冬の北海道旅行記その2-1

update on '02.5.8

前回の釧路旅行は突然の旅行の神様の来訪だったので、中途半端な感は否めなかった。そこでまだ旅行の神様が降りてきているうちにもう1回冬の北海道に行こうと思った。今度は流氷も見てやる。丹頂ももっと見てやる。釧網本線も走破してやる・・・
しかしさすがに3連休。ちょっと油断しているとあっという間に大阪と北海道の直通航空便は全て満席。そこでいったん羽田に行ってそこから北海道に乗り込むことにした。ぎりぎりで女満別行きの席が取れた。そして帰りの新千歳からの飛行機はなんと

スーパーシート

だってこれしかなかったから。このままじゃあまた交通費が高くつくので株主優待券を購入してコスト削減を図る。羽田〜女満別間は思ったほど安くならなかったけど、新千歳〜関空はすごい!普通席を一般運賃で購入すると¥37000。これが株主優待券だと半額になるのだ。スーパーシート代は割り引き対象外だけど、スーパーシート代を合わせても¥21700。優待券は金券屋さんで¥5000で購入したので、総合計¥26500。ね、すごい安いでしょ。これ病み付きになりそう。

さて2/9はまず羽田に出発。さすが3連休の最初だけはある。空席待ちの人もいる。乗った飛行機も満席。
羽田に着くと時間にちょっと余裕があったので、(たぶん)空港名物「羽田ラーメン」を食べる。ぼくがその土地?の名物を食べるなんてよっぽどのこと。まあラーメンだったから食べた、ということもあるんだけど・・・しかしこのラーメン屋、芸能人の色紙がいっぱい飾ってあった。結構有名なのかなあ。味もよかったし(と思う、あんまり自身ないけど)。
さて、羽田にいるうちに観光砕氷船の予約をしようとしたら、話し中で全然つながらない。やばいぞ、これは。ほんとに焦った。飛行機に乗り込む前に予約しておかないと絶対手遅れになる。回線が一本しかないからつながらないんだ、席にはまだ余裕があるはずだ・・・と信じてリダイヤルすること10数回。やっとつながった!

「あの〜、今日の15:00の便の予約をしたいんですが・・・」
「はい、どうぞ」
「(やったー空席あり〜)大人一人です、名前は・・・」

ということで予約完了。ほんとに「ほっと」した。

女満別空港に着くと、一面雪、雪、雪。でも思ったほど寒くないのは天気のいいせいか。そしてここからバスで一気に網走港まで向かう。

網走港に着くと周囲は車、タクシー、バスの群れ。天気がいいせいもあるのか道は完全にアスファルトむき出しの状態。しかしそんな車達を見て「釧路と違う」と思ったのは、車体の下に「つらら」ができているということ。確かに昼間でも気温は氷点下だとは思うけど、車につららができるなんて、網走は北海道でも寒い地域なんだろうなあ。
乗船手続を済ませ、1時間ほど待っていよいよ砕氷船に乗り込む。いざ出航!!
しかし流氷が見当たらない。船は結構高速で沖に向かっている。がーん、まさか空振りか・・・数日前、流氷を特集していたTV番組で全然流氷がなくて企画倒れになっていたのを見たが、それと一緒なのか・・・

あった〜流氷だあ〜!!

あったどころではない。流氷だらけだあ〜。やったー。うれしー。しばらく船内に留まっていたが、写真を取るには外に出なければ。
デッキは人で一杯。だって間近で流氷が見られるんだもん。ガリガリと氷を砕く音、足下に感じる氷を船が砕く振動。そして意外だったのが氷が砕けると、その砕けかす( といっても微少な氷)が吹き付けてくる。その砕けかすで、氷で冷やされているであろう空気で、あっという間に体が冷えだす。手袋をしていても指先なんてほとんど感覚がなくなった。でもとっても楽しい。そんな状況でとった写真が下です。

流氷その1
流氷その2
写っている船も砕氷船です

乗客全員満足している感じ。僕も大満足。そして船は港に戻ってきた。

僕の乗った砕氷船
オーロラ号
(to be continued)

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