第52話 奇跡の復活

が壊れるのは本当に伝染するのか、テレビに続いてビデオカメラも壊れてしまいました。入れたテープが出てきません。無理矢理に引っ張ってもだめです。長男の誕生に合わせて買った初代パスポートサイズのビデオですので、かれこれ9年使ってますので天寿でしょうか?

パソコンの修理に8万円もかかるのなら思い切って次のパソコンを買おうかと、同居人と町田のソフマップと移転セールをしていたJ&Pに行ってみました。ソフマップでは100MHzペンティアムのNEC製中古ノートパソコンが9万円台です。J&Pでは型落ちの新品ノートが15万円台と、それなりの値段です。我が家の財政とパソコンの使い方を考えると10万円以下のノートタイプが欲しいと考えています。しかし店頭にある売れ筋の機種はかなり高性能で、デスクトップは20万円弱、ノートタイプは20万円強です。

パソコンで家計簿付けたり、インターネットでWWWを見たり、メールを読み書きするだけのユーザーには233MHzペンティアムや10倍速以上のCD-ROMドライブもいりません。130MHz位のペンティアム、メモリ40MB、ハードディスクが2GB位の手頃なノートパソコンを10万円ぐらいでないかしら。最新鋭の技術搭載の新製品ばかりでなく、枯れた技術で壊れない廉価の普段使いのパソコンがあるといいです。メーカとしては儲からないからこういう企画は通らないでしょうけど、需要は大きいのではないでしょうか。

あ〜ぁ、世の中には使われないでほこりを被ったままのパソコンが星の数ほどあるだろうに、毎日使われていた役に立っていたママのパソコンが何で壊れちゃうのだろう? 夏休みも終わってようやくママにも時間に余裕ができたのにため息ばっかりです。

ソコンを東芝PC工房に預けて修理代の見積もりを待っている間に、ふと思いついて購入したPCデポに電話してみました。するとPCデポでは2年間(最高3年)の販売店保証があり、見積もりも無料で取ってくれるとの返事です。東芝PC工房では調査と見積もりだけで5,000円かかると言われていたので、あわてて東芝PC工房に電話して修理見積もりをキャンセルし秋葉原までパソコンを取りに行きました。その帰りにPCデポに預けるつもりでした。

平日の東芝PC工房は空いていて、来訪を告げると窓口のお姉さんが奥の部屋からママのパソコンを持ってでてきました。画面を開けるとメモ書きがあり、伝票に「分解したら電源が入った」と書いてあります。試しに電源をいれるとちゃんと動作します。え〜〜っ、今までの騒動は何だったの!? それなら、見積もりキャンセルの電話の時に教えてくれればいいのに。ママは腰から力が抜けていきました。

接触不良? 本当に分解したの? 先日はBIOSの入れ方を間違えたのではないの? 修理伝票にあった1万円の数字が横線で消してあったのは何を意味するのか? 様々な思いが交錯しますが、無料で直ったということで、結果オーライとしパソコンを抱えてPC工房を後にしました。付け加えておくと、東芝PC工房の窓口の方、技術の方の応対はよかったです。ちょっとしたトラブルなら無料で相談に載ってくれるこのようなサービス窓口があるのはいいですね。

回の件では色々な所に電話をかけまくり、秋葉原に2度も足を運ぶなど、普段平凡な日々を送っているママにとっては大した出来事でした。で、思ったことは次のことです。

  1. いざというときにサポート窓口やお店に簡単に持ち込めるノートパソコンは便利だ
  2. パソコンは家電安売り店より、長期保証のあるパソコン専門店で買うべきだ
  3. 消費者はインテルとマイクロソフトとパソコンメーカの策略で必要以上の性能のパソコンを買わされている
  4. パソコン依存症の人にはいざというときのバックアップパソコンが必要だ

特製マウスパッド 今週から始まるパソコンを使ったモニター用のCD-ROMも届いたので、早速直った?パソコンにインストールしました。パソコンが直らなかったらキャンセルするか、だれか友達に頼まなくては気をもんでいましたが、ほっとしたところです。このモニターの件は一段落したら書きたいと思いますが、もしかしたら守秘義務みたいなのがあったかな? 送られてきた資料をよく読むことにします。

第45話で、このページが日経クリック 5月号に紹介されたことを書きましたが、今週になって掲載プレゼントの特製マウスパッドが送られてきました。ママはとっくに忘れていたのでちょっと嬉しいです。よく覚えていてくれました。感謝。

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M.Nakamura Sep 12, '98