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奥武蔵 官ノ倉山
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)及び数値地図50メッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号平16総使、第597号)」 地図作成に関しましてはDAN杉本様のカシミール3Dを使用させて頂きました。

@ちょっと山まで <官ノ倉山 344m>

<場  所> 埼玉県比企郡小川町
<所要時間> 約2時間55分
<レ ベ ル> 体力☆ 技術☆ (5段階の☆評価 易☆⇒難☆☆☆☆☆)
<地  図> 25000分の1: 安戸、武蔵小川

東武東上線東武竹沢駅(0:25)⇒三光神社(0:10)⇒天王沼(0:20)
⇒官ノ倉峠(0:15)⇒官ノ倉山(0:10)⇒石尊山(0:15)
⇒北向不動尊(0:30)⇒長福寺(0:20)⇒八幡神社(0:30)⇒小川町駅

関東平野に突き出した武蔵の丘陵が、比企の山々として頭をもたげ始めた場
所にある山が「官ノ倉山」です。低山で行程も短いため、子供と一緒にのん
びりとハイキングが楽しめます。前回の「丸山」と同様に、澄んだ冬の空気
の中で展望を楽しみましょう。

東武東上線竹沢駅から徒歩で南に進み、JR八高線の踏切を渡って国道254号線
を横切ります。道なりに進み、昔ながらの山里風景と新しい住宅地が混在す
る「神戸」(ごうと)を抜けて、村社である三光神社に出たら、さらに宮ノ
入集落を経て「天王沼」(てんのうぬま)に向かいます。天王沼はあずまや
がある小さな灌漑用の沼ですが、運が良ければカワセミがみられるそうです。

天王沼からは小さな沢沿いに登り、植林帯の坂を登ります。わずかばかりの
距離ですが、つづら折れの急登です。登りついた場所が「官ノ倉峠」で、植
林に覆われた小さなコルになっています。官ノ倉峠の十字路を左に曲がり、
官ノ倉山に向かいます。岩混じりの急坂ですが、すぐに着いてしまいます。

官ノ倉山の山頂からは「笠山」(かさやま)と「堂平山」(どうだいらやま)
がみられます。狭いながらもベンチが置かれていますが、休憩ならこの先の
「石尊山」(せきそんさん)の方が良いでしょう。官ノ倉山から少し東に下
り、登り返した場所が石尊山です。石の小祠が置かれた岩山で、一面に広が
る関東平野と、奥武蔵の山々、赤城山、榛名山などが遠望できます。

石尊山からは、足場の悪い、ちょっとスリルのある岩場を東に向かって下り
ます。道の端には鎖がかかっているので、自信のない人はゆっくり降りましょ
う。沢沿いのゆるやかな道に出たらゴルフ場の連絡橋をくぐり、北向不動尊
前を通ります。山裾の道を下り、畑地を抜けると笠原の集落に出ます。指導
標にしたがって、飯田集落に向かう右の小道を進みます。あとは「長福寺
から「八幡神社」を順番にたどることになりますが、かなりややこしい道な
ので、地図と勘に頼りながら小川町の駅に向かってください。

<問合せ先>
小川町役場 0493-72-1221
↓小川町のサイト:ハイキングコースや和紙、日本酒などの地場産業の紹介
http://www.town.ogawa.saitama.jp/

東武鉄道 営業課 03-3985-4176

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小川町は伝統的な産業や、歴史と文化がある町で“武蔵の小京都”とも呼ば
れています。ハイキングがてら街並みを散策してみましょう。以下の2件は、
メルマガNO.46とNO.47でも掲載しましたが、改めてご紹介しますので、参考
にしてください。

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@下山祝い<青雲酒造>
小川町は“関東の灘”の別名を持つ醸造の町です。秩父山系源流の良質な水
と、盆地特有の温暖な気候が酒造りに適しているといわれています。現在も
3軒の造り酒屋が盛業中ですが、なかでも「青雲酒造」は酒蔵見学が可能で、
仕込み水で喉を潤すこともできます。

青雲酒造 tel0493-72-0055

↓青雲酒造のサイト
http://www.kumagaya.or.jp/~seiun/

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@下山祝い<忠七(ちゅうしち)めし>

秩父地方の玄関口にあたる小川町ですが、ここでは「忠七めし」というお茶
漬けが広く親しまれています。

「忠七めし」は、ご飯の上に海苔、ワサビ、さらしネギ、ユズをのせ、最後
に秘伝のかつおのだし汁をかけて食べるお茶漬けで、「日本5大名飯」のひと
つに数えられています。

最初に「忠七めし」を食べたのは、幕末の巨頭、山岡鉄舟とされています。
鉄舟と親交のあった二葉の八代目主人である八木忠七が、鉄舟の「料理に禅
意を盛れ」という示唆から考案したもので、海苔、ワサビ、ユズがそれぞれ
禅、剣、書を意味するといわれています。

また、無類の酒好きで一晩に四升も飲み干し、お茶がわりに熱燗をご飯にか
けてかき込む鉄舟の体を案じて、食べやすく、体に優しい食事として考案し
たとも言い伝えられています。

現在は精進料理としても好評で、平日でも昼時にはかなりのお客様で賑わっ
ています。

<場  所>埼玉県比企郡小川町大塚32
<電  話>0493-72-0038
<営業時間>11:00〜20:00

↓割烹旅館二葉のサイト
http://www.futaba.to/

*山の状況は変わっておりますので、表示ルート・内容が異なる場合もございます。
地域の山小屋、観光課などにお問合せの上、自己責任において登山を行なって下さい。
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