home世界のお薦めホテル>ロイヤル クレセント ホテル


ロイヤル クレセント ホテル(バース)

Royal Crescent Hotel (Bath、U.K.)

51 23 14.56N,2 22 05.43W
1986年5月泊

 イギリスの保養都市バースの名を高めたものの一つに、ジョンウッドの手によるローヤルサーカス、ロイヤルクレセントでしょう。この完成された都市空間は250年たった今でも、その魅力を如何なく発揮しています。

 このロイヤルクレセントにその名を冠したホテルがあるというので、建築史の教科書に載っている建物でホテルになっているのは、そうはない、ひょっとしてここ位ではないかということで、しっかり予約を入れ、2泊してみました。ホテルはLHW(リーディングホテルズオブザワールド)の一員となっており、その気品の高さを感じさせます。(でも当時はシングル1.8万円程度で泊まれました)

 そして内容は期待を裏切らないものでした。美術館のようなインテリア(月並みな表現ですが)、細部まで雰囲気を伝える調度品、慇懃なサービス・・・バースがその名声を維持してきただけのことはありました。しかし朝食にネクタイを締めていって本当に良かった。また、ケロッグのコーンフレークを緊張感の中、あんなに勿体ぶって食べるのもそうは出来ない経験です。
 予約はそんな訳で、LHWに電話一本でした。

ロイヤルクレセントの全景です。
ホテルはこの中央部を使っています。写真はロイヤルクレセントミュージアムから撮りました。

ホテルのエントランスです。植栽の鉢にしか名前がありません。

クレセントの前は大きな緑地になっています。ここから見上げるとまた違って見える。

エレベーターの内部です。本はだまし絵ではなく、本物の背表紙を使っていました。この凝りよう!

ロビー。みんなどこか外出してしまいました。

部屋からの風景です。クレセント側は殆どがスウィートであり、シングルルームは当然裏側でしたが、こちら側も美しい風景でした。

階段の窓から中庭が見えます。

部屋からバスルームをみています。写っていませんが、バスはクラシカルな形をしていました。