私は、ルーシーが消えたなんて、どうしても信じられず、その後も、また繰り返しお隣のガレージとマンションの塀の内側をそれぞれ2回ずつ捜索しました。
傍から見てると、どうみても不審者か、頭のおかしい人になってたと思いますが、もう私は必死でした。
でも、いくら捜してもその場所にはいません。
半分あきらめかけました。でも、「このままじゃ、ルーシーは、のら猫かカラスに食べられちゃう・・」なんてことを想像してしまうと、ルーシーの命は、私にかかってるんだってより強く感じました。そして何がなんでも絶対あきらめないで捜して出してみせるぞと決意を新たにしたのです。
「ルーシーは、風にとばされたのかな?」
お隣のガレージとマンションの建物に隣接して、調度裏側に月極の広い駐車場があります。広さは約50メーターくらい。
まさか駐車場までとばされてないと思いつつ、マンションとの境の駐車場の溝にでも落ちてないかと、目を凝らしてその溝ばっかり見ていたその時です。
ふと、「チチィーッ」と鳥の小さな鳴き声が耳に飛び込んで来ました。すぐその声の方向に目をやると、駐車場の奥の方で紛れもなくちっちゃな黄色い鳥が、元気よく飛んでいるじゃありませんか。
「ルーシーだあー!」私は、目を疑いましたね。
部屋の中じゃ、せいぜい20センチくらいしか飛んでなかったのに、高度1メートル、飛距離7〜8メートルは飛んでました。
ブロック塀に乗っかっていた私は、ここで、ルーシーを見失ってはいけないと思い、そのまま駐車場の2メートルを超える高さのフェンスにしがみつき、それを乗り越えて、ルーシーの方へ走って行きました。
すると、ルーシーは、ちょこちょこと駐車してある車の下に潜り込んでしまったのです。
まあ、飛びまわるよりマシかなと思い、腹ばいになって、なんとか捕まえようとしましたが、手の届かないところに行ってしまいます。
まだ、家に来て10日ほどでしたし、その頃のルーシーはとても神経質で、あまりなついてくれなかったので、そのまま首尾よく捕まえられるか全く自信がありませんでした。
そのあたりにある雑草をとって、チョロチョロ動かしてルーシーの注意をひいてみましたが、やっと私の手に届くかなくらいで、別の方向に逃げられてしまうの繰り返し。
でも、根気よく粘り続けたおかげで、最後に、もうこれは余裕で捕まえられるという距離まで引き寄せて、一気に「かぽっ」と、手で捕獲出来ました。
ルーシーを再びこの手にすることが出来たなんて、本当にその瞬間まで自分でも信じられませんでした。
そして、両手でルーシーをしっかり包みこんで、走ってマンションに帰りました。
私はすっかりドロだらけで、疲れ果てていました。
その横で、ルーシーは、何事もなかったかのようなポーカーフェイス。
私にとって、この出来事は、忘れることのできない、そしてルーシーにとっては、記念すべき巣立ちの日となりました。
完。
ひえぇ(^_^;)、大変でしたねぇ。
でも、ルーシーちゃんが戻って来て良かったですねっ(^_^)。これもルーシーちゃんを想う気持ちと根性のなせる業ですね(^_^;)。飼い主の鏡ですわ(^_^;)。
<<makiさんのページへ戻る<< >>ルーシーの反抗期>>
注:ここに掲載された文章は全てメールを戴いた方の許可を頂いてから掲載しており、著作権に関しては各メールを書かれた方に有ります。無断複写転載は固くお断りしております。
LAST UPDATE 1999/04/25
ご意見ご感想は ぽ までメール下さい(^_^)。
PRODUCED BY Yasuo Watanabe
yasuo@cyber.email.ne.jp
行き先メニュー