例会報告

(1997/09/14)


 3連休の中日である日曜に、いつもの珠算塾を会場に17人の参加を以て例会を行ないましたので報告いたします。当日はGJ誌を見て連絡くれた新人のDobsさんをはじめ、ファランクスからお二人、そして静岡からASLのEndohさんにも来て頂いて、小雨降る肌寒い気候の中、以下の7タイトルで熱気溢れる対戦を繰り広げました。

(COMMAND付)チャタヌーガの戦い
5人戦。ファランクスの方がたに口頭説明を受けての、南北戦争・連隊規模SG。歩兵で2ヘックスの射程を持つ戦術作戦級ゲームだけど、色々変わったシステム(奇をてらう必要があるかどうか疑問です)で、1ターンに両軍が何度も移動・戦闘できる「カップル」と呼ばれる複数インパルス制で、1日6ターン、全3日間の大きなゲーム。
臨機射撃や防禦射撃さえ無く、小銃射撃や砲撃で簡単に損害の出るブラッディさ。白兵戦は戦力に関わらず、攻撃側ユニットの戦意だけが基準となる。しかも戦闘後前進する度に両軍が10面体ダイスを振り0−1だと全軍の士気が下がるという、ちょっと極端なシステム。
 当日の展開は、フッカーの特設軍団がルックアウト・マウンテンに向かって前進を開始すると、南軍は斜面を駆け下ってルックアウト運河の渡河点に進出、フッカーは最前線で白兵戦を指揮。何度も絶体絶命の窮地に陥るも、その度に友軍戦線に生還するほどの激戦を繰り広げた。史実では濃霧によって易々と占領できた山のはずが、ゲームでは霧なんて無くアンティータムのバーンサイド橋並みの激戦が生起した。ここの戦闘で時間ばかりかかり、痺れを切らした他の北軍も初日からミッショナリーリッジに対して攻撃を開始。この戦いの影響で南軍のテネシー軍全体の士気がマイナス2にまで低下して、その頃にはルックアウト・マウンテンの南軍も縦深兵力が底を尽き、シャーマン到着前に北軍が南軍右翼を迂回する事態となり、2ターン目の第1カップルで終了とした。
 チャタヌーガのゲーム化は珍しいけど、同じ時間がかかる連隊規模SGなら、(GMT)The Three Days of Gettysburgの方がいいかも。

(3W)中央軍集団
前回タイフーンで激戦を繰り広げたベテラン2人が、今回はパウル・カレルの「バルバロッサ作戦」に感化されたSebさんの提案で、山崎デザイナーのこれを対戦。テーマがテーマだけに展開は史実通りの圧倒的電撃戦だけど、適度に頭を悩ます指揮統制、部隊運用システムに2人は賞賛の声を惜しまなかった。電撃戦とは言え、途中赤軍の戦車と地上襲撃機に進撃がストップして「街道上の怪物」と言わしめたり、歴史派ゲーマーにはたまらない趣がある。ソロプレイ研究には最適。

(AH)ASLシナリオA74「Valhalla Bound」(意訳:あの世行き)
1945年4月1日ハンガリー中部。地図盤4枚使用。押し寄せる赤軍親衛戦車群(JS-2×4、T34/85×3、JSU-122×4、SU85×3)に対し、SSハーゲン中佐(ジョン・トーランド著「最後の100日」で有名?)率いるパンター5輛らが立ち向かう。
 赤軍担当は百戦練磨のEndohさんで、独軍のNisNさん揮下のパンターは接敵を急ぐ余り、各個撃破されてハーゲン中佐も為すすべなくあの世へ。

(日本版COMMAND)奉天会戦
チットの引きで戦況が毎ターン激変するスリリングさ。今回も押し引きの激しい激戦の末、両軍とも予備兵力を全て使い尽くし中央の日本軍戦線が消耗しすぎて遼陽にロシア軍が向かいそうといったところで終わり。日本軍の28サンチ砲は今回は活躍したけど、結局ロシア歩兵に蹂躙されてしまったらしい。

(AH)デューン
ハルコネン皇帝に上納金を絞られて皆ヒィーヒィー言ってた。

(WE)フンタ
善人の大統領によってたかって金をせびる大臣将軍達であった。

(EP)戦国大名
上洛した一人が目の仇にされて攻められていた。


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