第134回定例会報告

(2000/08/19)


 当日は猛暑にもめげず“YSGA第134回定例会”という事で、総勢24人(顔見せ4人を含む)が参集し、以下の10ゲーム10タイトルを繰り広げました。

(GMT)ウクライナ1943
 翻訳者のYaGさん(独軍)にとっては4度目の対戦で、SebTさんが赤軍を担当。1日で8ターンまでプレイされ、仕事疲れからか策を弄する事なく正面からの力攻めで突破を図ったソ連軍に対して、独軍は巧妙な機動防禦(第1戦闘で赤軍戦車軍を叩きのめして、突破移動で歩兵の影へ退避。これによってソ連の挑む消耗戦を回避)を演じて、ソ連の虎の子たる第1戦車軍、第5親衛戦車軍を共に包囲殲滅することに成功していた。
 今回のプレイでようやく全てのルールを使いこなせるようになったとの事で、Ukraine 1943の奥の深さを痛感させられる思いがした。

(WG誌55号)沖縄
 昨年9月に引続き、恒例のオキナワ決戦。今回は日本軍をHP「堀場家へようこそ」の堀場さんが担当。もともとが雑誌付録SGなのでマーカが味気ないため、堀場さんが驚くべき豪華自作マーカを製作されていたのにはビックリ。
 ゲーム展開の方は、緒戦快進撃を続ける米軍に対し日本軍は、第2ターンにいきなりの総攻撃(幕僚会議の結果)を命じられ、これを見た米軍は日本軍早期崩壊間違いなしと慢心して、逆に日本軍に対し突撃を敢行したからさぁ大変。ほぼ全ての前線で混戦状態(両軍ともZOCを失う)となり、後から押し寄せた日本軍が米軍背後に進出。師団司令部から砲兵、兵站ユニットまで一掃されてしまう始末で、ある意味「IF戦記:沖縄決戦」といった感じであった。
 米軍の敗因は、ひとえに突撃してくる日本軍を万全の態勢で待ち受けるのではなく、軽率にも自ら飛び出して行った点にあると言えよう。

(AH)第3帝国(第4版)3人戦:「1941年からのキャンペーンゲーム」
 一時期(AH)Advanced Third Reichが流行るかに見えたものの、根強い第3帝国:第4版人気に支えられ、Tanigさん、YaTさん、InBaさん、HNMさんの4人でプレイされた。
 例会初参加、即(AH)第3帝国のTanigさんの感想、「第三帝国を久しぶりにプレイして満足しました。1日で3年と少し分をプレイできたことは幸甚でした。可能ならば、次回も参加させていただきたいと思います。ゲームは何にするか検討中です」。

(VG)第7艦隊「日本封鎖」:4人戦
 ソ連側が先手を取った為、米機動艦隊が先制攻撃を喫して護衛艦ほぼ全滅。米空母単艦で三陸沖を遊弋していたのが印象的だった。その後、米軍の増援が来るに及んで戦勢は逆転しかけていたが緒戦の損害が大きく、その挽回にはまだまだといったところだった。なぜか今年になってブームとなった(VG)第7艦隊だったが、参加者の皆が第7艦隊を手に入れたことで、そのブームも終息へ向かいつつある。

(EP/Sunset)D-DAY:3人戦
 前の日曜にInBaさんと、このゲームで好勝負を繰り広げた興奮醒めやらぬEndohさんが、YoshKさんとAoKさんを誘っての3人戦。短期決戦を試みて、多大な損害を出してしまった模様。

(AH)Thunder at Cassino
 アルンヘム強襲と同じシステムでイタリア戦線の第3次カッシノ戦を描く傑作戦術級SG。苦戦を承知で連合軍を担当した田部井さんと、このゲームにかけては右に出る者のいないSaEGさん(独軍)との白熱した一戦。山頂の修道院と市街とに繰り返し揺さぶりを仕掛けた連合軍であったが、両面作戦が裏目に出て、市街では連合軍が一掃されかける展開となった。

(TAC付)マレンゴの戦い
 7月に初参加されたナポレオニッカーで中学生ゲーマー志願者のInoUE君が、嬉しいことに再び参加。夏休みの自由研究にアウステルリッツの戦いを選んだとのことで、当初(会員の持ち寄った)アルステルリッツ関連のゲームを見学していたが、それだけじゃなんなので、前回ソニー氏がプレゼントした(TAC付)マレンゴの戦いを、折よく会場に見えられた太公捨 立謀さんとプレイ。小一時間ほどで終了していたが、事前にソロプレイもしていたとの事で、今後さらなる研究が期待される。

(GJ59)南北戦争戦略級(Yankee Thunder,Rebel Lightning)
 南北戦争テーマにさして歴史的興味はないけれど、ゲーム的には絶大な興味を持つMiuさんと宿敵KonDさんとの対戦。緒戦でシャーマンを失った北軍が当初苦戦を強いられていたが、サドンデスに至る事なく長期戦を遂行しているうちに、南部敗退の日々きたる。最終ターンまで縺れこんだ結果、ギリギリで南部の勝利となった模様。

(GJ58)機動部隊'42カードゲーム
 閉会間際、最後のゲームが片付けられるまで、空母戦ファンを集めて対戦された。ヘンダーソン基地が固定の為、展開の幅は限定される面があるとは言え、空母戦の雰囲気を巧く出しており、例会の空き時間などにプレイするには打って付けのカードゲームである。この日は土曜だったため例会終了後、河崎さんちに車2台6人で押し掛け、再びこのゲームで盛り上がったのであった。

(TS)カタンの開拓
 夕方頃になってメインのゲームを終えた面々で、久しぶりにプレイされた。マレンゴを終えた後、夕方まで見学に徹していたInoUE君も参加して遂に本領発揮。2回目のプレイでは見事勝者の座に座る事ができたのだった。


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