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ノース アデレード ヘリテージ アパートメンツ&コテージス (アデレード) 
Meeting Chapel
of North Adelaide Heritage Apartments & Cottages (Adelaide, Australia)

34 54 22.86S,138 35 42.00E

1997年8月泊

 アデレードは旧市街が河沿いの緑に囲まれている美しい町ですが、ここにあった非常にユニークなホテルがこちらです。歴史的建造物をそのままホテルにするというのは最近増えてきて嬉しいのですが、ここは築100年の何と集会場兼チャペル(Meeting Chapel)をそのままホテル(というかB&Bというべきか)にしてしまったものでした。だから内部は200m2はあろうかというワンルームであり、天井までは5m以上、10人掛けのテーブルが部屋の横手方向に十分入ってしまうという代物でした。全くこんなテーブルが入るホテルの部屋なんてそうはありません。その代わりに窓が高い所しかないということはあります。

 また、チェックインは郵便ポストにキーを入れておきますと言われたので、それで開けて入り、チェックアウトは伝票にサインして出てくる(これはエクスプレスチェックアウトそのものですね)というやり方でした。とはいうもののオーナーである Rodney Twiss氏が時々見回りにきてくれ、何か不都合はないか、リクエストがあったら言ってくれ、はてまた、翌日は郊外のクリーランド動物園まで行くと言ったら、それでは市内を案内しながら送ってあげようと、愛車のベントレー(!)に家族3人乗せてくれたりとそれはもう至れり尽せりのサービスをしていただきました。

 またここもキッチン付きで、チェックインの際に冷蔵庫の中に分厚いベーコンたっぷりと卵10個が入っていました。(朝食付き・・いや朝食の材料付きと言うべきでしょう、の設定です)これが2日分かと思いきや、翌日はまた同じ分だけ追加されてたという、いやいやこちらの人はそんなに食べるのでしょうか。また、バスはバブルジェット付きの大浴槽でこれも気持ちがいいものでした。(浴室が広すぎてちょっと寒かったです)

 またエクスカーションでカンガルー島に行くので、1泊開けてまた戻ってくると告げたところ、持っていかない荷物は部屋において置いていいよと言ってくれました。全くおおらかなものです。

 氏は他に一軒家も複数持っており、こちらは当然住宅街の中ですが、実にいいたたずまいを見せていました。(しっかり案内してくれました)
 予約は、当時は結構苦労しました。ネットで見つけeメールを送ったら、何故か突然先方の友人という人からメールが来て、「まだあまりネット環境が整っていないので私が代わりにメールした。必要ならファックスで連絡を取ってくれ。」という状況でした。仕方なくファックスを入れ連絡を取ったのですが、最後には手紙でしっかりと予約確認とパンフレットまで送ってくれました。今となっては信じられないことですが、ネット発展過渡期にはこんなこともあったのですね。
 味があって好きなやりとりでした。

 そんなこともありましたが、今はしっかりと自分のホームページを持っています。(当たり前か)アドレスはこのとおり。
http://www.adelaideheritage.com/
 で、その時オーナー氏が言っていた消防署を改造して宿にする計画もしっかり実現しているようです。集会場の次は、消防署に泊まりにいくかな?
 
キッチンから見るリビング。手前から順番に10人座れるダイニングテーブル。大きなソファー、そして衝立の向こうがベッドルーム。左の写真に写っている長窓が奥に見えます。

道路側から見る。ミーティングチャペルらしい外観ですね。

置いてあったオルガン。こんなのがあちこちあっても全く邪魔にならないというのはいいことです。(弾けました)

オーナーのTwiss氏と。途中ガイドウェイバスが面白いよと停めてくれた時に撮りました。革張りのシートは実に乗り心地が良かった。