私は、エレベーターの中で、最悪のストーリーを作り上げていました。
飛べないルーシーは、きっとベランダから真っ逆さまに落ちて、地面に叩きつけられ、今頃虫の息になっているんじゃないかって。
もう、私の心臓は、バクバク状態でした。
ベランダの下は、民家のガレージです。落ちてるとしたら、そこか、もしくは、マンションの塀の内側になる・・
とにかく、一刻を争うと思って、まず民家のガレージを捜索。
門が開いていて、車もなかったので、断りもなしに、そのままダダダーッと入って行って、植え込みのところを端から端まで、必死になってガサガサ捜しました。でも、どこにも見当たりません。
「おおっ、それじゃ、考えにくいけど、マンションと塀の間か?」
マンションと塀の間は、わずか80センチくらいです。
ある程度、放物線を描いて落ちてるはずなので、ちょっと無理のある考えだったんですが、もう、神様にすがる思いで、さっそくその隙間に入ろうと思いました。
でも、その隙間への入り口は、カギが掛かってて、管理関係者以外は、勝手に入れない様になってます。
しかも、その隙間は、枯れ葉や誰かが捨てていったゴミで埋めつくされている惨状。
「うわーっ どうしよう・・・」
一瞬、ためらいましたが、
「えーい、こうなったら、手段は、選ばないぞっ!」
腹をくくった私は、なりふりかまわず、高さ約1.5メートルのブロック塀をよじ登り、ヒョイヒョイとブロック塀の上を歩き、着地しやすそうなところを見つけて、ゴミの中へと華麗に着地。
「ルーシー、どこだあーっ!」
落ちてそうな場所を中心に、ゴミと格闘しながら、くまなくルーシーを捜しましたが、やはり、見つかりません。
「どういうこと?」
もう、それまで以上に、どっと焦りが込み上げてきました。
ルーシーが消えてしまっているのです。
「そんなことって・・」
つづく。
うぉぉぉぉ(^_^;)。
ココにも居ない、ソコにも居ない・・・。これは飼い主の悪夢ですわなぁ・・・。
さてさて、一体ルーシーちゃんはどうなってしまうのかっ。手に汗握りつつ次の話へ急げっ!(^_^;)。
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LAST UPDATE 1999/04/25
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