第45話 つれづれなるままに

雨入り前というのによく雨が降ります。おかげで除湿機が大活躍です。小さい子供が居る家庭に除湿機はお奨めです。大量の洗濯物を部屋につるしても、除湿機をかけておけば半日で洗濯物は乾きます。まぁ、衣類乾燥機があれば済むんだけど、部屋の湿気も取れてカビ防止になり家族の健康にもいいので我が家は除湿機派です。

小学3年生の算数教科書 日の朝日新聞一面に、2002年からの教育カリキュラム見直しで算数が3割削減と、いう記事が載っていました。このために小学校で台形の面積や立体の断面積を求める方法を教えるのをやめるそうです。昨今の少年犯罪の増加を危惧して、ゆとりの時間や道徳教育の時間を増やすためですと。

なんか違うんじゃないかな? 算数の時間が減っても中学入試の問題のレベルが下がるとは思えない。ますます塾の需要が高くなって子供たちの放課後の時間が減ってしまう。それに、なぜ道徳教育を学校でこれ以上する必要があるのかしら? もっと家庭に子供の道徳教育は任せて欲しい。

それには父親がもっと子供の養育に係われるようにしたほうがいい。例えば子供一人につき週1日は家族揃って夕食が食べられるように企業に義務づけて欲しい。今の不況を逆手にとって、お父さん達を子供の教育に関心を持たせたほうが、文部省の役人が机の上で授業日数をいじくるよりはずっと効果がある。

本当に算数の時間を減らして大丈夫なの? 戦後の技術立国日本を支えてきたのは子供の時からの高い理数科教育ではないの? 21世紀になって世界相手に渡り合えるの? と、元エンジニアのママは思うのです。

ンターネットを見るブラウザはNetscape Navigator 3.0を使っていました。第41話で、見たページ全体の保存が簡単にできないことを書いたら、日経ネットナビなどに記事を書いているテクニカルライターの方から、Netscape Communicator 4.0を使えばできるとのアドバイスを受けてました。

Netscape Communicator起動画面 でも面倒で中々アップデートできなかったのですが今週ようやく、残り少ないハードディスクを整理してインストールすることができました。画面が前に比べるとシックな色調になっています。

とっておきたいページの保存方法ですが、ページを見ている時に、「ページを編集する」にして、そのあとで「保存する」と、画面のイメージも含めてそのままセーブされます。これで電話を切ったあとでじっくり読むことができます。でも、ちょっと複雑な構成のページは元のままには再現できず、レイアウトがずれて表示されてしまいました。仕方ないのかな?

それで久しぶりにお気に入りのサイトを覗いてみると、村上春樹さんのページは長編の執筆のため更新されない状態が続いています。林望さんのページは何故か"Forbidden You don't have permission to access / on this server."です。どうしたのでしょうか? 閉鎖されたのかな? ママの好きな消しゴム作家のナンシー関さんのページには、有料E-Mailコラムが始まるアナウンスがありました。

ホームページも我が家のページのように全くの素人が趣味で作るページと、作家やイラストレータなどの方々が新しいコミュニケーションの場としてプロの作品を提供しているページ、地方の自治体が乗り遅れまいとして作ったものの全く更新されないページなど様々です。インターネットはこのように完成度や情報量の違うページがいっしょくたにぶちまけられた状態から、徐々に自然淘汰されたり、有料化したりして行くのかも知れません。

でも、個人が巨大メディアに匹敵する情報発信の手段を得たことは20世紀最後の大発明ではないかと、ママは思うのです。個人発信のページも生き残って欲しいものです。もうすぐ21世紀です。TVの地上波放送も2010年には全てディジタル放送に切り替わるそうですが、その頃のインターネット、TV、パソコンはどんな関係になっているのか楽しみです。

ころで、日経クリックに、この奮闘記のホームページが紹介されてました。掲載された雑誌を見てアクセスして下さった方からメールを頂き、自分で2月の末頃「わたしのホームページを見てください」コーナーにメールを出しておいたのを思い出しました。

早速図書館にでかけ、バックナンバーで確認したら確かに5月号に紹介されてます。編集部からの連絡はないし(だから気付かなかった)、掲載者にプレゼントされるはずの特製マウスパッドは貰えてない^_^ でも、掲載され読んでくれた人がいたので良しとしよう。(その後、マウスパッドは9月になってから届きました。第52話参照。)

変わらずパソコンは売れてないようですね。でも、高校時代からの友達から「パソコン買ったよ!」と電話があった。早くインターネットに繋いでホームページやメール交換ができるようになるといいな。

また別のメール交換している主婦友達は、1ヶ月近く入院していたパソコンがようやく帰ってきたということで、メールのやり取りが再開しました。修理って時間がかかるのですね。でも調子の悪かった原因は不明らしい(100Vの電気が不安定?とか言われたらしいです)。

もうすぐボーナスだけど欲しいものはありません。だから不況になっちゃうのかな? でも同居人は、新しいMac、デジカメ、電子辞書、ダイヤルアップルータ、折り畳み自転車、一眼レフのレンズ、1週間の旅、と欲しいものが沢山あるようです。羨ましい。しかし、今期は家計が許しません。

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M.Nakamura May 31,'98