ＴＯＤＡＹ〜 Ｖｏｌ．3
父が……
今日は夜勤明けで 少し寝坊をした
一人で朝の珈琲を飲みながら 頭をよぎるのは父のこと
父は、今日また検査した これですべての検査が終った 来月初めに全ての結果がでる
その時に今後の方針も決まるようです。
実は父……
１０年前に大腸癌でＯＰをしています その時は早期発見で人工肛門などしなくてすみ、再発もなく、
経過は順調やったんですが その後、ずっと高血圧で病院にはかかっており、定期的に癌検診は受けています。
そんな父が、年末の検診で胃癌が発見され、幸いに、早期なんですが
もう一度胃カメラを飲んで、結果次第ではＯＰになりそう。
気丈でない母は、それを聞いただけで今にも父が居なくなるみたいに弱ってます。
そんな父の 最終検査結果がもうすぐ出る
看護婦の私も 仕事を離れてこうして一人の時間を持つと不安で頭がいっぱいになる
たぶん、私はＯＰになると覚悟してるのですが・・・。
本人は何も自覚がなくて、元気にいつものようにちゃかちゃか動いて働き者の父のままです。
でも、なんとか来月の祖母の1周期は、父も参加出来そうでよかった。
その祖父母のこと……
病院で亡くなるのが殆どの現在ですが、母も看護婦で、祖父母が2人だけではほっとけなくなってから、
母は仕事もきっぱり辞めて父と田舎に帰りました。
父は仕事であまり家にはいないので、殆どが母と祖父母の3人の生活。
もともと、長男の父と一緒になった母は結婚の時に「帰ってこなくていい」と言われていたそうですが、
当てにしてた父の弟が40を過ぎてから家を出たので、
年を取って頼りに出来るのは長男の父になってしまったんです。
お酒が好きで、口うるさい祖父。いちいち母のやる事が気に入らなくて
娘に母の悪口を言いつづけていた祖母。
でも、祖父が腎不全で透析をしなくてはならなくなり、週3回車で10分>程の病院に
通わなくてはならなくなり、免許を持ってない母は、タクシーと自転車で送り迎えを続けました。
透析で充分水が引けなくなって、息苦しくなってからも、祖父はお酒を飲み続けました。
そして、冬の朝、自分のベットから落ちて冷たくなってました。
祖父が亡くなってから、祖母はボケて徘徊したり 杖で母を殴る事もしばしば。。。
そのうち、動く事もしなくなり、寝たきりの生活になり、食事介助とおむつ交換に母は3年介護しました。
そして、去年の冬自分のベットで祖母は穏やかに息をひきとりました
田舎の村の人達はみんなおばーちゃんは幸せやねって母をねぎらってくれました。
母はあたしの憧れです 尊敬してます。もちろん、そんな母を支えてた父も。
2人の苦労が見えてたから、あたしも祖母が寝たきりになった頃、田舎に帰って手伝いました。
結局、それが前の職場を辞める原因になってしまったんですが・・・。
そして、2人になった今、今度は2人で時間を持って、楽しんで欲しいので、また家を出ました。
明日はまた戦場のように忙しい 憎い癌を一日も早く撲滅したい………
ｈａｎａ
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