春が楽しみ! さくらたび
船岡城址公園の桜(宮城県柴田町)
 
 
坂は急だけど・・・
 
 
船岡城址公園の桜は、こんな桜!
  宮城県柴田町にある船岡城址公園は、江戸期までは柴田氏の居城だったところで、山本周五郎作の小説「樅の木は残った」の主人公・田原甲斐の屋敷跡でもある小高い山を公園としたもの。この公園(山)には約800本のソメイヨシノがびっしり植えられ、春は小さな山全体がピンク一色に彩られます。なお、白石川一目千本桜とは目と鼻の先(船岡城址公園から白石川一目千本桜を見下ろすことができる)で、多くのガイドではそれとワンセットで紹介されています。
 
桜の場所
  宮城県南部、仙台市から南へ30kmの福島県寄り(福島市からでも北へ50kmしか離れていない)・柴田町の中心市街地・JR船岡駅から南方向へ約1kmほど離れた場所にあります。山のふもと部分から頂上部分まで桜がびっしり。おおむね中腹部分が宴会向き、大きな観音像のある頂上付近が散策向きと分けられている感じです。作者 まるしん 的には頂上まで登られることをお勧めいたします。
 
見ごろ
  おおむね4月20日前後ごろです(白石川一目千本桜三春の滝桜・会津若松市の石部桜とほぼ一致します)。なお、この頁の写真は00年4月22日に撮影したもので、この日はまさしく満開でした。
 
アクセス

 (電車で)
 JR船岡駅から徒歩10分(公園のふもとまで)。JR電車は、仙台市・白石市方面からは1時間に2〜3本、福島市方面からの直通便は1〜2時間に1本の割で運転されています。なお、ふもとから頂上までは登り坂を歩いて15分くらい。もし、脚にあまり自身がない場合は、中腹から先を「スロープカー」という園内移動手段でスキップするというテもあります(後述)。

 (クルマ・バイクで)
 とにかく、柴田町の市街地を目指して走ればOKです。
 5kmや10kmも離れた場所から早くも大渋滞するようなことはありません。ただし、駐車場のキャパシティが少ないため、公園近辺の線路沿いの道路約1km区間は渋滞しますのでご注意ください。

 (番外・スロープカーで)
 船岡城址公園はそれ自体が「小高い山」であるため、散策路の中には結構な急坂もあります。そのため、園内にはモノレールのような感じの「スロープカー」という乗り物もあります。往復運賃500円(00年現在。頂上にある平和観音胎内めぐり代込み。片道運賃の設定はなし)で、山の中腹部分から頂上まで運んでくれます。
 ただし、桜シーズンの週末のスロープカーのりばは、結構な行列ができます。その待ち時間を考えると、実は歩いてしまったほうがより早く頂上に着いたりします。が、脚の弱い高齢者などにとっては、願ってもない移動手段となっています。

  
 
桜のトンネルくぐるスロープカー(写真中央)
  

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