話数 | タイトル | 劇中日付 | 出発後の 経過日数 |
人類滅亡 まであと |
地球からの 推定距離 |
備考 |
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- | - | 2191.4/1(金) | - | - | - | ガミラス来襲。ガ軍の案に相違して艦隊戦は損耗が大きく,冥王星に退いて遊星爆弾主体の遠距離攻撃に切りかえた。 |
- | - | 2198.?/? | - | - | - | 波動エンジンの設計図と長姉スターシャのメッセージを携え,イスカンダルから次女ユリーシャが来訪する。 |
1 | イスカンダルの使者 | 2199.1/17(木) | - | - | - | 大掛かりな遠征隊を組織してガミラスの注意を惹き,三女サーシャの太陽系突入を隠蔽する。冥王星-火星間は3週間の旅程。もし沖田が帰らなければ土方がヤマトの艦長に就任したと思われる。 |
2 | 我が赴くは星の海原 | 2199.2/12(火) | 1 | 365 | - | ヤマトの全長は333mで大和の1.3倍。擬装の赤錆ガワも込みで建造していた。冥王星発の惑星間弾道弾(全長1.5km)を迎撃して地球を出立。 |
3 | 木星圏脱出 | 2199.2/13(水) | 2 | 364 | 9億km | 火星-天王星間ワープテストに失敗して木星近傍へ出現。ワープのあいだ時間は静止するようだ(空間を0にするから?)。浮遊大陸はガミラスの地表を剥いでわざわざ運んできたものとか。2万3000kmの距離から試射した波動砲は浮遊大陸を粉砕し,木星大気層に跡が残るほどの威力を示す。 |
4 | 氷原の墓標 | 2199.2/14(木) | 3 | 363 | 15億km | エンケラドスで交戦したガミラス兵はアンドロイドであり敵の正体は不明のまま。ガミラス側もヤマトの目的を知らないし木星で波動砲を撃った瞬間を目撃していない。 |
5 | 死角なき罠 | 2199.2/15(金) | 4 | 362 | 45億km | 反射衛星砲は元もと遊星爆弾の点火・加速装置。カイパーベルトの小天体を適当に見繕って地球落下軌道に乗せるため,打ちだす角度の調整に夥しい数の反射板衛星が必要とされた。 |
6 | 冥王の落日 | 2199.2/16(土) | 5 | 361 | 45億km | 冥王星基地を壊滅せしめ,遊星爆弾攻撃を根絶する。シュルツは旗艦単艦で辛くも脱出した。 |
7 | 太陽圏に別れを告げて | 2199.2/22(金) | 11 | 355 | 135億km | ヘリオポーズ突破記念赤道祭。超光速通信により乗組員の個人通話を許可するも係累をすべて失った乗員多し。真琴は絶対わかってて仮装している。 |
8 | 星に願いを | 2199.3/6(水) | 23 | 343 | 20光年 | 8.6年前の青い地球を観測するという卓抜のアイディア。ワープ移動後はガス生命体に追われてグリーゼ581(実在)の大気層へ落下。2度目の波動砲を放ち,その性能をガミラス側に知られてしまう。シュルツはここで戦死。 |
9 | 時計仕掛けの虜囚 | 2199.3/10(日) | 27 | 339 | 2000光年 | ガミラスと地球の機械知性どうしの交流。ガミラス人とは「同じルールの将棋が指せる」。劇中のアイキャッチは古いSF小説のタイトルの捩り。「大宇宙の墓場」(A. Norton; 1955)は松本零士が挿絵を描いた版がある。 |
10 | 大宇宙の墓場 | 2199.3/24(日) | 41 | 325 | 4000光年 | 異次元断層からの脱出にガミラス艦と協調作戦。波動砲の弱点までガミラスが知ってるのはヘンだなあ。新見女史が漏らしたのを聞いてカマをかけたのか。 |
11 | いつか見た世界 | 2199.3/26(火) | 43 | 323 | 6000光年 | ガミラス人捕虜の処遇を巡って艦内に対立の影。ガミラスはあちこちで他の星間国家と抗争中。 |
12 | その果てにあるもの | 2199.3/31(日) | 48 | 318 | 8000光年 | ガトランティスと鬩ぎあうドメル将軍にヤマト討伐の命が下る。ガミラスは版図拡大と政争に明け暮れ,内憂外患の恐怖政治社会。 |
13 | 異次元の狼 | 2199.4/1(月) | 49 | 317 | 1万光年 | 沖田が倒れて不在のなかドメルの放った刺客に小澤さとる的潜水艦戦を挑まれる。沖田の手術は水槽に全身を漬けてのロボットアーム遠隔操作スタイル。 |
14 | 魔女はささやく | 2199.4/8(月) | 56 | 310 | 2万光年 | アクエリアスの遺跡からスパイが潜入して 幻覚攻撃を受ける。 ヤマトはハードウェアで闘ってもらいたいんだけど,監督が『永遠のジュラ』をやりたかったと見える。 |
15 | 帰還限界点 | 2199.4/20(土) | 68 | 298 | 3万光年 | ガミラスの内紛がなければヤマトはここで轟沈。深宇宙で単艦を発見できるわけないんだけど目的地がわかれば出現座標は予測可能で待ち伏せできるというわけ。 |
16 | 未来への選択 | 2199.5/1(水) | 79 | 287 | 4万光年 | 旧アニメの初期構想を受けついで(?)艦内クーデター勃発。人類移住計画主体のイズモ派がハビタブルでベジタブルな惑星を発見して活動を再開した。あと300日足らずで船もなしに移住も何もないと思うが。今回ビーメラは星系主星の名前。 |
17 | 記憶の森から | 2199.5/13(月) | 91 | 275 | 5.4万光年 | 35日の遅れを島が明言。亜空間ゲートのシステム衛星はリレー衛星の変形か。 |
18 | 昏き光を越えて | 2199.5/15(水) | 93 | 273 | 8.4万光年 | 3万光年を跳んでバランへ到達,そしてバラン設置のゲートに飛びこんで大マゼラン銀河の手前まで大ジャンプする。これだけはやってもらいたくなかったのが波動砲逆噴射。波動砲に推力なんかなくていいのに。 |
19 | 彼らは来た | 2199.6/11(火) | 120 | 246 | 15万光年 | 主力艦隊をバランに足止めされ,親衛隊は温存と称して不参加,ドメルは不充分な戦力でヤマトに対峙する。七色星団はタランチュラ星雲に属するようだ。 |
20 | 七色の陽のもとに | 2199.6/12(水) | 121 | 245 | 15万光年 | ユリーシャ誘拐作戦を挟むためドメルはヤマトを連続して叩けない。ヤマトにとってはドリルミサイルを処理し迎撃態勢を整える時間ができた。このドメルは神を口にしない。 |
21 | 第十七収容所惑星 | 2199.6/27(木) | 136 | 230 | 15.5万光年 | 葬儀とは言えデブリになりかねないカプセルを流すのはいかがなものか。収容惑星でガミラス -イスカンダルの二連星設定がネタバレする。 |
22 | 向かうべき星 | 2199.7/16(火) | 155 | 211 | 16万光年 | 三星人パフェ合戦。 |
23 | たった一人の戦争 | 2199.7/17(水) | 156 | 210 | 16.8万光年 | ヤマト5発目にして最後の波動砲は南部が震えながら発射。デスラーの焦土作戦を阻止することで和解を導く。デスラーは消息不明だが人心を失っており再起不能であろう。 |
24 | 遙かなる約束の地 | 2199.7/28(日) | 167 | 199 | 16.8万光年 | 地球人を警戒してコスモリバースを引き渡さないスターシャ。分娩の際はガミラスに入院するのだろうか。 |
25 | 終わりなき戦い | 2199.9/22(日) | 223 | 143 | 3万光年 | 雪のコーヒーはまづい。ヤマトが実体弾を重用することはシュルツが報告していたに違いないのだが……ゲール閣下が握りつぶしたんでしょうなあ。 |
26 | 青い星の記憶 | 2199.12/8(日) | 300 | 66 | - | ヤマト地球に帰還。古代守が沖田艦長に丸投げしちゃうのはちょっと……。 |
参考:
※地球からの距離は筆者推定。
「宇宙戦艦ヤマト2199」では「人類滅亡まであとn日」を本篇で語らず,オマケの次回予告パートの最後に沖田艦長が告げるカタチであり,本篇エンディング時点のことか次回のエピソードの日付を基にしているのか判然としない。そうとう迷ったが,第25話後の予告(次回最終回)で「あと何日」を言わなかったことから次回のそれと判断した。
劇中日付が明示されたのは,第1話のサーシャの墓標(2199.1/17)と第26話の地球帰還日のテロップ(2199.12/8)だけである。ヤマトの出立日は冥王星から3週間かけて沖田艦が地球に戻って翌翌日という線で決めたが確信を持てないでいる。
地球からの距離で判明しているのはイスカンダルまでの16万8000光年と,第11話で示されたバラン星の25,769.13パーセクくらい。グリーゼ581は実在するからいいとして,ビーメラやレプタポーダほかは不明のままだ。設定してないとは考えにくいんで,教えてくれればいいのになあ。
ついでながらヤマトの巡航速は,遠いムカシに筆者が最初に見たMOOKの設定で光速の10%ていどだったハズなんだけど,いつの間にやら光速の99%ってことになって……る? どっちにせよワープ以外の方法で移動したところでイスカンダルに近づく距離など無に等しい。通常空間では碇泊して艦の修理でもしていればイイのだ。ガス生命体から逃げたり野菜泥棒に行くときに惑星間航行速度を出す。もちろんウラシマ効果が顕在化しない範囲で。だから1stヤマトで錯乱した相原が宇宙遊泳して地球に帰ろうとした際も,ヤマトはそんなに離れていかなかったから古代らの捜索が間にあったわけである。