タイフーン例会/第101回定例会報告

(1997/11/23-24)


◆初日(11/23)


(SPI/HJ)タイフーン作戦5人戦
2ターンに雪が降ったのが赤軍にとって唯一の慰めでしかなかったほど、独軍の攻勢各所で成功。タイフーン例会始まって以来、8年振りにトゥーラが強襲で陥落。赤軍の損害も許容量を遥かに超えるもので赤軍プレイヤー青色吐息で、初日7ターンにて終了。翌日、あみだクジで担当を決めて仕切直し。


(GMT)Typhoon!シナリオ4グーデリアンの装甲軍
独軍、突破口開けず3ターン終了にて初日を終えた。

(PWG)コルスン・ポケットシナリオ4救出作戦
不確定天候ルール採用で、史実の泥濘ではなく、凍結が3ターン続くも、守る赤軍、陣地内の村で、対戦車砲と同一連隊効果をも持って難攻不落の防衛線築く。独軍必死で突撃するも、ことごとく撃退され、赤軍が強過ぎると絶望するもそのはず、実はセットアップで指定されたステップロスを全然適用していなかったことが判明。とりあえず初日のプレイでルールの疑問点や部隊運用、作戦研究もできたので良しとして、翌日コルスン・ファンのNiSNさんも合流して、もう一度始めから仕切直しに決定。部隊運用ができるようになってきたら非常に面白い作戦戦術級SG。

(HJ)太平洋艦隊
日本担当/GJライター大林氏と、常日頃「猪突猛進こそ我がモットー」と公言して憚らない米軍担当/名物会員UeMさんの対戦。
 日本軍、真珠湾で米戦艦撃滅に失敗、しかしその後フィリピン、ラバウルと順調に地歩を拡大するも、フィジーまで占領した頃から米軍の猛反撃開始。フィジー沖海戦で日本機動艦隊半壊(米軍空母は損傷どまり)、反撃の矛先を鈍らせようとパルミラに日本軍上陸するが、直ちに反撃されて占領軍全滅。43年夏にはラバウルまで奪回され、6ターンの時点で連合軍、ニューギニアのホランジアで掃蕩作戦を展開中といった所で初日終了。会場には「南雲ーッ!!どこまで使えん奴なんじゃー」(小針註:GJではあんなに弁護していたのに...)という大林氏の叫びが響いていた。

(EP)武田騎馬軍団シナリオ三増峠の戦い
武田方の優秀な武将に突撃を受け、北条軍中央突破される。結局、除去ユニットの多さで北条方士気崩壊。


(コロンビア)CARD GAME・ディキシー/BUR RUN
コルスン・ポケットの待ち時間を利用してのプレイ。単純だけどどことなく(AH)アップ・フロントに似ていなくもないシステムで、南北戦争初頭の混沌としたブルラン戦を再現。なかなか面白い。


◆2日目(11/24)


(SPI/HJ)タイフーン作戦5人戦
昨日は赤軍が大損害を出したが、今日の再戦では、百戦練磨のタイフーン覇者2人が赤軍を担当し、独軍の攻撃すべからく撃退す。唯一独軍が確保できたのは、赤軍が冷静に放棄したセルプホフのみ。かくして8ターン終了。

(GMT)Typhoon!シナリオ4グーデリアンの装甲軍
昨日に続き、独軍突破口を開くべく鋭意攻撃を続行するも、泥濘にたたられ8ターンまで突破口開かず。残り3ターンでブリヤンスク他を占領するのは無理であろうという所で終了。
 対戦した2人には好評であったが、独軍の電撃戦を成功させるにはシステム運用の馴れが必要。詳細な航空ルールは簡易ルールの追加が求められるところ。

(PWG)コルスン・ポケットシナリオ4救出作戦
不確定天候ルール採用で、史実の泥濘ではなく凍結が4ターン続く。昨日と打って変わり独軍の攻勢、順調に進展。3ターン目の夜間には霧が発生し、視界ゼロという好機(戦車はZOC無視、ただし移動力も激減)に乗じて、重戦車大隊が赤軍戦線に破滅的な損害を与えた。
様々な兵科が有機的に関連し合い、東部戦後期の雰囲気満喫。特に砲兵は強力であるが運用は困難で、一度移動すれば次に発砲できるのは1日後(3ターン)、しかも攻撃側にとって砲兵弾薬はまるで足りない(満足に発砲できるのは攻勢初日のみ)。ジャック・ラディは、このシステムでもっとプレイしやすい規模のSGを出してもらえないものだろうかと、対戦した3人で話し合った。

(HJ)太平洋艦隊
昨日に引続き、やることなすこと図に当たる米軍は、ニューギニアを制覇して、ウルシーに侵攻。この過程で発生したビアク島沖海戦で日本機動艦隊ほぼ壊滅。正規空母は飛龍を残すのみ。これを受けてトラック島、マリアナの日本軍、比島に撤収。米軍、守りの固い比島を避け、勢いがあるうちにとダイレクトに沖縄に海兵第13軍団を上陸させる(1943秋)。その真意は日本が航空特攻を開始する前に日本軍陸上機を損耗させる事にあり。結局この沖縄戦も最良のダイス運を発揮して1ターンで陥落。その後米機動艦隊、日本近海を遊弋。
かなわぬまでも静岡沖の敵艦隊に戦艦を突っ込ませた日本軍であったが、米重巡艦隊と金剛比叡が刺し違い。順次日本本土を艦載機で襲ってきた米空母、遂に横須賀爆撃。横須賀を出撃した日本戦艦群に米機動艦隊余裕で回避。艦隊温存主義の日本海軍、そのままシンガポールへ退避。日本陸上機も大陸へ避難。そしてトドメを刺すべく米海兵第1軍団、陸軍第24軍団、帝都東京侵攻。低比率攻撃連続で1ターンで東京陥落。時まさに1944年初頭(2-3月)であった。


(AD)東部戦線41
面白いSGであるとの噂だけは高かったこのGAMEを遂に例会でブレイ。初めての独軍担当で初期攻勢をしくじり、後は泥濘にもたたられて攻勢頓挫。赤軍主力の包囲殲滅に失敗したために続々と湧き出る赤軍増援に戦線鉄壁化。8ターン終了。

(GJ49)信長最大の危機
太平洋艦隊を終えた2人の対戦。前回から内輪で採用しているローカルルールを使用(信長側だけは1ターンに最低1回は活動でき、敵武将の調略は自勢力に隣接するもののみ−例外・足利将軍−)。20ターンまでプレイして、武田が徳川を滅ぼした後、山間部を突破した織田方が連続移動で武田本城を陥とし連絡切れの武田を撃滅。朝倉驚異の進撃で琵琶湖の裏を廻って京都突入するも、大返ししてきた信長主力によって討ち取られる。毛利、上杉と参戦してくるも、謙信は即病死で、反信長敗北宣言で終了。これで太平洋艦隊の仇討ちなる

(EP)戦国大名5人マルチ:西日本限定
タイフーン作戦を終えたメンバーを主幹としての定番マルチ。大国に挟まれた小針さん、加藤清正に斎藤利光を持つがゆえに手伝い戦にかり出され、地域的にもまさに毛利元就状態。マルチ常勝者のMiuさん、皆に警戒されて結局僅かに3国力。ディプロの会発起者のSaEGさん、KonDさんに攻められっぱなしで大名4度戦死、城も無し。

(コロンビア)CARD GAME・ディキシー/BUR RUN
昨日の続きで、300ポイントで30枚のデッキを組み対戦。南軍、ランダム選抜の初期配置15枚が腐っており、北軍の大攻勢の前に押切られる。あと1ターンで石壁ジャクソン登場だったのに・・。



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