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DJアレフに聞け!出張版・ちいさなクリ編

第1話〜第6.5話 第7話 第8話 第9話以降

第7話「数字に悩むクリ」

シーラ:お帰りなさいクリさん
小クリ:…………。
アレフ:おいおい、また無言モードか?
小クリ:…………。
シーラ:計算してますね
アレフ:どういう計算してんだろ……
シーラ:さあ……じゃましたら悪いから後で聞いてみましょう
小クリ:……うお〜計算があわん〜〜〜〜〜!ドガシャ〜ン!!(卓袱台返し!)
    ん?シーラ?ここはスタジオじゃないか〜
    あれまあ時を忘れていたぞなもし(古)
アレフ:オイ俺様を忘れていないか
小クリ:あ〜オハヨ。
アレフ:オハヨってお前、本家ドガシャ〜ン!!
シーラ:まあまあ、アレフ君も落ち着いてったら、
    クリさん何か計算をしていらしましたね
小クリ:ん?いいのいいのどうでもいいことなの(ホントは違うけど)
アレフ:どーれ、お兄さんが見てしんぜようかな。
(しばしお待ち下され只今二人がが小クリのレポートをのぞいております)
アレフ:???、???なんじゃ〜これ〜
シーラ:専門的な知識がないと見にくいですねこれ
小クリ:そうなんだよね〜(+)と(−)の意味が違う所があるからね〜
アレフ:ここは、何の意味だ?
小クリ:ああこれ?ここは圧縮
シーラ:これはなんですか?
小クリ:これはね〜19ミリの凸凹な形をした強度◯◯◯な……
アレフ:話が難しくなったから別の話しないか?
小クリ:そうですな〜私も頭痛いし(計算熱)
シーラ:旅の話とか〜
アレフ:そうだ、それ!それ!
小クリ:いいですぞな、どこから話そうかな〜シーラ、なにからが良い?
シーラ:とりあえず、はじめから
アレフ:そうとしか言いようがないな
(ちいさなクリはおもむろに地図を取り出した)
小クリ:え〜と、最初の日はね〜(31日の事)
アレフ:ほ〜ほ〜
小クリ:三重県の伊賀の里からスタートしたんだな
シーラ:クリさん?たしか〜名古屋の人でしたよね?
アレフ:ほ〜ほ〜
小クリ:うん、まあそうなんだけれど…ちょっとね〜
アレフ:ふんふん
シーラ:ちょっと?
小クリ:30日の夜にね〜、歴史に残るような事件が起こったじゃない
アレフ:ふむふむ
シーラ:そ、そうね〜クリさん結構荒れてたものね〜あの晩
小クリ:ちょっとね〜、あの晩本当は電車を上手い事利用して亀山(三重県)まで
    行こうとしてたのね、でもあの事実を知ってしまったもんで……
アレフ:なるほど〜
シーラ:それで、めげてたのね
小クリ:わかってくれてありがとう
アレフ:そうかそうか
シーラ:アレフさん?
小クリ:おい、アレフ!
アレフ:それはよかったじゃないか〜
(実はレフは居眠りをしていてこの適当なあいのては録音されていたものだった)
男版シーラ:おい!アレフ〜人の話聞けってんだよ〜(ドガ☆)
闇のクリ:おいシーラ、こいつたたんじまうか?
男版シーラ:おお!クリそっち持て!
闇のクリ:あいよ〜
アレフ:ふわ〜(やっと目をさます)なんだなんだ?二人とも変だぞ〜
二人:オメ−が悪い!(パ〜ンチ)
アレフ:ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
(元に戻る二人)
シーラ:さてと、クリさんどこまでいきましたっけ?
小クリ:出発点が違う事も言い訳の部分
シーラ:そうね、それでどうしてなんですか?
小クリ:実は…車に乗って〜その〜ちょこ〜と楽をね〜
アレフ:なんじゃそりゃ〜、お前なに楽しとんねん(ドガシャ〜ン)
小クリ:やっと、突っ込んできたな〜
シーラ:そうです!アレフさんも楽しちゃいけませんよ〜
アレフ:あいあいわーたわーた(訳:はいはい、わかったわかった)
小クリ:お前、なに投げやりなんだよ〜
シーラ:私の拳そんなに欲しいの?アレフ君?(ポキポキ)
アレフ:そんなもんいら〜ん、でお前30日の夜から31日の朝までどこに居たの
シーラ:そうです、そうです、あの日は雨が少し降っていたし
小クリ:ず〜っと車の中に居たんでありますね〜
シーラ:車の中で寝たんですか?
小クリ:そう車の中で寝たんだよ〜、こうゆう時ワゴン車は便利だわ
アレフ:車って事は乗り捨てか? 
小クリ:そんな事する訳が、ちゃんと運転手雇っといた
アレフ:雇った〜?
小クリ:うん!
シーラ:うん!って一体どんな人に頼んだんですか?
小クリ:え〜とね〜、夜遅くまでゲームやって人
アレフ:ひょっとして……
シーラ:まさか……たき火さん?
小クリ:ま、まさか〜、あいつは高校3年生だよ、頼んだのは家のおやじ様だよ〜
アレフ:な〜んだ
シーラ:お父様だったのね〜
小クリ:『便利なものは使うに限る』っていうのが家の風習だから
(しかも、伊賀の里はあの人若い頃よくきてた所らしいから)
(でも、憶えていた道と今の道では少し違うらしくて……)
(あの後、あの人無事に帰れたのかいな?確認とってないから)
(でも迷ってても迷ったなんて言わないか普通は→独り言終わり)
アレフ:確かに便利だわ
シーラ:そうですね〜
小クリ:んでもって、朝になるまで仮眠をとって……
アレフ:そんで、朝なった
小クリ:朝、自転車を車からだして荷物を取り付けて……
シーラ:出発したんですね〜
小クリ:そう、さっそうと朝の国道25号線(バイパスではない方を)走り始めた訳ですが
シーラ:が?
アレフ:なんだお前、早速トラブルか?
小クリ:だって道が……
シーラ:(地図を見て)そうね〜この辺りアップダウンありそうですね〜
アレフ:(地図を見て)???わけわからんぞ?
小クリ:アレフ〜地図も読めんか〜?ほれ、ここに線が有るだろ
アレフ:ふんふん
シーラ:この線の間隔が通る道に対して狭い間隔で交差していると急な坂が多いのよ
アレフ:ふ〜ん
小クリ:なんとか納得したみたいだな〜
シーラ:そうね
アレフ:ってことは、ここの坂のせいでお前なかなか先にすすめなかったってことか?
小クリ:御名答!
シーラ:つかれたでしょう?
小クリ:それはもう!走り出して1時間でもう足がゆうこときかないもの〜
アレフ:情けね〜やつ〜
小クリ:いっぺんお前もやっみるか?フル装備で山登り
シーラ:そういえば、クリさん結構荷物積んでましたね〜
小クリ:5日分の荷物だからね〜でもあれ以上日程が伸びても
    あの荷物が有れば1ヶ月の旅にも耐えられるんじゃないかな〜
アレフ:持ってきすぎっつう事はないのか?
小クリ:いやあれで必要最小で最大の用意だったはずだな〜
シーラ:テントとかシュラフとかが重いんですよね〜
小クリ:そうそう、高いの買えば軽いんだけれどね〜(あわせて1キロくらい)
    まあ、ヒマラヤ登るわけでもないし〜と思って手ごろな値段のものを
    かってったもんでね〜
アレフ:お前、あまり金もってないもんな〜(はははは)
小クリ:いいの!そのことは!
シーラ:あの〜それで上り道が終わったのはいつなんですか?
小クリ:ああ、このダムの辺りかな(二人に写真を見せる)
アレフ:すっげ〜下り坂
シーラ:物凄くクネクネした道ですね〜
小クリ:そりゃ〜山間部だものしょうがないさ、道路だって縦断勾配とか
    経済性のある施行をしなくちゃならないんだから(云々カンヌン)
シーラ:まあまあ、クリさん興奮しないで(あまり難しいことをいわないで)
アレフ:お前、普段の生活から離れるために旅にでたんだろ〜?
小クリ:まあそうなんだけどね、せっかく先人の作ったものがあるんだから
    学んでかないとね〜勿体無いじゃん
シーラ:クリさん、すっかり土木屋さんになっちゃったわけですね〜
小クリ:いやいや、まだまだ私の力は全然ヒヨッコですがナ
アレフ:まあいいや、そこに突っ込むとページ長くなりそうだから
(ホントここに突っ込まれると教科書引っぱりだして授業しちゃうよ、私)
シーラ:それで、このダムからは楽だったんですか?
アレフ:そりゃ〜下りだもんな〜飛ばしたんばろ〜クリ〜
小クリ:うん、かなりといっても荷物が重いからコーナーでかなり減速しないと
    はみだしそうになって恐かったな〜
アレフ:ひょっとしてお前、何キロだしてた?
小クリ:ああこの写真みてよ
シーラ:ぶ、ぶれてるみたいですけどこの写真は!
小クリ:そう、この写真は下り坂での自転車からの視点
アレフ:お前、なんだこの速度は!
シーラ:しかも、写真とってるって事は片手?
小クリ:その通り!これで48キロでてるかな?
アレフ:それで、ぶれてるのかこれは
小クリ:そう、このくらいの速度だと結構風が強くてね、片手だとつらいんだ
シーラ:また、なんでクリさんはこの写真を撮ったんですか?
小クリ:ははははははは、なんででしょう?
アレフ:なんだ〜!意味もなく撮ったんか〜
小クリ:あたり〜
シーラ:(少し呆れ顔で)その後何キロだしたんですか?
小クリ:お巡りさんに叱られるから言わないよ〜だ
アレフ:お前、変わり者?
小クリ:うん!
シーラ:それなら、あっという間に天理市についたんじゃありませんか?
小クリ:そうだね〜下り始めたら早かったよ〜、でも天理についてから
    一度、自分のいる場所を見失って戸惑ったかな?
アレフ:そりゃお前、はじめてくる街だろ迷うに決まってる
シーラ:そうですよ
小クリ:いんやちがう、地図見間違えたの〜
アレフ:阿呆!
シーラ:アレフ君!いくらあっててもそんなこと言っちゃダメよ〜
小クリ:あの〜シーラ?フォローになってないんだけれど……
シーラ:あれ?
アレフ:いい、シーラこいつはホントのバカだから
小クリ:いい、私にはこれ以上落ちる所がないから
シーラ:それで、道がわかったのはどこなんですか?
小クリ:三輪大社っていうところほれ、この写真
シーラ:なんですか?この丸いもの?
アレフ:おいクリ、これって真下から撮ったんか?
小クリ:そうだよ〜、ついでにこれが800メートル下がって撮ったやつ
シーラ:おっき〜い
アレフ:ほんとでかいな〜、これ大仏でも下くぐれるんじゃないか?
小クリ:ほんと、これみたときはもう驚いたよ
シーラ:クリさんこの場所ってクロスさんの住む街のすぐ隣じゃないですか?
アレフ:そうだ、お前結構勘がいいじゃんか
小クリ:そうかもしれない、でも今回の幸運の源はこの磁石
シーラ:なんですか〜その変なものは?
アレフ:おお!これはへんな物だな〜
小クリ:どことなく、凄いやつに似てるでしょ〜
アレフ:形だけな〜
シーラ:丸いですね〜
小クリ:まあそう言いなさんな二人とも、これに私は何回救われたか
アレフ:そんで、桜井に着いたのは何時だ? 
小クリ:12時半位
シーラ:約束の時間は?
小クリ:クロス殿が学校から帰ってくる2時半頃かな
アレフ:それまで、お前なにしてた〜!(ナンパか?)
シーラ:そうですね〜クリさん何をなさってたんですか?
小クリ:1時間位ずーと駅前の銀行の前にあるバス停で人々の観察
アレフ:…………
シーラ:…………
小クリ:おいおい、二人ともなに固まってるの?
アレフ:オメ〜ホントに変わり者だな〜!
シーラ:観察の結果はどうだったんっですか?
アレフ:シーラ〜そんな結果きいてどうするんだ〜
小クリ:まあいいじゃない、そんな結果聞いてもなんにもならないって
(反社会的な考察をついしてしまったため公表できないのが本当の答え)
シーラ:でも、人々の様子はどうでした?
小クリ:ああそれなら、駅から少し離れた所の話をしようかな
アレフ:なんだクリまだほかにもあるのか
小クリ:うん、ちょことその辺を散歩したんでね〜
シーラ:それで、誰かにあったんですか?
小クリ:うん、ある神社で以前名古屋に住んでいた人にね
アレフ:知り合いか?
小クリ:ぜんぜん、知らない人
シーラ:全然知らない人とお話をしたんですか!
アレフ:なぜゆえにかな?クリ!
小クリ:旅に出るとけっこうやるんだな知らない人と話すこと
アレフ:でもそれっきりなんだろ、その人と別れたら
シーラ:そうですね〜もう二度と出会わないかも知れないんですよね
小クリ:そういう、関係って面白くない?
シーラ:私にはちょっと〜
アレフ:俺は、女の子なら大歓迎!ついでに住所まで聞いちゃう
小クリ:アレフ〜お前な〜
シーラ:それで、その人と別れてからクロスさんに電話をしたんですね
小クリ:そうそう、2回目の電話だったかなクロス殿の声が聞けたのは
アレフ:その後、があの6.5話に続くんだな〜
小クリ:そのはずだな〜、でもこれ長くなったな〜
シーラ:そうですね〜ここで次回予告しましょうか?
アレフ:そうしくれ、これの編集も大変だろうから
シーラ:次回予告
小クリ:次回はクロス殿と別れた後からガードナーさんとLost element閣下に
    出会う所まで書きましょうかね〜
アレフ:お前、結構ドタバタ道中だったんだよな〜
小クリ:それは次回以降のお楽しみ
シーラ:次回「???」
アレフ:そういえば、愛媛の2人とクロスは面識あるんだな
シーラ:では、次回はクロス君にちょっとだけゲスト出演してもらいましょう
アレフ:ちょっとだけだぞ


第8話「転げ回るクリ」

アレフ:というわけで、クロスに来てもらった〜
浅桐 :僕と分かれた後を話すって言ってましたけど、
    僕と会って何をしたか気になる人もいるかもしれないんで
シーラ:で、何してたんですか?
浅桐 :桜井駅で2時間立ち話
シーラ:……
アレフ:さ〜て、クリ〜、本題に入るぞ〜
小クリ:おうっ!
アレフ:そんでお前その後どうしたんだ?
小クリ:走ったさ〜もっちろん!
シーラ:でも、辺りは暗くなってきたんじゃ?
小クリ:勿論、あっという間に日が落ちて辺りは真っ暗
アレフ:そんでその後お前は何処まで行ったんだ?
シーラ:そうですね〜クリさんあの日は何処まで行ったんですか?
小クリ:えーとね〜四国入りした〜
アレフ:!
シーラ:!!
小クリ:ん?何をそんなに驚いた顔をしてるの?
アレフ:この地図を見ると大雑把にに見ても70キロは在るぞ!
シーラ:そうですよ、それよりクリさん何処で寝たんですか?
小クリ:ああ〜誤解のないように途中経過を説明しとかないとね
アレフ:そうだそうだ
小クリ:昼まで疲れきっていた私があの後そんなに走れる訳がないと言うんでしょ?
シーラ:そうですよ、クリさんの体力ってそこまでないはずですよ〜
小クリ:そうなんだよね〜体力ないよな〜私って……
アレフ:そんで、種明かしはなんだ?
小クリ:あの後ね〜3時間かけて5篠という街に行ったんだよ〜
シーラ:桜井から30キロくらいのところですね〜
アレフ:1時間に10キロか〜サボってたんじゃねーか?
小クリ:そ、そんな〜さぼるって酷いこというな〜アレフ〜
シーラ:ではどうしてそんなにペースダウンをしたんですか?
小クリ:渋滞だよ渋滞!ラッシュっていうやつね
アレフ:渋滞?自転車には関係ないだろうが!
シーラ:そうですよ〜
小クリ:だ〜か〜ら〜関係在るんだって!!!
アレフ:どうしてだよ〜
小クリ:自転車の最大の敵ってわかるか?
シーラ:クリさんがいつも気にしてることっていうと……
アレフ:空気抵抗か?
小クリ:正解だよ、解ってるんじゃないか〜
アレフ:ん?お前また車の後ろにくっついて走っとったんか〜!
小クリ:だってさ〜あの時ですでに足がうごかなくなってたもんでね〜
シーラ:あの〜クリさん?
小クリ:なに?シーラ
シーラ:疲れた時点でその日の行動を中断するって事は思い浮かばなかったんですか?
小クリ:ははは〜全く無し!
アレフ:おやおや、やっぱりお前かわってるわ
シーラ:……、それでクリさん五篠についてからどうしたんですか?
アレフ:そうだ、どうしたんだよ
小クリ:電車に乗ったよ
シーラ:和歌山までですか?
小クリ:そうあれ以上は走れないと思ったからね
アレフ:電車の中では何をしてたんだ?
シーラ:夕御飯まだ食べてなかたんですよね
小クリ:そうそう、桜井から五篠までくるあいだに立ち寄った五件のコンビニのごはんやおかずを……
アレフ:電車のなかで食ったんかい!
シーラ:クリさんてそんなにワイルドでしたっけ?
小クリ:普段はやらないよな〜あんな事は
シーラ:お行儀悪いですよね
アレフ:それよかお前何件コンビニ寄っとんねん!
小クリ:いやね、道を聞こうと思ってはいるとそこに上手そうな物があるからだよ
アレフ:お前にはあきれた……
シーラ:それで、電車が和歌山駅に着きました、そのときクリさんは?
小クリ:爆睡してました〜
アレフ:あのな〜
小クリ:そうそう、あの駅で人に助けてもらったんだ〜
シーラ:どうしたんですか?
小クリ:いやはや、あの駅階段が結構きついのね
アレフ:荷物が重くて登れんかったんか?
小クリ:そう、だから1個づつ運ぼうとしていたら近くにいたおばちゃんが手伝ってくれたんです。
シーラ:いい方ですね〜
アレフ:でもお前のメモを見るとまだ続きがあるな、ちょと見せろ!(ぱしっ)
小クリ:あ〜読むな〜!
アレフ:なになに、そこの階段間違った方に上がったって〜
シーラ:(ぷーくくく……・)
小クリ:あう〜秘密にしとこうと……
アレフ:お前らしいな
シーラ:そうですね〜
小クリ:そのあと、自転車を組み立てて港まで走って行ったんだ
シーラ:10時すぎですよね〜
アレフ:え〜メモによると駅前から港までタクシーを使えと勧められたのにも
    かかわらづ自転車にて港を目指した、となっている
シーラ:クリさん、走ってばっかりですね
小クリ:いいの!タクシー代浮いたんだから、港まで30分もかからなかったし
アレフ:それでお前は何事もなく港についたのか?
シーラ:メモにはなんて書いてあるの?
アレフ:あ〜なになに、ミニ竹やりマフラーのシーマに追い掛けられる〜?!
シーラ:クリさんて……
小クリ:はいはい、確かに追い掛けられましたよ〜っだ!
アレフ:お前なぁ……こんどは何をした〜
小クリ:何をしたってこっちが聞きたいさ〜
シーラ:それでどうなったんですか?
小クリ:……勝った……
アレフ:勝ったってお前!!
闇クリ:勘違いすんな、こぶしは使っとらん
シーラ:ではなにで?
闇クリ:うっとおしいんで赤信号で交差点突っ込んだ
アレフ:お前は阿呆か〜〜〜〜〜〜!
シーラ:死んじゃいますよ〜!
闇クリ:あれくらい出来なくて旅人の自転車追い掛けまわすなっつーの!
アレフ:(いつの間にか闇クリに、シーラこの話題はまずいぞ)
闇クリ:なにごそごそ内緒話ししてるんだ!
シーラ:ん?ん〜んな、なんでもないわ〜
アレフ:そうだ〜クリ〜港はどうだった?
シーラ:船あったんですか?
小クリ:港は潮風が気持よかったぞ〜
シーラ:(よかった〜戻ったわ)
小クリ:でもあいにく着いた時にはその日の運行予定が終了していたっけ
アレフ:でどうしたんだ?
小クリ:次のが来るまで待ったよ〜
シーラ:でもさっき運行予定が終了って言っていませんでした?
小クリ:次の日の最初の便が2時間後に出発になっていたからね〜
アレフ:それって……
シーラ:24時間運行って言うんじゃ〜
小クリ:当たり〜!
アレフ:なになに、メモによると船の中で居眠りしたと書いてあるな〜
シーラ:それはしょうがないのでは?
小クリ:結構疲れていたからね〜
アレフ:また、メモによると港に着く15分前に目が覚めたとも書いてある
シーラ:クリさんて寝起きよかったかな?
小クリ:シーラ、知っている癖に〜
アレフ:おいクリ!お前何をしたんだ!
小クリ:いやいや、こっちの事気にしない気にしない
アレフ:シーラお前!
シーラ:いえ、アレフ君そんなんじゃなくて……『闇……(ポッ)』
(シーラは別次元で行われている例の事を思い出して赤面している)
アレフ:その闇ってなんだ〜〜〜!
小クリ:まあ、それは忘れなさいパ〜ンチ☆
アレフ:ぐわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
シーラ:忘れて下さいキ〜ック☆
アレフ:ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
小クリ:そんでねシーラ
シーラ:四国の港にに着いたんですね〜
小クリ:そうそう、港に着いてベンチでまた寝たんだ〜
シーラ:…………(よく寝る人)
小クリ:日が昇までにまだまだ時間があったし〜外寒かったから〜
シーラ:朝が来るのを待った訳ですね
小クリ:清清しい朝だった〜
シーラ:お土産店のおねーさんが綺麗だったとか?
小クリ:……なぜわかったの?
シーラ:だってこのメモに書いてあるんですもの
アレフ:なに〜!綺麗なおね−さんは何処だ〜!
小クリ:気絶して復帰第一声がこれかよ〜
シーラ:最低
アレフ:シーラ〜〜〜〜〜!俺はお前だけだ〜〜〜〜〜!
シーラ:さて、クリさんお土産を買った後はどうしたんですか?
アレフ:シーラ〜〜〜〜〜!
小クリ:お土産を買った後はね〜
シーラ:後は?
アレフ:シーラ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
小クリ:ずーっと走りつづける事になるのだ〜
シーラ:何キロぐらいですか?
アレフ:シーラ〜〜<小クリ:アレフやかましい!バキッ☆>〜〜あう〜〜!
小クリ:えーと、あの日は120キロはいったかな〜
シーラ:な!なんて長い道のり!(このままではページがどんなにあっても足りないわ)
小クリ:シーラ?今なんか言った?
シーラ:いえ〜何も〜っでクリさん11月1日の大きな出来事は?
アレフ:そ〜だ、手短に話せ〜!
闇クリ:アレフ!もっぺん死ぬか?
小クリ:そーだね〜午前中は本当に平和だったしね〜午後は……
シーラ:午後は?
アレフ:どうせ、◯◯が痛くて進めなかったとか言うんだろ〜
小クリ:アレフ、よくわかったな〜
シーラ:なんですか?その◯◯って?
小クリ:いいのいいのシーラは知らなくても
アレフ:そ〜だ、クリ〜この写真は何処だ?
小クリ:ああ、この工事現場ね〜池田という街の近くの山岳地帯でやっていた工事だよ
シーラ:橋の工事のようですね〜
アレフ:もうすぐ完成みたいだな〜
小クリ:もうすぐみたいだったね〜これであの辺りも、もっと交通の便がよくなるんだろうね
アレフ:なあ〜クリ、この日のお前の食事ってなんだ?
シーラ:そうですね〜何を食べたのですか?
小クリ:…………
シーラ:そうだ、このメモによると……!
アレフ:なんだ〜このメニューは!
小クリ:いいやんか!
シーラ:それにしてもクリさんコンビニ弁当とカップラーメンだけではないですか
アレフ:カップラーメンはあのバーナーでお湯沸かして作ったんだろ〜
小クリ:いいやんか〜別に〜
シーラ:穀物類は確保してますけど……
アレフ:野菜食ってねーなお前
シーラ:それでクリさんその日は何処で寝たんですか?
アレフ:また、ベンチか?
小クリ:その日は、ビジネスホテルに泊まった……
シーラ:何処のですか?
小クリ:西条駅のすぐ横にあったホテルだ
アレフ:またなんでそんな遠くまで〜
シーラ:そうですね〜旅の予定だとそこに行くのは次の日のはずでは……
小クリ:なかったの!
アレフ:なにが?
シーラ:もしかして〜その日本当は野宿する予定だったとか?
小クリ:そう……
アレフ:つまり、お前はテントを張る場所を探して夜遅くまで彷徨ってた訳か〜
シーラ:(運の悪い人……)
小クリ:そう、その通りですよ〜っだ、安心して張れる所がなかったんだよ
アレフ:あるじゃん公園とか河原とかどこにでも
シーラ:ひょっとして警備の人とか私有地とか……
小クリ:そうさ、駅で寝る事も考えていたさ、でもいくら無人駅でも無断では使えないんだよ〜
アレフ:この本の事を言っているんだな〜
シーラ:意外に律儀なのね〜
小クリ:意外ってのはないんじゃない
アレフ:まあいいや、とりあえずお前はそこで寝たんだな
小クリ:そうゆうことですわ
シーラ:これで11月1日の行動が終わるんですね〜
アレフ:あと3日もあるぞ〜
小クリ:そうなんだよね〜長くなったからシーラ次回予告して頂戴な
シーラ:ええ、いいわよ
シーラ:次回予告
小クリ:本当はガードナーさんとLost element閣下に出会う所までの予定だったけれど
アレフ:長くなっちまったんで今回はここで切る事にしたんだよな〜
シーラ:で次の題名は?
小クリ:次はね〜『砂浜の怪人?!』にしとこう
アレフ:次回『砂浜の変人!!』
小クリ:…………(まあいいさホントの事だし)

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