冬の北海道旅行記その2-2

update on '02.5.8

2/9は北見に宿泊。
2/10の目的は釧網本線を列車で旅すること。しかし指定席を取れたのはSL冬の湿原号だけ。苦行にならなければいいけどなあ。
まずは網走まで移動。早めに行かないと自由席の取り合いに負けてしまう。こんな時だけ早起きが苦にならない僕(笑)。休みの日でも部活等で通学する学生がいるのは雪国でも同じ。しかしさすがにルーズソックスはいなかった。やっぱりブーツ(たぶん防寒ブーツ)にルーズソックスが合わないことは共通の認識だったようだ。
そんなこんなで網走着。改札に並ぶまでソルトレークオリンピックを見たり、駅の外に出たり、ちょっと休憩。

網走駅
木の表札に迫力があります

最初に乗るのは流氷ノロッコ号。40kmちょっとを1時間強かけて走破する。名前のとおりノロノロ運転。とはいえ一応快速なので一般客も乗ってくるのだ。車内がちょっと生臭いのは車内一面に張っている漁網のせいか、それもとだるまストーブで焼いている魚介類の乾物のせいか。

流氷ノロッコ号

乗って数駅過ぎると左手にオホーツク海が広がってくる。すごい眺めだ。海岸近くまで流氷がよっている海岸もある。途中の北浜駅は「オホーツク海に一番近い駅」ということで撮影台が設けてある。そこから流氷を撮るんだろう。でも寒そうだ。
といううちに知床斜里駅着。ここから快速マウントレイク摩周号で標茶に向かうわけだが、ノロッコ号が知床斜里に着いた時にはもうホームで待っていた。ということは・・・

自由席はぎゅうぎゅう詰め

の状態。辛いなあ〜。
マウントレイク摩周号

そんなぎゅうぎゅう詰めの状態でも車内販売はあるわけで、中でも欲しかったのは

ビール

欲しいなあ〜。でもこの混み具合と振動じゃあまわりに迷惑だろうなあ、ということで断念。ちなみにビールを売っていた人は沿線の民宿の御主人だったみたい。なんと簡易サーバーを背中に背負っての車内販売。サーバーの大きさがちょっと迷惑だけど仕方ないよなあ〜。
しかし車窓から見える知床山系の山々はとっても綺麗で勇壮だ。くそーもっと窓に近ければましな写真が撮れるのになあ。

と残念がってるうちに標茶駅着。マウントレイク摩周号はそのまま釧路まで行ってしまうのだが、かなりの客がここで降りる。目的はSL冬の湿原号。全席指定の観光列車で、僕が事前に席が予約できた唯一の列車。標茶駅にはもうSLが準備中だった。

C11-171号
この機関車+客車で「SL冬の湿原号」になります

ちなみに釧網本線にはターンテーブルがないので標茶から釧路に向かう場合は機関車は後ろ向きに走る(写真は後部を撮影)。客車は機関車の前に連結するので、後ずさりしながら引っ張っていく、というのが妥当な表現だと思う。
この列車も結構ゆっくりした速度で釧路に向かう。途中「エゾジカが線路を横断中なので停止します」とか「右手に見えるのが釧路川です。速度を落としますので景色をゆっくり御覧ください(みたいなニュアンスのことを言っていた)」とか。また茅沼駅は「丹頂鶴の来る駅」だそうだが、今回も丹頂鶴が来ていたのでしばらく停車するとか、く〜なんて優雅な時間の使い方をするんだ。やっぱりこうでなけりゃわざわざ列車に乗っている意味がない!!
さらに僕にとって嬉しかったのが

地ビールの車内販売

当然買ってしまったし、簡単に飲み干してしまった。しかしこの後疲れからか睡魔に襲われてしまい、気が着いた時には「次は〜東釧路」ってもうほとんど終点じゃんかー。くそ〜次の北海道の旅の課題を残してしまった(笑)。

さて釧路では街の写真屋さんにさっそく今までに撮りためた写真をプリントに出したのだが、

「あの〜プリントお願いしたいんですけど」
「はい、いいですよ」
「(時間は)どのくらいかかりますか?」
「明日、じゃだめですか?」
「今日中にお願いしたいんですけど」
「・・・わかりました。閉店時間が6:30なので、少し前に来ていただけますか」
「はい、じゃあ6:20ごろに取りに来ます」
さすがに2時間で25枚取りを6本はきつそうだった。

(to be continued)

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