パリ 水曜日
日本を発ってはや1週間。
ローマからパリへやってきて4日が経ちました。
パリは8月に入り、バカンスシーズンに入ったようです。
いつもクロワッサンを買うパン屋さんがお休みに入りました。
途方に暮れていると、パン屋に買いに来た人が、
休みなのを知ると、別の場所へ行くようです。ついて行くと・・・
ありました。新しいパン屋さん。こちらのクロワッサンもまずまず。
さて、今日はモンマルトルの丘へ出かけます。
今日も、地下鉄・バス共通乗車券で、追加交通費ゼロを目指します。
地下鉄3号線でサン・ラザール駅まで行き、12号線に乗り換えて、
ピガール駅で降ります。
かのムーラン・ルージュを含め、キャバレーやクラブがあり、
新宿の歌舞伎町のような雰囲気で、治安がよくないとガイドブックに
書いてあったが、さすがに朝の10時はけだるい雰囲気ですが安全です。
ピガール駅出口のバス停で、モンマルトルの丘の小路を巡回してくれる
「モンマルトルバス」を待ちます。
坂だらけのモンマルトルの路地裏をくねくね走ってくれる、優れものの路線です。
モンマルトルバスがやってきました。これも共通乗車券を持っていれば、
乗り放題。
バスは、ピガール広場から早速狭い坂道を登ります。
お酒を飲む店がいっぱい。夜は、賑わいそうですね。
モンマルトルの下町情緒たっぷり。どんどん狭い路地を進みます。
数々の芸術家たちが住み着いた街。
丘の風車の横も通りました。
ル・ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット。
ルノワールの絵画にも描かれたという19世紀のダンスホール。
テアトル広場のそばでバスを下車。
賑わっています。お土産屋さんもいっぱい。
画家たちが、絵を描いています。
綺麗な絵ですね。さっき出来上がったばかりの絵も売られています。
広場横の教会、サン・ピエール・ド・モンマルトル教会で一休み。
横の小路を進んでいくと、サクレ・クレール聖堂が現れました。
聖堂下の階段からはパリが一望。
サクレ・クレール聖堂で、ろうそくを買って火を灯し、お祈りをしてみる。
ろうそくの火が幻想的なので、写真を撮っていると、叫び声が・・・
自分の周りの人がさぁーと引いて、ポツンと教会の中で立ち尽くす・・・
教会の人に注意を受け、出て行くように指示される。
フラッシュ禁止と思っていたら、写真禁止だったらしい・・・
ビビりました。
再びモンマルトルバスで、丘を巡ります。
モンマルトルを愛した画家・ユトリロが描いた、「コタン小路」。
ピガール広場に戻り、地下鉄でオペラ駅に行き、いったんお昼。
午後は、エッフェル塔へ行こうということになりました。
バス路線図をみると、42番のバスが、オペラからエッフェル塔の横まで
直通で行くようです。
オペラ座の横に、秋にできるユニクロが工事中です。世界のユニクロ。
その近くから、42番のバスに乗り込みます。
バスはシャンゼリゼ通りを通り、パリの街を車窓から楽しむ。
セーヌ川を渡り、エッフェル塔が見えてきました。
これだけ目立つと、バス停を降り損ねる心配も無用。
公園の中にあるエッフェル塔。大きい・・・
エッフェル塔は、4つの足で建っています。
ということで、上に登るのは4か所から。
夏休みだからか、激混み。一か所だけ空いているので、並んでいると、
なんと、そこだけ階段で登るコースでした!
第1展望台まで、360段の階段、57m。
腰が痛いので、子供にリュックを背負ってもらう。
まだまだ上に階段は続く。途中に蝋人形があって、ぎょっとする。
ようやく、第2展望台にたどり着く。700段の階段、115m。
景色も良くなってきた。ちょっとへとへと。足が痛い!
まだまだ上はあります。ここからはエレベータのみです。
散々待って、エレベータへ乗り込みます。
着いた。第3展望台、276m。
塔のてっぺんはすぐそこ。
吹きっさらしで、床の鉄板はペコペコ言うし、コワイです!
パリの街とセーヌ川。上から見ても美しい街です。
エッフェル塔から東京まで9739km。マイルもたまりそうです。
下りのエレベータ。
途中から、ケーブルカーのように斜めに降りて行きます。
エッフェル塔の下でくつろぐ人たち。我々もちょっと休憩です。
帰りも42番のバスでパリの街を車窓から楽しみ、オペラまで戻ります。
途中、有名な「マキシム・ド・パリ」の横を通る。
無事、オペラに到着。アパルトマンへ帰還。