平成15年2月25日に衆議院第一議員会館において「小児難病親の会連絡会」主催で開催された「第2回小児慢性特定疾患治療研究事業の法制化を願う親達の集い」に出席された衆議院議員14名が、平成15年11月9日の総選挙でどうなったかを調べてみました。その結果、14人の中で出馬した12人は全員当選していることがわかりました。なにはともあれ、当選、おめでとうございます。
なお、家西さんの不出馬の経緯については、ご本人のホームページでの説明によると、民主党中央本部が「すべての候補者は選挙区との重複立候補を原則とする」という方針をとったため、体力的に負担の大きい小選挙区出馬が健康上の理由で不可能な家西さんは出馬そのものを断念せざるをえなかったということです。家西さんは「親達の集い」でのスピーチでも、自らが難病患者であり、また、長年にわたって難病患者のために働いてきた経験のある方だからこそという、たいへん感銘深い、またわれわれ関係者を勇気づける発言をされていらっしゃいました。出席された議員は医師出身の方も多く、小児医療や難病に関する見識の高い方たちだったと思いますが、当事者としての視点からも語ることができる家西さんの存在は貴重だったのではないでしょうか。個人的な印象として、民主党は難病対策全般に関しては、むしろ与党より積極的、先進的な政策を主張しており、賛同する部分も多いのですが、「マイノリティーの声を代表できる政党」であるのなら、出馬に関するなんらかの配慮があってもよかったのではないかと思います。なお、家西氏については参院選出馬の情報も。
ちなみに今回の調査にあたって、各議員のホームページを翌朝ひととおり訪問したわけですが、選挙結果を報告しているサイトはひとつもありませんでした。インターネットの速報性を考えると、不思議に感じるわけですが、みなさん選挙戦で疲れ果てていらっしゃるんでしょうね。実際、サイトの更新自体が数ヶ月滞っているところも多く、本格的な選挙戦に入ったところで、ご本人も支援者の皆さんも苛酷なスケジュールに突入してインターネットどころじゃなくなったというのがよくわかります。本当にお疲れ様でした。再選おめでとうございます。そして、来年の通常国会での小慢法制化の審議、よろしくお願いします。(2003/11/10)
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