tech^dEV マイクロマシン双安定光位相変調器
マイクロマシ双安定光位相変調器により3ビット深さ(8個)データを1アドレスに多重記録、読み出しする位相光波設計
このマイクロマシン双安定光位相変調器により3ビット深さ(8個)データを1アドレスに多重記録、読み出しする400nm波長光の位相光波
の設計例を下図に示す(10)。ページデータをビット深さに仕分け、各ビット深さに光波位相量±δ1、±δ2、±δ3を割り当て、
(0,0,0)、(1,0,0)、…、(1,1,1)の8種のデータ状態の3ビットデータを表現する8個のベクトル光の先端位置を複素平面の
直線上に離散的に間隔を保ち並ぶように、δ1、δ2、δ3値を各々59°、90°、201°に設定している。
感光体体積の各アドレスに記録された3ビット深さデータの干渉縞に再生参照光を照射しデータ光を再生する。データ再生の
参照光によりデータ合成光を再生し、読み出し光を、例えば(0,0,0)データ再生光と同じ振幅で位相を180度回転した光とし
データ再生光に合成し、直線上のデータ系列の端である(0,0,0)データ点位置を複素平面上の原点に移動し、データ再生光の
位相情報を最終合成光の振幅情報に変換し、各アドレスからの最終合成光の光強度をイメージセンサーにより検出し、
各アドレスの書き込み3ビットデータ状態を同定し、読み出す。
φは上片持ち梁停止板間距離などにより発生する位相進みと位相遅れが開始するときに
生じている初期位相差で、このマイクロマシン双安定光位相変調器の設計では、400nmレーザー光に対して4回転と293°の位相遅れである。
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改定日: 1/31 2022