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天狗岳は東天狗岳、西天狗岳の双耳峰で、東峰は赤い岩肌から赤天狗、西峰は
頂上まで緑のハイマツに覆われている為に青天狗とも呼ばれています。2646ｍ
の三角点はあまり人に踏まれていない西天狗岳にあります。丁度北八ツと南八
ツの真中に位置する為その中間的雰囲気を持った山です。
渋の湯まではＪＲ茅野駅からバスかタクシーを使って入ります。渋の湯から橋
を渡って対岸に出るとそこから登り始めです。雪が降った直後でなければトレー
スを辿っていけるでしょうが、急登です。やがて広々とした尾根に出ると左に
折れ、比較的緩やかな登りになります。ここからは天狗岳、中山がよく見渡せ
ます。尾根をはずれて樹林帯に入り目の前がひらけると、そこが黒百合平です。
ここからスリバチ池脇を通って行くコースもありますが、大きな岩が転がり、
足を取られる場合もあるので中山峠経由で行った方が無難かと思います。こじ
んまりとした峠を右に登って樹林帯の中に入ります。やがてそこを抜けるとハ
イマツに変わり、一気にアルペン的な世界になります。風が強く雪が締まり、
アイゼンをきかせて登ることができますが、時期によっては東側に雪屁がでる
ことがあるので注意して下さい。
やがて大きな岩峰の下に出ます。この岩峰を遠くから見ると天狗の鼻のように
見えるので天狗岳と呼ばれるようになったとのことです。（特にみどり池方面
から見るとそれが良く判ります）。岩峰を右に巻きながら登るともうすぐ頂上
です。この辺りは吹き溜まりになりやすくちょっとだけラッセルを強いられる
かもしれません。
天狗岳は赤岳、横岳、阿弥陀岳、権現岳、硫黄岳に次ぐ八ヶ岳の高峰です。頂
上からはそれらの山々をはじめとして360度の眺望を楽しむことができます。残
念ながら天狗岳特有の強い風の為それほど長居はできないでしょうが、もしこ
こで時間と体力に余裕があれば西天狗岳に足を伸ばしてみて下さい。岩混じり
の南八ヶ岳的な東天狗とは違い、雪にすっぽりと包まれた北八ヶ岳的で優しげ
な西天狗も良いものです。
天狗岳は冬季でも技術的にそれ程困難でもなく、時間的にも手軽に行けるため、
近頃では軽登山靴に6本爪アイゼンで登っている姿も見られますが、基本的には
やはり「冬山」です。装備にはくれぐれも注意をして下さい。何かあってからでは
遅いですぞ。
茅野駅からは渋ノ湯までは通年でバスが走っております。
↓諏訪バスのサイト：バス事業＞路線バス＞渋ノ湯
http://www.alpico.co.jp/suwabus/
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＠ひとっ風呂
奥蓼科温泉 渋御殿湯
＜場所＞長野県茅野市奥蓼科温泉、渋御殿湯バス停前（終点）
＜電話＞0266-67-2733
＜泉質＞単純酸性硫黄泉
＜料金＞日帰り利用：大人800円（10：00〜15：00）（西の湯のみ）
部屋休憩： 大人2000円（東西ともに利用可）
奥蓼科温泉郷の最深部にあり標高は1800ｍ、武田信玄が傷病兵を癒したとされ
る歴史のある名湯です。内湯は男女各2つずつで、3つの浴槽のある「東の湯」
と源泉の湯船と上がり湯の湯船のある「西の湯」があります。天狗岳登山口の
宿として知られ、登山客の疲れを癒し、心身ともにリラックスさせてくれる温
泉です。
*山の状況は変わっておりますので、表示ルート・内容が異なる場合もございます。
地域の山小屋、観光課などにお問合せの上、自己責任において登山を行なって下さい。 |
