Q:ユビキタスな医療って?
A:介護ロボット、遠隔画像診断、カードばらいシステム、実に色々あります。
ユビキタスな(Ubiquitous)社会では、色々な家電メーカの開発しているロボットの様な家や、介護の必要な方の全調理機械や全自動洗濯機などが既に活躍をしようとしています。一方、TRONを始めとする、ユビキタスコンピューティングを可能にするOSやアプリケーションが、それら自動機械を容易にネットしたりするだけではなく、もっと大きく全自動スーパ(食品の棚の間を歩きながら小型端末を操作すると、その食品の値段、成分などが表示され、買い物が出来る。つまりネット通販と同じように歩きながらセンサとコンピュータが全て行って支払はその端末が口座から落してくれる)などの試みています。
アトムもどきの時代が到来しようとしているのです。すでに車に関していえば、GPSと携帯による双方向のカー・ナビ画存在するし、トヨタなどの自動走行システムの実験もすすんでいる。けれど、ここでも一番大切なのは、あくまで、我々人間がなにをそこから得られるのかという、情報の質、というよりは我々利用する人間側の質が大切と言うことだと思います。ただ、便利になる、という捉え方ではなく、そういう環境の中で、どれだけ、時間を自由に使い、思考し、生きるか、ここに全てがかかっているような気がするのです。そうでなければ、手塚氏の描くアトムの時代ならぬアトムもどきの時代というか、単なる「怠け者の社会」が来てしまうような気がしませんか。
方安庵の手作りコンピューティングは、そこを少し自制して、自分が考えるデータ、患者さんの資料としてのデータに特化し、そのための医療の道具として、昔の大工さんが道具を作ったように、思考やデータの自作のためのコンピューティング, 恰好をつければUniquitus(Unique-it-(for)-us)からはずれない、という事です。