磯城皇子
しきのみこ
- 生没年 未詳
- 系譜など 天武天皇の皇子。母は宍人臣大麻呂の女。忍壁皇子の同母弟。五代孫坂井王は清原真人を賜姓されたと『日本三代実録』にある。また『新撰姓氏録』によれば三園真人・笠原真人の祖。なお『続日本紀』天平19年10月3日条に見える「微過に縁て遂に廃退され」皇子の列から除かれたという御方大野の父を磯城皇子と見る説がある(ハーラ・イシュトヴァン)。
- 略伝 686(朱鳥1)年8月、芝基皇子と共に封200戸を加えられる。以後の消息は不明。『新撰姓氏録』に「浄広壱」とあるので、大宝律令以前の没と考えられる。
系図へ