新春初例会

(1999/01/10)


 今年の初例会は集まりが悪くて、三々五々来る形で、最終的には12人の参加を数えましたが、ゲームプレイの方は、以下の4タイトル5戦と少なくなってしまいました。しかし、それでも対戦している面面の熱気はそれを補って余りあるものでした。

(GMT)インベージョン:ノルウェー
 忘年会で完訳が配られて、個人宅で一度プレイされたもののルールを誤解していたりで、今回が本格的な正式プレイとなりました。内容豊富で3軍立体作戦だけに、対戦していた名うてのベテランゲーマー2人も2度目の対戦ながら、7ターンを終えてもうグッタリ疲れていた。しかしそれは徒労感ではなく心地好い疲労感というべきもので、展開は(戦術色が強く)非常に派手で、ドイツ巡洋艦がノルウェ水雷艇に撃沈されるは、オスロに対する上陸が失敗して空挺だけで占領するは、行き掛けに英潜水艦に雷撃されて小破した巡洋艦が、帰りに同じ潜水艦に撃沈されるはと悲鳴が絶えなかった。ただ、3ターンを過ぎると初期の侵攻作戦が終了して、一転して地味な小規模陸戦だけとなるのが可笑しかった。ノルウェー戦を扱ったSGの中では最高だろうと語っていたのが印象深かった。つっても他は(GDW)ナルビクしか無いか?

(OSG)1806(ナポレオンのイエナ・アウエルシュタット)
 忘年会でヨタ話にうつつを抜かし、新春例会の対戦約束を全然決めていなかった為に(これぞ参加人数の少なさの原因)、せっかく訳した1806も対戦相手の確保が二転三転。結局最後に決めたメンバーも来場が遅れる事になったので、ナポレオニックに全然興味の無いMiuさんが半ば強制徴用されてプレイ。そんなワケでルールは口頭説明となって、小さなシナリオが2本プレイされた。小さなシナリオだとゲームの売りである、機動戦や指揮統制が使えず、凡用NAW戦闘結果表の荒ばかりが目立ってしまった。しかしルールを熟読していたSebTさんによると、キャンペーンじゃないと評価はできない、ルールは非常に使い甲斐がありそうなので、との事でした。

(CoA)The War for the Union.「1862」シナリオ
 年末に通販でこれを手に入れたUeMさんと、訳したIdiotenとの対戦。
私自身1年半ぶりのプレイでルールの誤解は多々あったものの、非常に楽しめました。ケンタッキーでは積極的指揮官のASジョンストンが、トーマスをルイスビルから叩き出し、調子に載ってインディアナ州に突っ込んだら、北軍軍艦に渡河点を封鎖されてもはや南部への帰り道を永遠に失う羽目になるなどポカミスもあったが、南軍は練度、指揮官能力で勝り、6面体サイコロによるCRTにおいては非常に有利な為に楽観を捨てきれず、ノーフォークに上陸してきた北軍に対し、リッチモンドからリー、ジャクソン、スチュワートら将星が4倍の兵力で出撃、沼地の奥へと吹き飛ばしたが、ノーフォークの砲台を沈黙させ(甲鉄艦メリマックは尻尾を巻いて逃げた)、ジェームズ河を遡ってきた全北軍軍艦によってリッチモンドへの渡河点を封鎖されてしまい、その間にマクレランの大軍によってロングストリートの守るリッチモンドは陥落。急を聞き迂回して帰ってきたリーの北バージニア軍は、1対1で反撃を行なったものの(50%で奪回できる)、お互い損害を出しただけで首都奪回に失敗、おまけにスチュワート戦死、リー負傷でJジョンストン返り咲きと踏んだり蹴ったりとなってしまった。テストプレイ的色彩の濃い対戦であったが、教訓は河川の軍艦による渡河封鎖、主要工業都市(KIC)の防衛優先、南軍兵力の逐次確認など。インターネット上に97年版のエラッタも発表されて、そこで10面体サイコロ使用のCRTが選択できるようになったので、次回の例会ではそれを用いての同シナリオ対戦が、UeMさんとFred.牛さんとで決まった。エラッタで、ASジョンストンが積極的指揮官でなくなったのと、フッドが軍司令官になると積極的指揮官になる等、影響度大なのでこのゲームをやる人は必見です。私の和訳に3ヵ所誤訳も見つかりましたし・・・。

(AH)1830
昼過ぎに集まったメンバーで久しぶりにプレイされ、とても盛り上がっていました。


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