日本最北の地・宗谷岬



宗谷岬は北緯45度31分14秒にあり北方領土を除くと日本最北の地となります。この最北の地は残念ながら切り立った断崖にあるわけではなくのぺっとした国道がゆっくりカーブしていく一角にあり、最果て感には乏しいのですが私が初めて北海道を訪れてからここの地を踏みしめるまで約10年あったため個人としては感慨深いものがありました。旅はその時外から感覚として入ってくるものが最も大切かもしれませんが旅する人の想いによって見えてくるものは違います。暗くなってゆく海の彼方にサハリンの町並みの明かりがぽつりぽつりと光るまで沈んでゆく夕日を私はあてもなく眺めていました。

画像は宗谷岬を2回目に訪問したときのもの。宗谷岬の先端付近に日本最北の地の記念碑があります。またその駐車場の脇にお土産屋の柏屋があり、入口には日時、時間、気温、緯度などが記載されていて記念撮影にたいへん重宝します。またここで最北端到達証明書も購入することができます。



お土産屋は何軒かあるのですが写真左は最北海鮮市場。たこのたまごがというものが名物として売られていました。買ったのですが残念ながら未食で味はわかりません。写真右は最北の出光興産のガソリンスタンドでテレビのCMにも出てきたことがある所です。



写真左は宗谷岬の駐車場から上っていった所にある旧海軍望楼です。明治35年に対露の備えとして建設されたもので稚内市内に唯一現存する建築物。今でも登り雄大な展望を楽しむことができます。またこの台地の上にも駐車場があり、昔ながらのお土産屋もその脇に建っています。

写真右は望楼からさらに奥の丘陵地を上っていったところにあるゲストハウスアルメリア。宗谷丘陵は広大な牧草地になっているのですが、ここでは稚内牛を食することができるのです。



(地域別情報4-19-1.宗谷岬周辺に地図と周辺案内があります。)


北海道旅情報巻頭  3-9.ぐるり海岸線紀行

日本最北の地・宗谷岬