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■ワンポイント<ビーコン

<ビーコン>
冬山登山には欠かせない装備となってきているビーコン。まだ価格も高く、冬山登山の際に全ての人が装備しているとは言えませんが、生死を分ける際に重要な装備となり、登山はもちろんバックカントリースキーヤーやスノーボーダーも積極的に装備してきております。

ビーコンは携帯時には国際周波数の457KHz電波を常に発信している状態にし、雪崩れに巻き込まれた場合に発信される電波を元に捜索し埋没した仲間を素早く発見し救助する手助けとなることを考えて作られた道具です。
例えが少し変ですが、宝探しの際に金属探知機で探っていき、宝(金属)の上を通過すると音がビーッ!と鳴るシーンを映画などで見たことはありませんか。ビーコンの場合にはそのお宝が人間で、自ら電波を発信し早期の救助を待っている状態です。

ビーコンイラスト同行者が雪崩で埋没した場合には、ビーコンを受信モードに切り替え、発信されている電波の強弱や方向から、埋没位置にを特定する。
昔はアナログ式でビープ音の強弱を頼りに捜索していましたが、新しい製品はデジタル式が主流になり、アンテナ感度、電波の解析能力の向上により、埋没者の方向や距離も特定してくれます。
同時に複数が埋没した際は、電波状態が混乱し捜索しにくくなりますが、複数の発信源を探知し、受信強度が強い所から順に知らせてくれる機能が付いている物があります。
ビーコンを捜索モードで使用する際に注意する点が幾つかあります。
探索だからと言って、ベルトを全部離した状態で使用しない。探索中の二次災害も考えられるので、救助中も体から離さない事です。
現在の物は捜索モードから操作しないと自動的に発信モードに切り替わるモデルもありますので、店頭でスタッフに聞いてみて下さい。
また雪崩れに複数人遭遇した場合に、気が動転し捜索モードに切り替えるのを忘れ、他人の捜索モードに捜索しているはずの自分が引っ掛かってしまう事もあり、複数捜索する際に簡単に切り替えができる機能を備えたビーコンもあります。

 

使い易くなったとは言え講習会等に参加し、いろんなケースを想定し実地訓練を行なわないと難しく、ビーコン→ゾンデスノースコップと一連の救助活動をスピーディに行なう訓練が実際に雪崩れが起こった時に役に立ちます。

ビーコンイラスト機種によって装着方法、電池寿命、捜索範囲などが異なります。
商品を選ぶ際には登山専門店などに行き、スタッフに相談することです。
メーカー同士の相性もあるようですので、山岳会やサークル等の団体ではなるべく同じメーカー、機種にしたほうが相性もよく、お互いに使用方法も理解できます。

故障した際は、販売店もしくは輸入代理店に依頼しますが、殆どが輸入品の為、一度生産元(アメリカなど)に送り修理を行ないますので、期間が数ヶ月かかる事もありシーズン中に使えない場合も出てきます。現地で使えない状態も危険ですので、オフシーズンに練習で起動テストを行ない、保管時は液漏れの心配もあるのでバッテリーは抜き、使用時には新しいバッテリーを使う様にしてください。


 

秀山荘のビーコン講習会で使用した簡単なテキストPDFファイルになってます
ビーコンテキストNo.1-155KB
ビーコンテキストNo.2-171KB
ビーコンテキストNo.3-141KB
2004-2005秀山荘取扱ビーコン一覧-427KB


 

 

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