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DJアレフに聞け!出張版・ちいさなクリ編

第1話〜第6.5話 第7・8話 第9話 第10話

第9話 「砂浜の変人!!」

シーラ:このタイトルって……
小クリ:まあいいさ〜アレフの言う通りもしれないし……
アレフ:やっぱな〜お前ってさ〜怪人ていうより変人だもんな〜〜!
闇クリ:コンクリート漬けになりたい?
シーラ:それはちょっと……
アレフ:おいおい、マジにとるなよ〜
小クリ:まあいいや続きいこうか
シーラ:ということは、11月2日の朝ですね〜
アレフ:月曜日の朝か〜
小クリ:なんだ?アレフ〜そのニタニタした目は〜?
シーラ:そう言えば自転車はどうしたんですか?
小クリ:ホテルの隣にあった預かり所に置いておいた〜
アレフ:それなら盗まれる心配はなかった訳だ
小クリ:唯一の移動手段だからな〜この旅の場合
シーラ:好きなんですね〜自転車
アレフ:しっかし、雨の日にまで乗るって言うのは◯◯だぜ〜
闇クリ:なあ、アレフさんよ〜液体窒素の風呂に入ってみる?
シーラ:ク、クリさん!目が怖い!!
アレフ:(やばい、こいつの目はマジだ)雨の日もカッパ着れば快適だよな〜
小クリ:蒸れるからよほどの事でないと着ない
シーラ:(変だわ、変だわクリさんて変!)
    ところでクリさん、この日は何をしたんですか?
小クリ:あ〜夜にね自分の足をマッサージしていたらひざの近くが鬱血していたもんで
    適当にその辺を散歩する感じでいろいろと寄り道をしたんだ
シーラ:メモによると……
アレフ:近くの神社にいった(これはマトモだね〜)
シーラ:神社の隣にあった公園で犬と睨めっこをした(やっぱり変)
アレフ:怪しい車を尾行した(おいおい!)
シーラ:道に迷った(…………。)
アレフ:おいクリ〜お前何してたの?
小クリ:旅だよ〜これが旅ってもんだよ〜独り旅!
シーラ:独り旅だからどんな行動をしてもいいけれど〜
アレフ:なんじゃ〜この尾行って言うやつは〜!
闇クリ:まあまあお兄さん世の中知らないほうが幸せって事もあるさな〜
アレフ:ハイワカリマシタデス……
シーラ:それでクリさん?今回のタイトルの砂浜って何処なんです?
小クリ:ああそれね〜
シーラ:(メモを見て)桜井海岸ですか?
アレフ:桜井っていったら奈良なんじゃ〜ね〜のか?
小クリ:偶然にもおなじ名前だったから
シーラ:この写真は、なんですか?
アレフ:ほんとだ真っ黒だ、ハハ〜お前失敗したな
小クリ:夜の風景なの!
シーラ:夜の風景ってクリさんまさかここに泊まったの?
アレフ:お前らしいな、でもな〜お前昼間の時間がだいぶ空白だな
シーラ:そうですね〜散歩以外なにをしていたんですか?
小クリ:寝ていた
アレフ:何処で?
小クリ:海岸で……
シーラ:昼御飯は?
小クリ:海岸で……
アレフ:休憩は?
小クリ:海岸で……
シーラ:他の時間はどうですか?
小クリ:その日の午後は全て海岸……
アレフ:あきれた奴……
シーラ:題名の意味がなんとなく……
小クリ:そういえば1時頃から4時過ぎまで釣りやってる人がいたな
アレフ:釣りか〜お前は何してたん
小クリ:ず〜っと昼寝&読書&飯を作って食べる&テントを張る&自転車の整備
シーラ:ある意味凄いかも……
アレフ:そういやお前この辺りで待ち合わせしていたんだっけな
小クリ:ガードナーさんとね3日に会う約束してました〜
シーラ:連絡はとれたのですか?
小クリ:留守電だったから、居場所を留守録に入れておいたよ〜ん
アレフ:シーラ、メモを見せてみろ
シーラ:は、はい!
小クリ:…………
アレフ:やっぱりそうか、お前面白い所にテント張ったんだな〜
小クリ:……ノーコメント……
シーラ:???
アレフ:パンパカパ〜ン、クリはラブホテル裏の海岸線にテント張ってました〜
小クリ:いいじゃん別にホテルの敷地じゃないし
アレフ:あやし〜な〜
シーラ:…………クリさん?(疑いの目つき)
小クリ:ほ〜んに何にもしとらんて〜窓も閉まっとったしな
アレフ:本当にそうなのか〜?
シーラ:…………クリさん!(拳がふるえてます)
小クリ:ほんとだよ〜〜〜〜(正座して釈明)
アレフ:本当なのかな〜クリさんよ〜(疑いの問い)
小クリ:ほんと!ほんとにほんと!
シーラ:(再びメモを見て)あっ、クリさんここで更に写真を撮ってますね
アレフ:なに〜!こいつはでばガメ君なのか〜(ちゃかしたような声で)
小クリ:チャウチャウ、これを見ろ(写真を見せる)
シーラ:ん?
アレフ:なんじゃ〜こりゃ?
小クリ:何に見える?
アレフ:何にも写ってねーじゃねーか!
小クリ:今度のは失敗ではないよ〜
シーラ:ほんとアレフ君、見て見て!ちいさなゴマみたいなの、クリさんこれは何ですか?
小クリ:やっと気付いてくれた〜、それは鳥だよ〜
アレフ:よくわかんね〜や
小クリ:そう……なんせ『写るんです』だからね
シーラ:これは夜明けの写真ですよね〜
小クリ:そうだよ〜これを撮ったあと、ガードナーさんに会う為に移動をはじめたんだ
アレフ:どこで待ち合わせしたんだ?
シーラ:それも、メモに書いてありますよ、
    え〜とね、うんこれこれ、駅でガードナ−さんに出会ったんですね〜
小クリ:そう、うプププ〜(思い出し笑い)
アレフ:どうした?
シーラ:思い出し笑いなんて、もう、クリさんたら……
小クリ:いや〜、ゴメンゴメン、あの日の朝は本当に、プププ……
アレフ:駄目だよこいつ
シーラ:正気に戻って下さい(ゴン☆)
小クリ:キュ〜
アレフ:なになに。メモによると、
シーラ:ガードナーさんは夜の内に海岸まできていたのです〜!
アレフ:どこに泊まったんだろうな〜シーラ
シーラ:どこでしょう、あっ、ここに書いてありますよ
アレフ:なになに、『ガードナーさんは夜、駅のベンチで寝ていた』〜〜?!
シーラ:まあ!凄い!
アレフ:クリは海岸線で寝てるしな
シーラ:2人とも、なんか凄いです
アレフ:で、朝、駅で出会った訳だ
小クリ:そうなんです〜
アレフ:んで、どうしたんだ?その後は
小クリ:2人で港まで逝きました〜
シーラ:ガードナーさんは(メモによると)スクーターで走ったんですね
アレフ:そんで、港についた訳だ
小クリ:港までは本当に速く着けました〜
アレフ:あ〜、お前、無茶な事を頼んだんだろ〜
シーラ:本当ね、メモにも書いてある
小クリ:私はただ、スクーターの後ろを走っただけです〜
アレフ:危ない奴〜
シーラ:怪我はありませんか?
小クリ:ガードナ−さん、あの時は、どうも有難うございます〜
アレフ:港についてから船に乗ったんだな〜
シーラ:自転車を解体して乗せたそうですね
小クリ:そう、それが思わぬ悲劇を生むとは……
アレフ:そんじゃ〜、それは次回にするか

シーラ:次回予告
アレフ:クリとガードナーを乗せた船はいったいどこへ向かうのか?クリ達に明日はあるのか?
小クリ:おいおい…アレフ〜何盛り上がってるんだ〜(怒)
シーラ:ということで、次回『な!ない!』をよろしくね〜
シーラ:次回「???」

第10話『な!ない!』

アレフ:久々に登場だな〜シーラ
シーラ:ほんとに、久しぶりねアレフ君
アレフ:さーて、今夜も張り切っていきますか〜
小クリ:張り切るってか〜
シーラ:クリさん、変なオーラが出てますよ
アレフ:な〜に〜!オーラだと〜、じゃ〜オレも〜
シーラ:ちょ、ちょっとアレフ君?、暴走し過ぎじゃない?
アレフ:お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
小クリ:ついに狂ったか…
シーラ:ついにですね…
アレフ:うわ〜〜〜〜〜〜!(このままじゃ、俺ってただのバカ?)
小クリ:…(すでにオイラと同類でないのか?)
シーラ:…(そうかもしれないわね)
アレフ:…(やっぱりそうなのか〜)
シーラ:ところでクリさん?何がなかったのかな〜♪
小クリ:やっぱり聞くのね
アレフ:聞かないとこの話終わらんやろが〜!
小クリ:そうか……
シーラ:そんなに深刻な問題なの?
アレフ:こいつに『深刻な問題』が起こるわけがないじゃん、あって精々大ボケってのが関の山だぜ〜
小クリ:痛いところズバリとついてくるやないけ〜
シーラ:クリさん、ほんとうにそうなの?
小クリ:あまりに、的を得ていて……
アレフ:反論の余地無しってところだな〜(にやり)
シーラ:で、どうなされたんですか?(容赦無し)
小クリ:え〜い、前の港に自転車の前輪置き忘れていったんだよ〜!!!
アレフ:・・・?
シーラ:・・・!
小クリ:(*..* )
シーラ:タイヤのない自転車って…
アレフ:走れるわけないじゃんか〜
小クリ:走れないよ〜
アレフ:今治〜伯方島間って船で1時間はかかるんだろ〜
シーラ:クリさん、タイヤがないって気がついたのいつなんですか?
小クリ:伯方島の港についてからだよ
アレフ:こいつは……(本物だ)
シーラ:(かなり重傷ね)
小クリ:(おまえらな〜)
シーラ:ところで、伯方島にはどんな目的で?
小クリ:ガードナーさんと閣下の家を訪問するためなのだ〜
シーラ:閣下?
アレフ:デーモンか?(コテコテやな)
小クリ:閣下は港に出迎えにきてくれていました(感謝感謝)
アレフ:閣下っていうのは一体誰だ〜〜〜〜!
シーラ:どんなお方なんですか?
小クリ:寡黙なお方だった
アレフ:お前みたいにベンラベンラ喋るやつはそうはいないぞ
シーラ:(アレフ君も負けていないと思うけれど…)
小クリ:以前はおいらも寡黙な人間だったんだけど…
アレフ:う〜そ〜だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
シーラ:ところで、閣下ってどなた?
小クリ:これは次回に持ち越しだな
アレフ:また逃げるのか…
シーラ:(出張だから仕方ありませんよ)
アレフ:(こんどは南極か?)

シーラ:次回予告
アレフ:伯方島にすむ閣下とは!?
小クリ:次回『閣下と遊ぼう』
アレフ:こう御期待(?)
シーラ:クリさん、出張はいつまでですか?
小クリ:会社に聞いてくれ〜
アレフ:また、原稿がおくれるかも〜
シーラ:このお話は脚色30%でお送りいたしました。
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