春が楽しみ! さくらたび
白石川一目千本桜(宮城県大河原町・柴田町)

 

一目千本桜・向こう岸も桜です!(柴田町にて)
 
 
白石川一目千本桜は、こんな桜!
  白石川一目千本桜(しろいしがわひとめせんぼんざくら)は、阿武隈川の支流・白石川の両岸に立ち並ぶ、まさに「一目で千本見える」感じのソメイヨシノ群のことです。この地の出身で、東京に出て事業を成功させた高山開治郎が大正時代に桜の苗木を寄付、職人とともに自らもたずさわって植樹したのがこの桜名所のはじまりです。一目千本桜の現在の総本数は約750本ですが、遠景の「船岡城址公園」の桜とともに川の両側が一面ピンク色に染まる風景は、見事としか言いようがありません。
 
桜の場所
  宮城県南部、仙台市から南へ30kmの福島県寄り(福島市からでも北へ50kmしか離れていない)・大河原町柴田町にまたがる白石川の築堤に、5km以上にわたってずらりと生えているので、すぐわかります。JR東北線の大河原駅船岡駅間は、桜のすぐそばを並行しており、桜の開花時期は電車撮影の名所となっています。もちろん電車の中からの見物も可能で、この区間だけ電車に乗り換えるバスツアーもあるくらいです。
  この大河原駅〜船岡駅間は、約3km。この間ゆっくりと「ひと駅歩き」しますと、一目千本桜の醍醐味を十分堪能できます。クルマの場合は、どちらかの駅近くの駐車場に停めて、行きは歩き、帰りは電車で戻るという方法が有効です。
 
見ごろ
  例年4月15日〜20日ごろ。船岡城址公園の桜、福島県・三春の滝桜や会津若松市の石部桜とほぼ重なります。99年シーズンは、4月18日ごろ、00年シーズンは4月20日ごろが満開でした。参考までに、この頁の写真は、すべて97年4月19日に撮影しております。
 
アクセス

 (電車で)
  JR東北線・大河原駅または船岡駅下車。両駅から歩いて5分で、白石川築堤にたどり着けます。見ごろが「青春18」期間(4月10日まで)からわずかに外れてしまうのが惜しいところですが、お金をかけて観に行く価値は十分あります。ちなみに、暖かかった98年シーズンは「青春18」期間に間に合ったそうです。電車の本数は1時間に2〜3本。比較的便利です。            

 (クルマで)                           
  どちらの方向からでも、大河原町・柴田町の市街地目指して走っていけばOKです。東北道利用の場合は、「白石」「村田」インターからが便利です。ここは「1本桜」と違い桜の範囲が広く、人も車もバラけますので、殺人的な渋滞はないようです。ただし、桜近辺のほとんどが市街地ですので、迷惑駐車等はやめましょう。

 
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桜をバックに走るJR電車 背後の丘は船岡城址公園。何とここもピンク!
 
  
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