息。
スタバでコーヒーをすすりながら、窓の外の通り雨を眺める。
ローマ、パリと旅してきて、初めてナチュラルで落ち着いた気分になる。
しばらくこの街に住みたい衝動に駆られます。
ホテルの前には49番の2階建てバスが止まります。
これまた、懐かしい感じの郵便ポスト。
夕食は、スタバの隣のレストラン med_Kitchenで、UK上陸祝い。
つかの間のロンドンの夏、レストランも窓を開け放ってリゾート感覚。
ロンドン・サウスケンジントン、気に入りました。