==== 銀幕の動く透明陽画〜キネマの気持ち ====


 隣の、そしていつもお世話になっている、さらに隠れた映画ファンに・・・

 例えば、自らの履歴書の趣味の欄に、"映画鑑賞"と記したとします。
 さて、そのとき、自分は果たしてどのぐらい、映画を観ているのか、シーンを覚えているのか、監督・俳優を知っているのか、はたと腕を組んで首を傾げ、考え込んでしまうことも、さもありなんでしょう。そして、ともすれば、一ヶ月前に観た映画ですら、すっかり忘れてしまっている自分を発見したりして・・・。
 小生の場合は、往々にしてそうでありました。
 鑑賞した映画のちょっとした記録をとっておこう。そして,「映画好き」と人前で(とりあえず)はばかりなく言えるのに、その映画が話しのネタにでもなれば・・・そう思いはじめたのがきっかけでした。それが1992年も明けて間もなくの頃です。
 そして、同時に、その年の初頭、年間で「100本の映画を観る!」というのを目標値で掲げました。但し、全てを劇場・映画館で観るとすると、財政的にも時間的にも無理があります。ですので、テレビやビデオで観たもの、また二度目以上観たものについても、勘定に入れるということで許してもらいました(誰に許してもらったというのだ?!)。
 これは!という映画は、チェックしてなるべく逃さないようにしたつもりですが、様々な制約というものはあるもので・・・はたせるかな、結果的に鑑賞本数でいうと合計88本(洋画57本/邦画30本)でした。まあ、そうして当時、1992年版と名うって、小冊子の形でまとめまして、日頃お世話になっていた映画好きの知人、特定有数の方に配ったのです。

 以上が、1992年版の映画鑑賞履歴で、それが詳細に書き連ねてある理由です。
 1992年版に限って述べれば、以降の頁に、鑑賞映画の一覧と共に、解説(?)と寸評を記載します。初めの行に、左から、1) 累計数、2) 鑑賞日、3) 映画のタイトル、4) 劇場/メディア、5)初公開年、6) 製作国、7) 私的おすすめ度、を記しました。
 特に、7) 私的おすすめ度は・・・
       ☆ ・・・ お暇ならどーぞ。
      ☆☆ ・・・ ビデオで観れば十分です。
     ☆☆☆ ・・・ これはおすすめですよ.
    ☆☆☆☆ ・・・ 劇場で大きなスクリーンでゆったり観なければいけない。
   ☆☆☆☆☆ ・・・ うーむまいった。また観なければ・・・
 といったところでしょうか。

 その年以降についても、手帳にメモは残っていますので、上記の1)、2)、3)、7)をデジタルテキスト化して、載せていっています(一部、記憶が不鮮明/若しくは取りこぼしなどの箇所がありますが)。
 これらが何かの参考になったのならば、幸いです(本当に参考になるのか,怪しいところもありますが)。
 ・・・それにしても、一口に映画といっても,アクションやホラーやコメディやドラマやドキュメントや、つまりはエンターティーメントやシリアスやメッセージやいろいろな種類があるわけで、ですから映画の善し悪しの評価とは難しいものです.その評価も再度観たときには、また違ったものになることもあるのでしょうから。
 いずれにせよ、(映像技術も含み)映画というものは(映像表現がその主ではあるにせよ)、総合芸術であると信じている小生にとっては、今後も気になるものではあるのです。

 口上に代えて、だらだらと記しましたが、もう少しだけ。
 その当時、全然別種の(ある意味での)私小説を著しました。内容自体はとても見せられたものではないのですが、その「3分20秒の記憶」のプロローグとエピローグの箇所だけ、映画ファンへのメッセージとして、載せておきます。

 しかしながら、また、観逃した映画も多かった・・・





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