ヒトの行動の不思議を解こう

ABOUT US

 東京都日野市多摩平の森産業連携センターを活動拠点とする行動分析学の研究会です。大学院生、公共団体職員、医師、心理士など構成員は多様です。

 当研究会の特徴は、行動分析学へのなじみの薄い精神科領域での応用を扱う点にあります。これまで、強迫性障害、全般性不安障害 パニック障害、解離性障害、うつ病、クレプトマニア(窃盗症)など様々な症例を分析し、現場で効果を上げています。詳細は活動ログをご覧ください。

 初学者歓迎です。しかし、一方的に教わるだけでは地力はつきません。自分の頭で考えて行動しましょう。

保立(Hotate 八王子市 高尾厚生病院)

NEWS & TOPICS

  • 第22回行動分析学研究会 2020/1/8(水)18:30~20:30
    第23回行動分析学研究会 2020/1/25(土)14:30~16:30
     両日ともに会の前半はギャンブル(パチンコ)依存を取り上げます。個々で分析しておくことをお勧めいたします。余裕がある場合はネット依存にも言及します。
     キーワード:行動の過剰と不足、ギャンブル行動(gambling)、部分強化、変率スケジュール、確立操作、刺激遮断、ルール、EGM Electronic Gaming Machine)、迷信行動、刺激性制御、イネーブリング 
     後半は皆様からのリクエストを取り上げたいと考えています。検討したい事案がある方はお知らせください。事例でも行動分析そのものに関することでも何でもOKです。
  • 第21回行動分析学研究会 2019/12/11(水)18:30~20:30
     今年最後の研究会。特にテーマは設けません。仕事、論文、事例、人間関係、何でも自由に質問してください。みんなで考えましょう。なお、保立は18:00~会場入りしております。
  • 第20回行動分析学研究会 2019/11/30(土)14:30~16:30
     第19回と基本的に同等の内容です。一部分析トレーニングを組み込む予定です。
  • 第19回行動分析学研究会 2019/11/13(水)18:30~20:30
    1周年の会としてこれまでを振り返るとともに、細切れに扱ってきた内容を総括します。
     1) 科学と人間行動
     2) 行動主義、新行動主義、徹底的行動主義
     3) 人を機械的に扱うという批判について
     4) 行動分析の本質
     5) 治療パッケージ(行動療法、認知行動療法 etc.)との違い
     6) 行動分析は認知や心をどう扱うのか
     7) 行動分析の学び方 etc.
  • 第18回行動分析学研究会 2019/10/19(土)14:30~16:30
    第17回行動分析学研究会 2019/10/9(水)18:30~20:30
     クレプトマニア(窃盗症)の行動分析。某学会発表のプレ発表会を兼ねています。加工済みの実例をもとに、実際の分析、プログラムの構築と実装法を紹介します。
    キーワード:刺激遮断 ルール プライアンス トラッキング 随伴性形成行動 文脈刺激
  • 第16回行動分析学研究会 2019/9/28(土)14:30~16:30
     近年話題になっているアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)を取り上げます。関係フレーム理論(RFT)がベースになっていると言われていますが、理論と実践の明確なつながりが見えないまま、形式だけをまねている実践者も多いのではないでしょうか。今回は、RFTがACTのどこに、どのように実装され、どういう効果をもたらすのか考えます。
  • 第15回行動分析学研究会 2019/8/24(土)14:30~16:30
    第14回行動分析学研究会 2019/8/14(水)18:30~20:30
     強迫性障害の行動分析。従来のABC分析に基づく曝露反応妨害法は効果が芳しくありません。なぜなのか。強迫性障害を古典型と偽装型に分類し、行動ダイアグラムを加えたクロス分析を試みます。
  • 第13回行動分析学研究会 2019/7/10(水)18:30~20:30
    私たちには日常的に様々なバイアスがかかっています。正確な行動分析はを行うには、あるものをあるがままに観察する目が必要です。頭の体操(クイズ)を通じて自分たちにどれほどバイアスがかかっているのか体験し、その上でばイアスがどのように生じるのか検討していきます。その流れで、関係フレーム理論における「刺激機能の変換」に接近していきたいと思います。
  • 第12回行動分析学研究会 2019/6/29(土)14:30~16:30
    第11回行動分析学研究会 2019/6/12(水)18:30~20:30
     うつ反応の行動分析。うつ状態になるとネガティブな思考が次々に頭に浮かびます。その思考内容は、気分の低下をもたらす不快刺激(弱化子)です。弱化子が提示されれば直前の行動は本来は減少するはずです。しかし、うつ反応の場合、このようなタクトは減少するどころかむしろ増えていきます。分析が間違っているのでしょうか。
  • 第9回行動分析学研究会 2019/4/24(水)18:30~20:30
    第8回行動分析学研究会 2019/4/13(土)14:30~16:30
     解離性同一性障害の行動分析。交代反応(switching)、記憶の断絶をはじめとする解離メカニズムを行動分析学の視点から明確化します。過去の介入事例(加工済み)を紹介し、分析と介入の流れも紹介します。
  • 第7回行動分析学研究会 2019/3/27(水)18:30~20:30
     迅速に状況や問題を分析、標的行動を特定、行動修正手順を繰り出せるように、加工済みの事例(1事例20分程度×5)を通じて分析トレーニングを行います。事例は当日提示するので特に事前準備は必要はありません。
  • 第6回行動分析学研究会 2019/3/13(水)18:30~20:30
     全般性不安障害ついて行動分析による解決手法を検討します。ポイントは “全般” の部分にあります。この状態を行動分析学的視点から説明できるようにしておきましょう。
  • 第5回行動分析学研究会 2019/2/20(水)18:30~20:30
     画面緘黙(選択性緘黙)を行動分します。場面緘黙と言っても原因は様々あります。今回はその中の一例を行動分析し、その修正法に迫ります。
  • 第4回行動分析学研究会 2019/1/26(土)14:30~16:30
     吃音に翻弄される僧侶を救う方法をみんなで検討します。
  • 第3回行動分析学研究会 2019/1/9(水)18:30~20:30
     最近テレビのニュースをにぎわしているクレプトマニア(窃盗症)を行動分析します。事前に自分で分析を試みておくと、活気のあるディスカッションができると思います。もちろん、分析するだけでなく具体的な修正法(治療)まで踏み込んでいくつもりです。
  • 第2回行動分析学研究会 2018/12/8(土)14:30~16:30
     解離性同一性障害(多重人格)の行動分析(基礎知識編)
  • 第1回行動分析学研究会 2018/11/24(土)14:30~16:30
     行動分析学の基礎:行動とは? 強化 弱化 消去 確立操作