==== 1999年9月のお話し ====



 1996年6月のお話しに確率に関しての不思議な出来事を書きました。今回は、確率とはちょっと異なるのですが、以前に朝日新聞の記事で目にしたおもしろいお話をご紹介いたします。
 内田氏が著した汽車の旅の紀行文「阿房列車」の第一作「特別阿房列車」でのお話です。内田氏にヒマラヤ山系こと平山氏がなぞかけをするのです。
 宿屋に3人で30円の支払いをしたところ、帳場で5円まけてくれたのです。ところが、係りの者が2円を誤魔化して、客人に3円を返しました。即ち、3人で1円の払い戻しがあったので、支払った額は1人あたり9円で、3人の合計で27円になります。ところで、係りの者が2円を搾取したので、合計は29円。すると、残る1円は、どこへ消えてしまったのでしょうか。
 という内容です。
 あまり自分の意見を言うのもなんですし、こういうものは個人で解釈が違うからおもしろいので、詳細は書かずにおきますが、本来は比べてはおかしいものを対象におかしな足し算や引き算をしていることのなるのですね。でも、一見すると、やっぱり謎で、そこがおもしろいところです。
 ・・・どこぞで、使えるかもしれませんな。

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