日本の伝統ゲームの中から、ボードウォークの例会や特別例会で行ったものを列記してあります。
伝統ゲームの部屋にもっと詳しい内容がありますのでそちらをご覧下さい。
なお、和風ゲームといっていますが、日本以外のアジアのゲームも遊んでいます。
百人一首(ひゃくにんいっしゅ)
藤原定家が編纂した小倉百人一首を一首ごとに読み札と取り札を作ったものです。
取り札を床に広げ一人が読み札を読んでいき、その読み札を早く取った者がそれを取ります。
二組に分かれて遊ぶ源平や、みんなで銘々取り合うちらし等の遊び方があります。
その他、坊主めくり、色冠、むべ山カルタといった遊び方があります。
川柳・狂歌ではよく「ひゃくにんしゅ」と呼ばれます。
北海道では木の板を使う板カルタが遊ばれています。
花札を使った遊び。その中では最も面白いと言われます。 出来役はたった5種類ですが手役はなんと55種類もあります。 そのため複雑になりがちですが、 菓子札、だるま、碁石、軍配といった小道具が非常に魅力あるゲームにしています。 また6、7人で遊びますが1回の勝負は常に3人であるため、勝負に出るか降りるかの判断が入り、 他の花札のゲームよりも運の要素が少ないのが大人を虜にする所以でしょう。
扇を投げて的を落とす和製ダーツとでも言うべきゲーム。王朝の香りのあるゲームですが、 実は江戸時代に作られた結構新しいゲームです。二人の対戦で行います。 中央に箱(木枕)を置きその上に蝶と呼ばれる高さ10cmぐらいの的を乗せます。 ここから1m20cm〜60cm程離れて向き合って座ります。 扇は交互に決まった回数ずつ投げ、合計で勝敗を決めます。 点数は扇が蝶を落としたときの形で決まります。 形によって名前が決められており、源氏物語の巻の名前の付いているもの、 百人一首に関連した名前のものなどがあります。
江戸時代にオランダから伝わったものを参考に、日本人が作り上げたカードゲーム。 なぜか熊本県人吉市だけに伝わっているのですが、 今では遊べる人間は50人もいないであろうという貴重な遊びです。 うんすんカルタを使った代表的な遊びに「8人メリ」があります。 これは8人が4人ずつ2組に分かれてトリックテイキングを行うと言う実に珍しい遊びです。
百人一首を使うビンゴのような遊びです。まず取り札を決まった形に並べます。 読み札を1枚ずつ読んでいき読まれた取り札を伏せます。特定の列が伏せられると得点になります。 「むべ山風を嵐といふらむ」の札が役札になっているのが名前の由来のようです。
これも百人一首を使う遊び。ただし読み札しか使いません。4人で遊び、向かい合った二人がペアを組みます。 僧侶以外の男性はかぶっている冠の形で青冠、縦烏帽子、横烏帽子などと分けられます。 順番に自分の右隣の人に対して札を出し、持っていれば出せるが無いと出せない、という形で進めていきます。
ことわざが書かれた専用の札を使用するビンゴのような遊びです。
北海道の百人一首。取り札が板製で独特の書体で書いてあるため、覚えないと取ることが出来ません。 競技は3人一組で2組の対戦で行ないます。
石川県金沢市に伝わる遊び。源氏と平家に別れて旗を持ち、2個のさいころを振って旗を取り合います。 さいころの目にすべて呼び名があり、これを言ってはやしたてます。 例えば1と1なら「チンチンカモカモ」、2と3なら「ニサマノカンカンド」と言います。
お香を聞いて当てる遊び。源氏香、三景香、競馬香等遊び方は何十種類もあります。
鹿児島、宮崎に伝わる酒席の遊び。長さ10cmほどの木の棒を後ろ手に持った後、 何本かを握って前に出し、二人の合計を予想して言います。
高知県に伝わる遊び。箸を3本ずつ棒を後ろ手に持った後、何本かを握って前に出し、二人の合計を予想して言います。
江戸時代に流行した拳遊びの一種。狐、猟師、庄屋の3つの形を出して勝敗を争いますが、 3回続けて勝って始めて一勝となります。
アジアのゲームも少し行います
フールーモン
中国の双六。おめでたい絵柄がちりばめられた渦巻状の盤を使用します。
韓国の双六。ユッという4本の棒を振って駒を進めます。