小倉百人一首 春の歌 歌題別分類 6首
【若菜】
光孝天皇
015 君かためはるの野に出てわかなつむ わか衣手に雪はふりつゝ
【梅】
紀貫之
035 人はいさ心もしらす古郷は 花そむかしの香ににほひける
【桜】
(注:小町の歌は、古今集では春歌とし、桜の歌群中にあるが、桜によそえて己の若さが失われた嘆きを詠んだ歌と解釈する説もある。)
伊勢大輔
061 いにしへの奈良のみやこの八重桜 けふこゝのへに匂ひぬるかな
権中納言匡房
073 高砂のおのへのさくら咲にけり とやまの霞みたゝすもあらなん
小野小町
009 花の色はうつりにけりないたつらに わか身よにふるなかめせしまに
紀友則
033 久方の光のとけき春の日に しつ心なくはなの散らん
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