平成11.4.12月 新作
大凶収集紀行へ '98 その13 平成10年6月7日(日)
けんこんざん にほんじ
曹洞宗乾坤山日本寺
千葉県安房郡鋸南町鋸山

大仏さま(13.2KB)
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◆神亀2年(725)開山◆本尊:薬師瑠璃光如来

 勤務している専門学校の教職員の旅行で、内房富山に枇杷狩りに行きました。 そのとき行ったのが鋸山(のこぎりやま)で、 東京湾フェリー(久里浜−金谷)の着く浜金谷にロープウェイがあります。 鋸山は全山が日本寺の境内になっており、東京湾を見下ろす名勝で ハイキングを楽しめる観光地としても人気があります。案内書の由来には、
今から約千三百年前、聖武天皇の詔勅と、 光明皇后のおことばをうけて、神亀二年六月八日(西暦七二五年)高僧行基 菩薩によって開かれた関東最古の勅願所です。…
 初めは法相宗に属し、次いで天台、真言宗を経て徳川三代将軍家光公治世の時、 曹洞禅宗となって今日に及んでいます。…

と説明されています。
 ここの一番の見所は、日本一の大きさを誇る本尊の薬師瑠璃光如来でしょう。 総高31.05mの大きさは、2番目の奈良の大仏さまの18.18mを大きく離しています。 山を刻んだ野ざらしの状態のため、自然の風蝕による崩壊で荒廃していたものを、 昭和44年6月、4年にわたる復元工事で再現したそうです。
 また、山全体が荒々しい岩肌で、奇岩霊洞には膨大な数の羅漢像が安置されています。 これらは安永8年(1779)から寛政10年(1798)にかけて上総桜井(現木更津市)の名工、 大野甚五郎英令が門弟27名と生涯をかけて刻んだもので、 1553体という世界一の羅漢数を誇り東海千五百羅漢と呼ばれています。 残念ながら風化と排仏毀釈のため傷みが激しく荒廃していますが、 現在復興に努めているそうです。
 もう一つ話題の百尺観音は拝み損ねましたが、地獄のぞき などの名勝を楽しんで来ました。

参道の途中にあったおみくじは、自動販売機方式でした(百円)
… おみくじページ 工事中 お待ち下さい。
おみくじは、お金を入れて、箱の中から籤を一本取り出す方式でした(百円)
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