Chord DAVE,
Esoteric D-02x,
Accuphase DC-901
最新DAコンバータの試聴


2016/5/20追記

 その後、以下の試聴結果に沿って、エソテリック D-02xを導入しました! 

  Chordから最新鋭のDAVEが、EsotericからもD-02xがデビューしたのを機に、都内の某ショップの試聴室にてChord DAVE、 Esoteric D-02x、 Accuphase DC-901を試聴させてもらいました。

DAC以外の使用機材
 アンプはすべてアキュフェーズの上位機種。スピーカーはB&W 802-D3。入力は、私がパーフェクト・リッピングしたファイルをuDSDからPCMで入力して聴きます。
 あくまで「CDがどう聞こえるか」が試聴の主題。参考のため、ハイレゾファイルも聴きますが、PCMで出力できないSACDは聴きません。

 私はCHORDユーザーとしてDAVEにはわりと期待していました。DC-901は、音も信頼していますが、外部プロセッサ用の入出力が付いていることから、デジタルイコライザを入れやすいことが魅力でもあります。D-02xは、以前にGrandiosoを聴いた時のイメージから、音がいいのはわかっている(多分)。しかし、筐体がちょっと大きいなあ、というイメージ。DAVEが小さすぎるのかもしれないけど。

試聴の結果
 Chord DAVE、 Esoteric D-02X、 Accuphase DC-901、どれも100万円越えの機材ですから、もちろん、よい音で驚きますが、音は相当に違いました。

 それぞれのDACの音を言い表すことは難しいですが、
DC-901はこれが世界基準と思わせる納得の音。DAVEは「すごいDACだ」と思わせる音だが、「すごいDAC」の想定の範囲にはある。しかし、D-02xは、「あれれ、今、パワーアンプ変えました?」と聞きたくなる音。そう、DACによる変化とは信じられない。

 私の好きな音ということなら、
迷う余地なくEsoteric D-02xでした。素晴らしい明瞭度なのにエッジが立ちすぎることはなく、わざとらしい強調感も感じない。きれいでかつ快適な中音域。重厚なのに切れの良い低音。どうやったらこんな音がでるのかなあ。36ビットとかの数字競争には抵抗感がありましたが、この音のすごさをうまく言い表したキャッチコピーが「36ビット処理」なのだと思いました。

もちろん、これはあくまで私の主観です。DAVEやDC-901のほうがずっといいよ、という方がいらしても、私はなんら不思議には思いません。車でいえば、レクサスとポルシェとベントレーを比較するようなものだと思います。ちなみに、D-02xのイメージはベントレーですかね。

2016年3月

 

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