2023-7月 July 文月 七夕月
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曇って風も弱い。昼過ぎ出発。
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写真:護岸に打ち寄せる波(江戸川)レジャーボートが沖を疾走すると間もなく大波が護岸を洗った。
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自宅→新松戸・流山→TX鉄橋下→江戸川土手→里見公園駐車場・・
→市川橋→江戸川河川敷→金町・下水処理場→江戸川土手→葛飾橋→江戸川土手→TX鉄橋下→流山・新松戸→自宅
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写真:護岸で羽化したナゴヤサナエ(江戸川)このままでは波に攫われるので、波の来ない場所まで移動させた。
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曇ってやや弱い向かい風だったが快適に南下。
市川に到着したのが14時を過ぎていた。
水位は昨日と同じく護岸の1段目迄来ていて、風による波がひたほたと寄せていた。
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護岸を探して歩くと、羽化殻がいくつか見つかった。
4,5段目の高い位置にあり、かなり乾いていた。
潮位が高い時間帯に羽化したらしい。
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写真左:護岸で羽化準備中のヤゴ(江戸川)
写真右:ナゴヤサナエヤゴ(江戸川)波に攫われ川に流された。
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護岸をゆっくり歩きながら10個体分の殻が見つかった。
今季の中では一番多い数だ。
潮位が下がり続けているのでまだ上陸してくるヤゴがいるかもしれないと思い、水際を探した。
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写真左:羽化開始(江戸川)護岸に上っていたヤゴを波の来ない位置まで移動させた。間もなく瀬墓が割れ羽化が始まった。
写真右:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)頭部を抜き直立した。
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思った通り護岸を上ってきたヤゴが2個体見つかった。
暫く様子を見ていると、レジャーボートが通りかかり、横波で1個体が流されてしまった。
もう一つの個体を波の来ない高さまで移動させてそこでじっくり羽化を観察することにした。
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写真左:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)直立した後前傾して頭をテコにして腹部ウィ抜いた。
写真右:ナゴヤサナエ羽化(江戸川)
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ヤゴの脇に座り殻を脱ぐのを待った。
ハクセキレイが護岸を歩いている。
時々他にも上陸するヤゴがいないか探した。
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写真左:ナゴヤサナエヤゴ(江戸川)腹部を抜いた直後はまだ翅が縮んだままだがすぐに伸び始める。
写真右:ナゴヤサナエヤゴ(江戸川)翅を伸ばすナゴヤサナエ。
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移動させたヤゴは背中が割れて頭部を持ち上げた。
暫く直立したのちに前傾し腹を抜いた。
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翅を伸ばす間に上流方向の護岸に行くと、既に抜けて殻の上で翅を伸ばしているトンボを見つけた。
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写真: ナゴヤサナエヤゴ(江戸川)翅を乾かしながら余分な水分を排泄する。
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ハクセキレイが寄ってきたので追い払い、トンボを観察中の羽化個体の近くに移動させた。
間もなくボートの横波が護岸を襲った。
そのままだったら。横倒しにされたか流されたかして羽化は失敗したに違いない。
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写真: ナゴヤサナエヤゴ(江戸川)飛び上がったものの風に戻され近くの護岸に降りた。このあと、斜面林に止まらせた。
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翅を伸ばしているトンボを眺めていると、あとから移動させたトンボが翅を広げ飛び立とうとした。
買おうとしたが風に押し戻され護岸に降りた。
近くだったのでそのまま様子を見ていた。
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やがて再び舞い上が営、斜面林の上の方に泊まった。
これで横波に流されるか、ハクセキの餌になったであろうトンボの救済に成功。
はじめに移動させた個体も羽を伸ばし余分な水を排泄していた。
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写真: ナゴヤサナエヤゴ(江戸川)
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そしてこの個体も舞い上がったが、風に戻され、護岸に止まった。
16時近くになりあまり時間もないので、護岸に降りたトンボをそっととらえ、斜面林の木の枝先に止まらせた。
これならばハクセキに喰われることはないだろう。
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10:30 2023/07/18 mo
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