サンジミミャーノ(San Gimignano)
43 28 02.73N,11 02 36.01E
フィレンツェからシエナに向かう列車での途中、シエナのちょっと手前にポッジボンシ(Poggibonsi)という町があり、そこからバスに乗ること約20分で、山の上の塔の林立する町に到着します。商家が競って塔を建てた結果こんな町になったとか。その後の交易ルートの変化により、見捨て去られた町となり、結果、13,4世紀の街並みを堪能する事ができます。
しかし塔は、敵をいち早く発見する、塔の上から相手に攻撃する、また敵から収穫物などを守るための貯蔵庫とするなど、塔は軍事目的として中世にはあちこちに林立していたそうですが、それが富の象徴になるというのもうなずける話だと思えてしまいます。またここの塔は、装飾が殆ど無いところが中世っぽくってとても好きです。 また、ここの広場は、ドウオモ広場とチステルナ広場と独立しつつ隣り合って存在するという形態を取っています。ドウオモ広場と市民広場が別個にあるというのは珍しくなく、シエナしかり、フィレンツェしかり皆、聖と俗の広場を持っているのですが、こんな小さな町にもそれが踏襲されているというのが驚きです。 |