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ボートハウスホテル(スリナガル)

Boat House Hotel (Srinagar, India)

1985年8月泊

34 05 14.18N,74 50 10.17E

 カシミール州の代表都市スリナガルは古くから夏の避暑地として有名でしたが、その名残りがこのボートハウスです。大昔に建て替わる前の丸の内の帝国劇場で上映していたシネラマ「世界の楽園」にも出てきたのを思い出します(今から45年位前の話です)。内装は御覧のように木の透かし彫りがあちこちに施され、なかなか豪華なものでした。またその数も50隻もあろうかという規模を誇っています。水上生活のボートというと香港のアバディーンとかが有名ですし(随分数は減りました)、世界中ではパリやバンクーバーのグランビルアイランドなどでもありますが、ホテルというのはここの他には知りません。(その後アムステルダムで泊まることが出来ました。そちらをご覧下さい。)

 このスリナガルはその後内戦というか、国境紛争に加え宗教戦争、最近は爆弾テロと、紛争が収まったかと思うとまた再開という日々のため、とても観光でここに寄れるような状態ではないというのが久しく続いており、非常に残念です。今でもこれらのボートはちゃんとあるのでしょうか。

 なお、ここへはラダックへのツアーの途中に立ち寄ったもので、このホームページ上唯一私が予約や飛び込みをしたものではないホテルです。もう20年以上も前のことになりました。

こ一番奥の部屋は天蓋付きのベッドでした。木彫りの透かしがとても見事。

こちら側から小さな手こぎの舟で渡ります。この辺りには緑の木々が一杯。

舟から上がった最初の部屋はロビーです。ウェイター氏が写真目線、いや写真体勢で直立していました。魚眼レンズで撮影しています。

朝はとても静かでした。これから過酷な山岳路を2日間かけてラダックに向かいます。