トルコ旅行記(1日目)


6月20日

 朝の早い1日であった。6時にホテルの送迎バスで空港へ向かう。羽田発の飛行機が7時半発なので、前日に羽田近くのホテルに泊まったのであった。

 乗り継いで関西空港へ。およそ1時間。
 関空にて出国手続き。関空は出来たばかりで、とても綺麗である。しかし、空港施設利用料なるものが2千いくらと高い。イスタンブールまでの直行便は、トルコ航空、日本航空共同運行便 (写真)。 関空発ということもあり、機内には関西の人が多い。うしろの座席に座ったおばちゃんのおしゃべりがうるさい。おまけに、相棒の肘掛けに足を乗せる始末。全く、参った。(彼女が肘でどついたのでひっこんだが。)
トルコ航空機  半分以上の座席が埋まっていたが、空席も目立つ。そのため、離陸後しばらくしてシートベルトの解除サインが出ると、空いた席を確保するために人がいっせいに動き出した。もちろん、横になって眠るためである。しかし、そうとは気づかずに確保し損なってしまう。
 機内食はまあまあ。時差に合わせるためか、早いうちに機内の照明が落ちる。座席幅が狭いということもあり、眠ることがなかなか出来ない。しょうがないので、トルコ関係の本を読んで時間を潰す。相棒はときどき眠っているみたいだ。
 飛行も半ばになると、窓からの下界は砂漠地帯がほとんど。所々、黒々としているのは雲の影である。さらに進むとカスピ海らしきものが見えてくる。

 現地時間で夕刻にイスタンブール、アタチュルク空港着。アタチュルクは、もちろん、トルコの父=アタチュルクことケマル・パシャのことである。天気はやや曇っている。
 トルコの地に降り立つ。それほど暑くもなく、過ごしやすい気温である。
 空港ロビーにてトランジットの時間待ち。空港はまあそこそこだが、真新しい関空と比べてしまうとぼろい箇所が目立つ。アンカラまでの搭乗券を発券してもらうが、なんか粗末な感じのする航空券である。当たり前だが、周りはトルコ人ばかり。といっても、どれがトルコ人でそうでないかかは良く分からない。だいたいにしてトルコ人というのは、雑多な民族なのである。また、イスラムの国ということもあり、全身黒ずくめの女性もいたりする。その他にもヨーロッパの観光客らしき人々の姿も目立つ。まあ、なにはともあれ、外国に来たという実感が大いにある。
 両替所で200ドルをトルコリラへ換金する。換金前に相棒は売店でジュースを買ったのだが、4ドルもした。やたら高かったのはぼられたのか。
 待ち時間が長いため、相棒はベンチで寝てしまう。となりに座っているトルコ人か何か話しかけられるが、あんまり話が通じない。幸いにも英語なんだけど。。念の為、言っておくと、私の英語力はたいしたことなく、相棒のこころもとない英語力をあてにしていたりするのだ。

 ようやく、アンカラへのフライト。小さい飛行機である。乗れるのがほんの100人かそこらぐらい。日本人らしきのは他に2、3人というとこか。ほんの1時間の飛行なのだが、機内でパンとお菓子が出る。パンの入っている箱には、「豚肉は使ってません」ということを意味するイラストが描かれている。相棒は飛行機に乗って早々にまた寝てしまった。
 離陸時のイスタンブール夜景のきれいな事といったら。この時だけ、相棒をたたき起こす。たいそう感激したようだが、またすぐ寝てしまった。

 アンカラ着。ここでやっと入国審査である。しかし、拍子抜けするほど簡単に済む。荷物を受け取って、ロビーに出ると、若いトルコ人ガイドが待っていた。ワンボックスの車にて、別の日本人女性2人組とともにホテルへ。
 アンカラの夜の街を走る。右側通行。ガソリンスタンドのガソリン代の数字のけたがやたら大きい。もちろん、トルコリラだろう。
 30分くらい走って、ホテル着。まあ、まあ高級といった感じ。荷物運んでくれたおにいさんに、チップもちゃんとあげた。一応、初チップということだが、さりげなく。慣れてるわいといった感じで。
 エアコンごつく、やかましい音をたてている。そういや、昔のエアコンってこんな音してた。外はかなり涼しいのに部屋の中はなぜか暑い。

 ところで、ワールドカップ。この時まさに世界中盛り上がっていたわけであるが、フロントで小耳に挟んだ情報によると、日本はクロアチアに負けたらしい。トルコでも例外でなく盛り上がっているようで、サッカー中継をしているチャンネルがある。けれど、ろくに寝ていないので、シャワーを浴びて、すぐ寝てしまった。

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