空挺例会/第99回定例会報告

(1997/09/28)


 秋を迎えて恒例の「空挺例会」とした今回は、17人のメンバーで以下の7タイトル8戦が繰り広げられました。

(SPI)Highway to the Reich「アルンヘム」シナリオ
 降下後ただちにネーデルライン河沿いにアルンヘム市内へ突入を図る英第1空挺だったが、独SSの仏捕獲戦車2個小隊に阻まれ、以後激戦続く。

(SPI)Highway to the Reich「独第107装甲旅団の反撃」シナリオ
 今年5月のビックゲーム例会でプレイできなかった2人が今回対戦。米101空挺の連隊司令部が主力と切り離されるという危機に見舞われていたが、総じて正攻法な戦いを展開していた。

(VG)Hell's Highwayキャンペーン3人戦
 ゲームジャーナル誌43号P10-15掲載記事の著者SONYさんの主張する「ベテラン同士なら連合軍有利」に対して、YSGAでの定説「それでも連合軍不利」をテスト。連合軍全体をSONYさんに、独軍を2人で対戦。
 独軍はアイントホーヘンに6戦力戦車と対戦車砲、駆逐戦車を立てこもらせ、ハイウェイ側面の橋はわざと爆破せず、空挺に対して無言の圧迫を与える。連合軍も抜かり無く手を打っていくが、独軍の積極的な側面襲撃にフラーフェの確保部隊を対応に出した途端、独軍の戦車が行軍モードでフラーフェを奪回。
ただちに連合軍反撃に出て、6の目だけで除去できる所を見事6を出しフラーフェ再奪回成功。しかし7ターン独軍終了時に時間切れといえ、ようやく英第30軍団がアイントホーヘンに到着したばかりであり、今後の市街戦でここを占領するにはかなり時間が必要であり、ハイウェイ上の橋もナイメーヘンまで3ヵ所で爆破されており、連合軍が勝利するのは困難ではなかろうかと話し合った。
 それにしても、ゲームだと必ずアイントホーヘンが大市街戦となってしまうのだが((SPI)Highway to the Reichも)、史実の独軍は何故、無血占領を許したのだろうか?
それと連合軍は、ついついフラーフェから兵力を抽出しがちだが、ここを独軍装甲部隊に再占領されると、ほぼ奪回不可能(大河川の中洲にある都市)となるので、他を犠牲にしても死守しなければならないと感じた(フラーフェ独軍再占領は空挺例会3年連続)。

(GDW)120シリーズ:1941
 もうひとつの空挺モノとして希望していた(GDW)ラインへの道が、どうしても対戦相手の確保ができず、このゲームに変更。古いゲームだが、とても考えさせられる傑作バルバロッサ作戦SGと対戦者2人が認めた。もしかしたらバルバロッサ・テーマのSGで、一番研究しがいのあるゲームじゃなかろうか。

(ツクダ)九州三国志3人戦
(GJ49)信長最大の危機の約束が、急遽このSGに変更。最初は同人シナリオ「信長親征」をやるつもりでセットアップするもチャートが無い事に気付き、三国志に落ち着く。先に動いた方が負けとばかり当初三すくみで睨み合うも、ベテランの担当する島津が遂に大友・龍造寺から攻められていた。最終ターンまで対戦して、1点差で龍造寺が逆転勝ちだった。

(AP)オペレーション・カンニバル
 最初の23ターンをプレイする英軍攻勢シナリオ。英軍、アキャブめざして進軍するも道路を修復しながらで遅々として進まず、最初の6ターンは接敵なし。その後ジリジリと日本軍を圧迫しながらアキャブ前面にまで迫ったところで側面のジャングルから日本軍の迂回攻撃隊に襲われたというところでゲーム終了。
結果は引き分けであった。ゲーム後半の日本軍反撃シナリオの方がお勧めか。

(AH)Hannibal
(S&T)ツシマをやる予定が、ルール理解不十分で中止。代わりにこれを対戦。ハンニバル担当のKuBさんはYSGAきっての良識派で6ターンになってようやくハンニバルがイタリアに侵入する慎重さであった。

(3W)タヒチ
2人戦:カンニバル作戦を終えた2人が試しに対戦。面白そう。


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