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129   年金と少子化 (2007.7.17)

今回は真面目に時事ネタなどを・・・ 毎日ニュースで年金の加入記録データの不備が報じられていますが、私も年金も大丈夫か心配です。新卒後、転職もせずに一つの会社に属して、結婚してから退社という清い社会人生活だったので問題は無いと思う。退職した時に社会保険の手続きを取った記憶もあるし、特別に難しい読み方の名前でもないので入力ミスもあり得ないと思う。それでもこれだけ無責任な管理を毎日の様に報道されると不安です。

一度、確認の問い合わせをしたいけど、現場は大混乱のようなので少し落ち着くのを待っている。データ入力業界にとっては年金のデータ確認作業は特需だよね。子供達に老後の面倒を見て貰うことは期待してない。しかし家系的に女性が長寿なので、公的年金が最後の命綱になる可能性もある。年金制度はこの機会に破綻から再生して欲しい。

年金と言えばセットで少子高齢化問題が浮上する。三人も子供を産んでおいて図々しいが、少子化は年金以外では歓迎だ。人が少なくなれば、環境問題も解決するし、交通機関は空くし、土地も広く使える。技術の進歩で生産性は向上しているから人手不足という問題は生じない。年金問題も生産人口何人で高齢者を支えると言う手法ではなく、高齢者の経済的な支援の財源を切り離して考えれば良いのにと思う。

私が18年前に長男を産んだときは、世の中は「フェミニズム」、「女性も男性並みに働くのだ」の風潮だった。出産を機に仕事を辞めた私は専業主婦で税金も払わずに、子供育てだけやって「社会のゴミ」と言う風当たりでした。

それが「1.32ショック」の少子化問題が表面化すると「産めよ、増やせ」「女性は子供を産んで育てるのが幸せ」の風潮に代わってきました。子育てを巡る環境も劇的に変化し、子育て支援も整ってきた。

久しぶりにベンジャミンに実が成った

長男の生まれた頃は子育てが辛い、子供がウザく感じるなんて大っぴらに言えない雰囲気でした。今では専業主婦でも近所の保育園が一時預かりを利用できるようになった。末っ子ももう6年だから私には関係ないが、このサービスが10年前にあったらどんなに助かったろう。旦那が休日の午後に2,3時間一人で買い物に行けるときの羽の生えたような気分は忘れがたい。長男の授業参観で愚図る三男を連れて肩身が狭かったこと、次男が入院したときに実家の母がいなかったらどうしていたかと思い出すと切ない。

ここのところ子供関係で多忙にしているが「子供のために頑張ってるお母さん」と認められたいだけで、本当に子供のためになっているかは疑問。子供は親の気持ちに反発しながらも成長し、何時かは判ってくれる時もあると信じたい。子供のお陰でいろんな事が出来るようになり、素晴らしい人たちに出会えたことに感謝しながら後何年か子供を育てます。

子育ての見返りは期待してないが、年金が掛け捨てになっても子供達よりは早く死にたい。家族には私より早く死んでは絶対にいけないと日々言い聞かせている。

参議院選ですね、今回の年金問題で各党が具体的な再生案を提示して説明しています。自分の気に入った年金システムを選べる機会ですね。私は有権者になってから長い間生きているが、棄権したことがない。今回も棄権しないで投票にいきます。

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