パリ 月曜 13時。
ルーブルを後に、隣のチュイルリー公園へ入っていきます。
広い公園は、緑を求めてパリじゅうから集まった人で賑わっています。

月曜日はオルセー美術館が休み、
火曜日はルーブルやオランジュリーが休みと、
パリ滞在中の曜日は気をつけないといけません。
移動遊園地を横目で見ながら、噴水を回り込み、木々の小路を通って行くと、
やがて左手にオランジュリー美術館の裏の扉が現れます。

セーヌ川沿いから美術館の横を通り、正面へ向かいます。

落ち着いた佇まいのオランジュリー美術館の玄関。

早速、睡蓮の部屋に向かいます。
クロード・モネが人生の最後託して死の直前まで描いた睡蓮。
素晴らしい。睡蓮が溶けていくように、心も溶けてしまいそうです。


自然光の下で、睡蓮がとてもきれいに見えます。
真中のベンチから眺めるのもよし。

近づいて、睡蓮と柳をじっくりと見るのもよし。

普段、美術に縁の無い子供たちも、なぜか落ち着いて眺めています。
私も含めて印象派好きの日本人。何人かの日本の方々も見かけました。

ひとしきり睡蓮に浸ったあとは、印象派の絵画の回廊を回ります。


ルノワールの長い髪の浴女も、やわらかいボリューム感が直に伝わってきます。

夢の中にいるような少女たち。ルノワール絶頂期のころでしょうか。

セザンヌやユトリロの絵画たちも。見応えがあります。
一日中、絵画と触れ合っていたい、そんなオランジュリー美術館。

オランジュリー美術館で、記念のモネの睡蓮グッズを買って、外へ出ます。
チュイルリー公園の隣は、コンコルド広場。

エジプトのルクソールから運んできた、オベリスクがそびえ立っています。
マリー・アントワネットが処刑された場所でもあります。
オベリスクの向こうには、エッフェル塔が見えます。

ここからは、地下鉄で移動します。

コンコルド広場の下の、地下鉄コンコルド駅。
天井の辺りが、少し洒落た色遣いです。

地下鉄がやってきました。この色に統一されています。

混みあう車内。パリでは、絵になりますね。

先が見えない改札口を自分の手で押して出ます。

地上に出ると、いきなり目の前に凱旋門が登場。

放射状の道路が集まる凱旋門。丸く道に囲まれているため、
凱旋門にたどりつくには、地下通路を通ります。

さあ、凱旋門に登ります。狭いらせん階段。これぞ螺旋階段。
ぐるぐるぐるぐる、目が回りそう。結構疲れます・・・

凱旋門の上に、着きました。
大変綺麗なパリの街並みが広がります。
建物にはかなりの制限があるのでしょう。

ラ・デファンスの新凱旋門も、まっすぐ向こうに見えます。

エッフェル塔も景観を損ねずに建っています。

再び狭い螺旋階段を下りていきます。
暗くて狭くて、幽閉されそうな雰囲気が出ています。

凱旋門近くの「ラベルの家」の一階のカフェで一休み。

こんどは、RER(地下鉄:メトロより少し中距離を走る)に乗ります。

少し怖めの車内。緊張します・・・

途中で地下鉄に乗り換え、オペラ駅に戻ってきました。

そういえば、パリの地下鉄は、駅に着いたら自分で扉を開けます。

無事にアパルトマンの最寄りの駅、キャトル・セプテンブレ
(9月4日駅)に戻ってきました。

ルーブル・オランジュリー・凱旋門と、中身の濃い見学。
そしてパリの地下鉄(メトロ)とちょっと危ない雰囲気のRER。
パリの息遣いや、パリの人たちの流れに少し触れた一日でした。