例会報告

(1997/11/09)


 前回の定例会で新たに3名入会した事もあって、参加者19人と今回も地図を広げる場所に困る程の大盛況。今回は前回延期となったGreat War in Europeと(DG)KREG!、そしてAll Quiet on the Western Frontと、フルマップ2枚のSGが3つも行なわれたので、普段使用しない机まで引出される始末でした。



(COMMAND.33)The Great War in Europe5人戦
 このゲーム初めてで西部独軍を担当したYoKさんは、事前に作戦計画書を作って、あくまでシェリーフェンプランの完遂を目指す。極端な北部集中配置で、一気にアントワープを包囲陥落させ、海岸工業地帯を席捲、3ターン後にはAbbevilleにまで隣接する勢いを見せるも、仏軍も南部で大攻勢、3ヵ所の突破口から独軍盤端6ヘックスを占領。東部では、独軍が優柔不断な反撃が裏目に出て、2ターン目にダンチヒを露軍に占領、その後はオーデル河で戦線を維持する貧弱さ。

(MiH)All Quiet on the Western Front?
 驚くべき地図の綺麗さ、そして白熱のファイアパワー式戦闘システムで、1918年第1次大戦西部戦線最後の独軍攻勢を再現。地図も広く、駒も多いが、独軍の突破は地図中央でしか(実質的に)行なえないので、2人でじっくりやるのがベスト。初期配置から研究しておかないと後悔する。今回は翻訳者SiNさんが独軍を担当したが突撃隊を分散してしまったので、コンピエーニュの森を突破して「パリまで行ける!!」と思われたのも虚しく、結局は史実通りの進出線を辿ってしまった。仏軍も分散配置したので痛み分けか。
いずれにせよ両者とも「これは大傑作」と絶賛しきり。


(DG)KRIEG!
 ポーランド参戦カードまさかのダイス目5で、10月から開戦、しかも不運続きでポーランド占領1940年3月まで長引く。フランス降伏は秋までかかる。その間、伊軍を軽視した仏軍、マルセイユどころかブリタニーまで伊軍に侵攻される。41年春ビシー政権樹立。何とかタイムスケジュール通りに独ソ戦開始させたところ、スペインとユーゴが連合軍側に立って参戦。ロシアで電撃戦中の独軍大ショック。これも和訳ルールを読返しながらにも関わらず非常に盛り上がり、閉会までプレイされた。
独軍担当者は強固な精神力を持った人で無ければ勤まらぬとの事。西側連合軍と赤軍はライバルではなく打倒独軍の協力者という立場でゲーム化されている。閉会後、連合軍担当者に「(DG)KRIEG!は面白いから是非今度参加して下さい」と誘われたほどの傑作。

(AH)ASLシナリオA7 : Slamming of the Door 1941/8/17 Luga近郊
 太平洋戦やる予定が、最近ASLやってなくて心細いからと、独ソ戦初頭の戦いとなる。T-26戦車6輛によって、1軒の複数ヘックス建物に追い詰められた独軍が十字砲火を浴びて絶体絶命という所に、登場チェックに成功した独3号突撃砲B型3輛が、T-26の背後に迫って次々撃破。

(HJ)アイアンボトムサウンドシナリオ9「ガダルカナル海戦」1928年
 隠匿魚雷ルール採用で水柱林立、奇跡の特損表ダイス目43、3連続で米戦艦3隻が轟沈。隊形乱れ衝突相次ぐ。

(GJ49)信長最大の危機×3
 もはや語るまでもない戦国SG史上に燦然と輝く傑作。史実でそうだったように、信長には柔軟な決断と強運が求められ、今の所1対2か1対3の確率で信長の勝利がありそうだ。

(AH)Hannibal
(EP)戦国大名5人マルチ。


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