通し番号「5」ニューヨーク(1)

「ニューヨーク着陸」


成田発ニューヨーク行き直行便の中。
なのに途上で雷があり、ガス欠でオハイオ州クリーブランドに給油のため立寄り、2時間後、離陸した。ニューヨークには夕方着くはずだったので、その晩よく眠れるように、映画もばっちり見て ずっと眠っていないので、少し疲れたようだ。
でも入国カードを書こう。
実は旅行代理店がくれた‘日本語版の’入国カードを家で書いて持参している。
いっぽう機内で配られているのは‘英語版’。
....私はアメリカからヨーロッパに行き再びアメリカに入る。
再入国の際を考え、日本語版を手本として取っておくことにし、英語版をもらい4色ボールペンの黒できちんと記入した。

そのあと少しうとうとしたらしい、着陸待ちで旋回した後、やっと、着いた!

窓際の彼にさよならを言い機外へ出た。
着陸前に空港についての説明ビデオが流れたがあまり良く分からなかったので、とにかく前行く人についていくと、入国審査だ。
“旅行目的は?”“観光です。”
“職業は?”“会社員(office clerk)です。”
“滞在日数は?”“3日です。”
“滞在場所は?”“xxホテルです。”無事通過。

やっと外に出られた!結果4時間遅れでニューヨーク到着。天気は雨。当たり前だが東洋人がぐっと少なくなる。私は図書館で調べたシャトルバスの受付に行った。
“すみません、xxホテルに行きたいのです。

(Excuse me. I'd like to go to xxhotel.)”
“は?”
....通じない。
“私はxxホテルに行きたい。(I want to go to xxhotel.)”
“OK.あなたの名前は?”
“yuhiです。”
“え?紙に書いて”

私はおとなしく紙にローマ字で名前を書いて渡した。しばらくすると

“これが、あなたのカード、

ここにあなたの名前と行き先とバスが来る時刻が書いてあります、
運転手があなたを呼ぶので、そこら辺にいなさい”

と紙を渡された。きちんと私の名前がタイプされている。
受付の側にベンチが並んでいるがなんとなく座りにくい。鞄を床に置くのも何となく怖い。肩にしょったまま20分位経ち、時刻がきたが、バスは来ない。不安。呼ばれたことに気付かなかったのだろうか。<続く>

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